はじめに
武漢ウィルスの影響で欠航が続いていた旅程ですが、5ヶ月ぶりに8月の中標津行きは運航が決まりました。ちなみにこの中標津行きは7月までは欠航していて9月も欠航なので、8月だけの運航となります。
旅程
1日目
羽田空港までどうやって行くか
普段であれば旅の起点は羽田空港なので、羽田空港に行くまでは特に話題性はないです。私はよく使うのは京急線です。稀にモノレールもありますが、京急線のほうが乗り換え回数が少ないからです。
しかしながら、今は支那を除く全世界で武漢ウィルスの犠牲者が大量発生しています。私も旅行するにあたってスーパースプレッダーになるのだけは防がなければなりません。先日、「羽田空港に公共交通機関を使わずにアプローチする方法」を検討し、実践しました。
結論としては「無理なのでマスクなどで感染者をなるべく作らないように気をつけながら京急線を使う」に達しました。無難
電車に乗るのも5ヶ月ぶりだあ
人の少ない羽田空港
搭乗するのは1215発のANA377便ですが、せっかくなのでANAのラウンジを見ておきたくて早めに羽田空港に来ました。しかし、土曜日の早くもない時間だというのに閑散としてます。保安検査場前の人通りが絶えないはずの動く歩道も、長時間通行客がいなかったのか止まってました。航空会社は武漢ウィルスの影響で経営が危なくなっていて緊急の融資を受けているという話は聞きますが、空港会社もよろしくないのでは・・・
初めて入るANAラウンジ
今回、ANAラウンジは初めて利用することになります。今年から始めた修行でプレミアムクラスは利用していたのですが、早朝の石垣便だったので利用する余裕がなかったです。
しかし、このラウンジも武漢ウィルスの影響を受けてまして、サービスの大幅な縮小がされていました。入るときも手指のアルコール消毒を求められました。私は皮膚が薄いので消毒すると皮膚に穴が空くんだけどなあ。
ともあれ、ラウンジでお茶を1杯いただきます。初めての利用ともあって勝手がわからなかったのですが、ファミレスのドリンクバーみたいだった。(他に例えるものがないんかい)次はもう少し余裕を持って選ぼう。
ここでカメラとスマホの接続を確認しました。私のEOS 70Dは青歯接続はなくてWifiだけなんですけど、自宅だとカメラもスマホも自宅ネットワークのアクセスポイントを優先しちゃうのでよくわからないんですよね。ちょっと旧い型だけど一眼レフを整備する私、上流階級っぽい(?)。
そして、出発間際になってシズエさんから指摘された用事をこなすことにしました。出かける直前に「今日は9時から虫取り大会ですよ」って・・・。ANAラウンジでおもむろにSwitchを出してあつ森をする私、とても上流階級っぽくはないですね・・・はい。
ここで、三脚は持ってきたけど雲台を忘れたことに気が付きました。三脚はお荷物が決定しました。実はこのパターンの忘れ物は今回が初めてではないです。ちょっとなにか対策しよう。
30分前から開始の6分割搭乗
保安検査場でもらった控えの搭乗グループは4でした。武漢ウィルス前は2だったのに2段階も遅くなりました。まあ、早めに乗ってもあまりいいことはないのでこれは別にいいです。
グループ1から6までの内訳は以下のような感じです。
飛行機の前では頑張って間を開けていますが、飛行機内ではちょっと無理な感じですね。2mはおろか、1mもあけるのは困難です。そういう事もあってマスクが必須なんでしょうね。搭乗時間が長くなってる上に機内の清掃も手間を掛けないといけないはずなので、工期のダイヤ改正では駐機時間を長くしないとミスも増えそうな気がします。詰め込み第一主義のLCCは損益がきついだろうなあ。
ANA377便での昼食
今回の旅もプレミアムポイントを稼ぐためにプレミアムクラスの利用だったので機内食が出ます。今回は昼便なので昼食メニューですね。前回まで利用の石垣航路では往路は早朝で復路は昼過ぎだったので昼食メニューは初めてとなります。
飲み物はこのあと運転するのでお茶です。
美味しいのですが、北海道は1時間半で到着するのでやや忙しい。
気がつけば中標津の防風林が見えてきました。この光景がもう北海道ですね。
こういう広大な矩形の農地は本州ではちょっと見られないです。
中標津空港の利用は初めてですが、1基ながらもボーディングブリッジがありました。何故か木造でした。ローカル駅の跨線橋かい。見た目だけ木造なのかな?でもこの構造は・・・
レンタカーでどこに向かおうか
中標津空港で予約していたレンタカーを調達します。トヨタレンタカーでアクアを借りました。割引があって北海道のハイシーズンなのに本州より安い。これは武漢ウィルスの影響かな?
