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2024-05-03

中華民国旅行

はじめに

海外であるけど外国ではないところはどこか?
なぞなぞのようであるが、答えの一つとして中華民国があげられます。日本は中華人民共和国との条約で中華人民共和国との国交と引き換えに中華民国の国家承認ができなくなっています。ガッツリ内政干渉である。この脅迫に屈している国は日本だけでなく世界のほぼすべての国が同じとなっています。
日中戦争の勝利国である中華民国とは現在では有効な関係を築けています。そんな中華民国ですが、中華人民共和国とは紛争中です。中華民国から常任理事国を盗み取った中華人民共和国は独裁国家で、現在の独裁者は習近平です。既に老害になっている彼の理性がキレたら中華民国への旅行は難しくなってしまう。
そんな危機感を感じたので今のうちに行ってきます。

旅程

旅程(全体)

旅程(台北拡大)

1日目


2日目


お土産

お土産
お土産はお茶と白酒にしました。

費用

  • 交通費
    • エバー航空 成田空港↔桃園国際空港 71,820JPY
    • 桃園捷運
      • 機場第二航廈→台北車站 150TWD(=769JPY)
      • 台北車站→機場第二航廈 150TWD(=769JPY)
    • 台北捷運
      • 台北車站→士林 25TWD(=128JPY)
      • 士林→台大醫院 17TWD(=87JPY)
      • 中正紀念堂→國父紀念館 25TWD(=128JPY)
      • 台北101/世貿駅→東門 20TWD(=103JPY)
      • 東門→士林 30TWD(=154JPY)
      • 士林→淡水 40TWD(=205JPY)
      • 淡水→台北車站 50TWD(=256JPY)
      • 台北車站→松山 25TWD(=128JPY)
      • 松山→士林 30TWD(=154JPY)
      • 士林→台北車站 25TWD(=128JPY)
    • 中興客運
      • 捷運士林站→故宮博物院 15TWD(=77JPY)
    • 首都客運
      • 故宮博物院→捷運士林站 15TWD(=77JPY)
    • 欣欣客運
      • 台大医院站→捷運中正紀念堂站 7TWD(=36JPY)
    • 基隆客運
      • 松山車站→九份老街 85TWD(=436JPY)
      • 九份老街→松山車站 92TWD(=472JPY)
  • 宿泊費
    • 1日目~3日目 38,949JPY
  • 食費
    • 1日目夜 150TWD(=751JPY)
    • 2日目朝 50TWD(=256JPY)
    • 2日目昼 100TWD(=513JPY)
    • 2日目夜 200TWD(=1,026JPY)
    • 3日目朝 45TWD(=231JPY)
    • 3日目昼 110TWD(=564JPY)
    • 3日目夜 281TWD(=1,441JPY)
    • 4日目朝 200TWD(=1,026JPY)
    • その他 160TWD(=804JPY)
  • その他
    • 旅行保険 4,050JPY
    • 悠遊卡 100TWD(=513JPY)
    • 故宮博物院 350TWD(=1,733JPY)
    • お土産 1,605TWD(=7,983JPY)

計 135,767JPY

新たに追加された訪問国

  • 中華民国

さいごに

中華人民共和国と紛争中の中華民国に行ってきました。習近平が本気で侵攻を開始したら流石に防衛は難しいでしょう。もしかしたら香港のようになってしまって、このような光景を見れるのは最後かもしれない。
故宮博物院の見ごたえはすごかったです。白菜だけではなかったんですね。中華民国がソ連に敗退して台湾島に移動する際にこれほど多くの資料を保護できたのは本当に良かったです。
料理に関しては中華料理はどれも美味しかったです。辛さが激辛なのは難点でしたが非常に満足が行くものでした。
今回は九份老街まで足を伸ばす時間がありました。とにかく人が多かったそういう印象です。多分もう行かない。
エバー航空は初めて利用した航空会社ですが、行きの謎の給油作業以外は特に大きなトラブルもなく快適でした。また利用してもいいですね。台湾経由でヨーロッパとかも行けるんだろうか。

中華民国旅行 4日目

桃園捷運

4日目、今日が最終日で帰国します。
大阪の友人はBR130便なので桃園を13:35定刻となっています。宿を少し遅めにチェックアウトします。

台北車站
MRTで台北駅にきて空港行き急行MRTに乗り換えします。
桃園捷運の台北駅は地下がかなり深い。でも、空間の取り方が贅沢で地下とは思えないほどの開放感があります。

新北大橋
月台(プラットホーム)に降りて停車中の列車に空席を見つけたので乗車して桃園国際機場の第2ターミナルに向かいます。
行きは時間が遅くて夜になってしまって何も見えなかったのですが、昼で晴れたのでよく見えます。

明日城
桃園捷運周辺はデベロッパーが開発している途中のようで現代的で立体的な住宅地が建設されようとしています。利用者も増えるだろうし桃園捷運がやってるのかな。
それにしてもデザインが同じで団地感がありますね。

赤塗崎渓
比較的平坦な台湾西部でも起伏は激しいようで、台北市と桃園市の間は山になっています。
それでも山の上の方は切り開いて新しい都市が作られています。まだまだ発展しそうで羨ましい限りです。

桃園國際機場

くまモン・・・?
行きと同じく1時間ほどで桃園国際機場に到着しました。
空港でくまモンを見つけました。と思ったのですが、微妙にデザインが違う。親戚という感じです。
高雄熊ってキャラかな?