空港でレンタカーを借りるときは空港内のカウンターを利用するのがいいです。店舗まで送迎してくれます。たとえ店舗が見えていても空港カウンターで受付して店舗に送迎してもらうのがいいです。以前、近いから直接行ったら普段と違う手順でお店の人が大混乱してました。その節は本当にすみません。
とはいえ、予定にあった行動はここまでです。実はこの旅は大阪の友人と行く予定でその友人がいったことないということで納沙布岬に行く予定でした。しかし、武漢ウィルスやら色々で友人は来ることができず、私一人だけに。
私は納沙布岬は行った事があるのでどうしたものだか。
納沙布岬は遠いんですよね。
最寄りのセイコマでカツゲンを仕入れてGoogle Mapと相談します。
現在時刻14:40。今日の日没18:13。人間が多くなさそうなところ。
ということで、日本最大の砂嘴、野付半島に行ってみることにしました。
野付半島
ナビに野付半島を検索で入れると、野付半島ネイチャーセンターがヒットしたのでとりあえずそこを目的地とします。
道中は北海道らしいなにもない道が続きます。
ネイチャーセンターにたどり着くと、まだ先に道はあるみたいなので、センターはスルーして先端を目指します。
進むと駐車場があり、道道950号起点の標識がありました。
どうやらここが先端らしい。しかし、特に先端っぽいものはなく未舗装路ながらも続く道がありました。「漁業関係者以外車両侵入禁止」とな。普通なら「立入禁止」とあるところをわざわざ「車両侵入禁止」としているってことは、徒歩で入るのは問題ないということですね。車を駐車場に止めて徒歩で先に進みます。
そこには野生動物しかいなかった。
エゾシカ
人間はいないのに鹿はいっぱいいました。
基本的にこっちを警戒してきます。私も警戒してます。
ヒョウモンチョウ(たぶん)
写真に撮れたのはこいつだけ
オジロワシ(おそらく)
電柱の上にいたので気が付かずに接近したら警告された。
所持してたズームレンズいっぱいで撮影(250mm)
トドワラ(かな)
あまりたくさんは見かけなかったのですが、場所が違うのかな?
定置網用の杭
水産施設はたくさんありました。
そのため電気・水道・電話が完備されています。
携帯電話だってバッチリです。鹿しかいないのに
泊湾側
先端へ向かう途中で撮影しているので南東方向
ネイチャーセンターからの北東方向なら国後島が見えるらしい
17:10終端に到着。
写真撮りながら1時間20分ですね。未舗装路なのでちょっと時間がかかる感じです。坂道はない平坦路ですけどね。
来たからには帰るしかないわけですが、現在17:20で、今日の日没は18:13です。
日没までに駐車場に戻れない・・・
街灯も当然ないので日が落ちれば暗闇は必死です。灯りは持ってきていない(キリッ
陽が傾いていき、気温も下がっていく
トドワラと夕日が美しい
が、もう間に合わないことが確実なのでそれどころじゃない
野付崎灯台にも明かりが灯ります
あんまり明るくないんだけど、LEDだったりするのかな?
18:25:駐車場到達
陽は落ちたけど、暗闇になる前で良かった。
暗くなり始めると鹿の方もこちらを発見しにくくなるのか、お互い気がついたら近距離でしたという場面が帰りは何度かありました。パニックになった鹿がこっちに向かってきたりとかしなくて本当に良かった。もう1時間ほど早く行動すべきですね。先端が思ったよりもだいぶ遠かったのも原因です。確認してからいけよと
ザンギ丼
北海道の旅では晩御飯に要注意です。北海道の夜は早い。19時に店じまいというのも珍しくないです。最後の砦のセイコマも24時間営業というわけではないですからね。また、北海道は町以外にはコンビニすらないです。
最寄りの町は標津なのでそこで晩御飯にします。
目についた食堂で頼んだザンギ丼がこれです。北海道といえば海鮮ですが、ちょっとそういう気分ではなかった。
カツ丼のカツをザンギに換えた感じです。想像では鳥からにタレがかかってる感じだったんですけどね。これはこれでとても美味しい。丼なのに丼でなく深皿に入れてあるのも想像と違う。こういう予想とちょっと違うものが出てくるのも旅の醍醐味ですねよ。
夜のドライブ
晩ごはん後は夜食をセイコマで調達して未踏地を踏みながら陸別を目指すことにします。
コースは国道244号で斜里、国道344号で美幌、国道240号で津別、道道27号で北見、十勝オホーツク自動車道で訓子府、道道50号で置戸、国道242号で陸別という感じです。
休憩をはさみつつ日が変わる頃に陸別に到着しました。
明日は寄り道しながら中標津に戻ることにします。