出発案内
出発案内で搭乗機の予定を確認したところ、定刻通りでゲートはC2のようですね。

小南門点心世界
時間があるので朝ご飯を食べにフードコートに来ました。
しかし、営業しているのが小南門くらいしかなかった。
椀は苦瓜のスープでした。風呂吹大根と思われるものは餡掛けのご飯でした。

第2ターミナル制限エリア
食事後はすぐに出国しました。
出国は自動ゲートだったので楽々の出国でした。

The Star

The Star 入口
友人を見送った後、私の乗る飛行機までまだ2時間位時間があるのでInvitationされたラウンジに行ってみます。
スターアライアンスで共通なのかな。名前もスターです。

The Star 内部
内部は普通のラウンジの感じかな。

The Star フードエリア
食事は中華料理がほとんどです。

The Star 小籠包
小籠包と角煮みたいなものを取ってきました。
小籠包は士林夜市の屋台で食べたものと大きさと形と味がよく似ている。もしかして、屋台のお店も工場で作られたものを調理して提供しているのかな。

BR196

C2番ゲート
14:45
搭乗開始時刻に近づいたのでゲートまでやってきました。

C2番ゲート前(上)
桃園国際機場のゲート前はゲートごとに異なる装飾が施されています。
C2ゲートはなんだかキッズスペースみたいなカラーリングです。
しかし、飛行機の待合所にしては狭い。

C2番ゲート前(下)
そう思っていたら、下の2階エリアには大きな待合スペースが確保されていました。
2階と3階をつなぐ階段が大きくないため気が付かない人も多いのかこっちはとても空いています。

B-17811
帰りに飛行機もB787-10になりました。

15:23
定刻で出発しました。
行きと違って給油作業をすることもなくRWY23Lからすぐに離陸しました。

機内食
離陸してすぐに機内食が提供されました。
牛肉と麦酒を頼みました。メイン以外は行きとほぼ同じ感じですね。

成田空港
19:30
定刻通りに成田空港のRWY16Lに着陸して38番スポットに到着しました。
テロリストの本拠地を迂回する長いタキシング中に税関申告がまだだったのを確認して急いでオンライン申請しました。
自動ゲートでさっくり入国して今回の旅は終わりです。

中華民国旅行 3日目

淡水

淡水駅
昨日で台北市内は一通り回っただろうということで3日目は台北郊外に足を伸ばすことにしました。
まずは士林からのMRTの終着点である淡水にやってきました。

淡水文化阿給
淡水は観光地なのですが、お店が開くのは昼頃と遅いようなので、朝ご飯を食べられるお店を探して時間を調整します。
友人の調べによると淡水の名物は阿給ということなので朝から阿給を提供してくれるお店を探しました。

阿給
出てきたのがこれでした。
辛さが無・小・中・特とあったので小辣を選んでみました。
阿給は油揚げに春雨を詰めたものです。それを魚介スープで煮てあります。ソースとしてかけられているものにも魚介の旨味がたっぷりです。しかし小辣はカレーの辛口くらい辛い。CoCo壱番屋のカレーで決して2辛には手を出さない私にはなかなかの辛さです。
友人は無難に不辣を選んでいた。そっちにするのが正解だったか。

淡水金色水岸
ご飯の後は淡水を散策しました。
前に広がるのは淡水河です。川なんだから淡水以外だったらビックリなんですが、ひょっとして塩水河もあるのかと調べてみたけど見つからなかった。

淡水金色水岸
お昼近くになると観光客のお店も屋台も増えてきました。
烏賊が名物なのか烏賊のお店が多めです。友人が烏賊を買っていたので私もご相伴に預かる。烏賊に衣をつけて揚げている感じで味は台湾味です。悪くない感じです。

九份老街

阿妹茶樓
午後は九份老街まで足を伸ばしました。ここは全く関係はないけど千と千尋の神隠しで有名になりました。
MRTの緑線の執着の松山駅からバスで1時間という場所です。松山駅の駅前ロータリーでバスを待っていたのですが、遅延しているようでなかなか来ない。道路渋滞があるのでバスはなかなか定刻通りの運航とはいかないようです。調べてみるとBusTracker Taipeiというアプリでリアルタイムの情報が見れることがわかりました。遅延していてもバスが今どこにいるか調べられるので安心して待つことができます。

基山街観景台
元は鉱山の街だったようで、街のモニュメントや博物館はそれに関するものになっています。今は街並みそのものが観光になっている場所で、観光客も鉱山関係の施設は立ち寄らない。

夕陽と九份老街
九份老街の名物は夜に点灯される赤い提灯なので日が落ちるのを待ちます。
日が落ちるころになってツアーバスが続々と上がってくるのが見えます。ツアー観光だと夜の観光として案内されるんでしょうね。

竪崎路
そして日が落ちた九份老街はこんな感じ。
狭い通路に観光客がすし詰め状態である。お正月の初詣かな。
狭い通路なのに写真を取るために立ち止まる観光客もいてなかなかの混雑具合です。

魯肉飯
さぞかし儲かってるんだろうと思っていたら、お店は日が落ちると早々に店じまいを開始しています。
お腹が空いたのでテイクアウトで魯肉飯を頼みました。店じまいしているところも多い。暗くなってから来た観光客は提灯を見てそのまま帰るみたいです。
これは観光でそんなに儲かってないのでは?