途中の道で撮影した星空 天気も良かったのでまさに満天
Canon EOS 70D
F2.8 8秒 24mm ISO6400
2日目
旧陸別駅
陸別町の道の駅で一晩を明かしました。
起きたらかなりの低層雲がかかっている。朝もやなのか、今日の天候なのか
寒いし、頭痛もします。寝違えたのか、風邪なのか、よくわからない。
寒いはずで、気温10度でした。東京では熱帯夜なのにここまでとは
鉄道好きとしては廃線は悲しい出来事ですが、時代に即したサービスを提供できないと生き残れないのも確かですよね。
中標津までの帰り道はナビによると阿寒と摩周に寄れそうな感じです。意外だったのは足寄には寄る必要がないって感じです。まあ足寄経由になると道のりが延びますからいいことなんですが・・・
阿寒湖
阿寒湖へは国道241号を利用しますが、道道143号でショートカットします。
しかし、ショートカットした道道143号はダートという・・・
北海道ではナビの推奨ルートでも普通にダートのことがあるんですよね。北海道限定でダートを除く設定がほしい・・・
今回は早朝なので遊歩道を散策してみましょう。
阿寒湖畔エコミュージアムセンターから最寄りのボッケ(温泉&有毒ガスの噴出孔)まで道が整備されています。
阿寒湖についた頃には天候も回復し絶景が広がっていました。
ボッケとはこのような噴出口のことです。この音が名前の由来ですね。
見た感じは別府の坊主地獄と同じです。
帰り道は「森のこみち」を経由して第一駐車場に戻ることにしましょう。
入り口はこのように整備されています。
すぐに普通の登山道並みになりました。このあたりは下草がシダ植物の健康的な感じです。途中の稲荷神社との分岐をすぎると笹薮が濃くなってきますが、踏み跡がなんとか見える感じで迷わないように気をつけながら進みます。
最後の駐車場手前の沢を渡る橋はちょっと朽ちてます。
こっち側はあまり利用者がいない模様
2kmの道のりを1時間ほど時間をかけてゆっくりめぐりました。
摩周温泉
国道241号を更に進んで摩周温泉へ
到着して思い出しました。ここも二度目ですね。
そしてさらに思い出したことが一つ。
ここ足湯だけで日帰り温泉が近くになかった。
道の駅でジェラートを食べました。桜餅味
加工されたお米の粒がいい食感になって美味しい。
写真はない。美味しかったですよ。本当です。
お昼のお寿司
国道243号、道道13号を進んで中標津に戻ってきました。ちょうどお昼なので昼ごはんを食べてから空港に戻ることにします。
北海道は回るお寿司でもネタが違うよ。との情報があったのでお昼はお寿司で
色々頼みましたが、鮭が一番美味しかったです。鮭もたくさん種類があったので鮭だけでも良かったかも。
ANA378便での帰路
帰りもB737-800でした。搭乗率は4~5割と行ったところ。
もう運転もないのでスパークリングワインをいただきながらサンドイッチを食べます。
食べ終わって微睡んでいたら房総半島上空でした。北海道は近いですよね。
お土産
お土産はこんなかんじです。
昆布はよくわからなかったけどネコ足というのが可愛かったから。
鹿は他にカレー味と醤油味がありました。
じゃがいも焼酎は飲んだことがないので、ノーマル・樽・原酒のセットを買ってみました。原酒の瓶にしようかと思ったけど、味がよくわからなかったのと高かったのでセットにしてみました。
費用
- 交通費
- 全日空 57,180円
- レンタカー 10,120円
- ガソリン 1,593円(12.85L、424km)
- 食費
- 1日目夜 1,100円
- 2日目昼 2,849円
- その他 1,331円
- その他
- お土産 3,083円
計 77,256円
新たに追加された訪問地
- 北海道
- 網走郡
- 津別町
- 常呂郡
- 訓子府町
- 置戸町
- 足寄郡
- 陸別町
さいごに
支那人が武漢ウィルスを蔓延させた後での初めての長距離旅行となりました。北海道は涼しくご飯も美味しいのでいい気分転換になりました。しかし、空港を中心に武漢ウィルスの影響は果てしなく、暗い影を落とし続けていました。観光業に少しだけ貢献してきましたが、観光業というサービスやそれに関係するサービスは致命的なダメージは避けられないでしょう。このようなことをたった一カ国が行えたことに恐怖を感じざるを得ません。支那でもアメリカでもロシアでも一強という状態を作り上げてしまっては駄目だということですね。さて、来月は宮古島の予定ですが、これまた武漢ウィルスの影響で行けるかどうかは不透明です。世界が支那の犯罪行為に打ち勝てますように。