九份老街の夜景
19時40分のバスを待ちながら宵闇に浮かぶ街並みを見る。
遠くに見える明かりは基隆かな。
バスは忠孝行きだったのですが、台北の街に入ると交通量が多そうだったので行きと同じで松山で下車してMRTを利用しました。同じ考えの人が多いようでだいたい松山で降りていく感じでした。

士林夜市

士林夜市入口
明日には帰国するので最後の士林夜市となります。
士林慈諴宮のある辺りが士林夜市と思っていたのですが、昨夜の友人の調べによると士林駅の手前の劍潭駅からのほうが入口で地下街もあるということでした。
地下街の方は工事中とかで封鎖されていた。

士林夜市入口
入口の方にはライスドック・ソーセージ・カキオコなど名物が揃っていました。
士林慈諴宮周辺では見られなかったので、もう流行ってないのかと思っていたら、探している場所が悪かったのか。
友人はライスドックを買っていて、私は麦酒のお供にソーセージを買ってみた。
大きなサイズのソーセージで食べごたえありそうと思ったら、切ったものの量り売りだった。味は塩胡椒+台湾味って感じです。美味しいけど切ったものの量り売りなら大きい必要がなかったなあ。お値段は小が100TWDで大が200TWDなのでそこそこお高い。

中華民国旅行 2日目

豆漿

永和豆漿
友人が台湾の朝食の名物である豆漿が食べたいというので、Google Mapで検索した最寄りの豆漿屋さんにやってきました。Google Mapにも朝食レストランとあります。
同じ名前のお店が他にもあるのでチェーン店みたいです。

豆漿と蟹殻黄
豆漿とおすすめっぽいマークがあった蟹殻黄を頼んでみました。
見た目はおかゆっぽいのですが、丼に入った砂糖入りの豆乳でした。あとから調べると豆漿は豆乳のことなので間違ってはいない。まさか丼で出てくるとは思わなかった。
蟹殻黄は肉餡が入ったパイのようでポロポロと崩れます。考えた結果、砕いて豆乳に入れて食べました。美味しいのですが、丼いっぱいの豆乳は多かった・・・

国立故宮博物院

国立故宮博物院
朝食の後はバスで故宮博物院へ行きました。習近平に盗られる前にここの白菜が見たかったからです。士林駅からバスがたくさん出ているのでどれかに乗ればいいです。観光客も多いので迷わない。

チケットは自動券売機で購入しました。日本語も表示されるのでカードで楽々決済です。
入場しようとすると友人がペットボトルは持ち込みできないからロッカーに預けるように言われていました。ロッカーは無料だったのでクロークの代わりなのかな。下の階にクロークもあったけど、荷物を預けられる場所が多いのはいいですね。

翠玉白菜
そして白菜がドーン
実物を見てみると思いの外小さい。実物大くらいあるのかと思ったけど手のひらを広げたよりも少し大きい程度かな?
翡翠を削って作ってるのですごい技術ではあるけどちょっと肩透かしのサイズ

肉形石
白菜の隣に展示してあったのは豚の角煮
こっちは実物くらいの大きさがある。もちろん食品サンプルではない。

桃紅珊瑚樹
見事な枝分かれの赤い珊瑚
赤珊瑚は中華圏では幸運を呼ぶものだったはずだからそういった意味でも皇室に寄贈されたのかな。

象牙多層球
硬い石でも精緻に加工できるので、柔らかい象牙だったらもっと常識外れなこともできる。
というサンプルにしか見えない象牙の加工品。
300年の安定政権だった清の時代のものとはいえ、これだけの無駄なものが作られたのはそういう素地の文化があったからみたいです。ここの博物館には3000年程度の昔から加工された品が時代ごとに展示されていて、少しずつ加工精度も道具も進化していったことがわかりました。

そして、これらを大陸から運び出して文化を破壊する共産党から守ったんだから、その点は間違いない行動だったと思う。

炸醤麺

老牌牛肉拉麵大王
最後の方はつかれて短時間で済ませましたが、それでも3時間くらい博物館で見学しました。
お昼ということで友人と相談してYouTuberの無職旅さんが勧めていた炸醤麺を食べに行こうということになりました。
路地の奥底の方に店舗を構えるお店です。この場所は目指していかないとたどり着かないと思う。

炸醤拉麺
さっそく炸醤麺を頼む。メニューには炸醤拉麺とあったのでだいぶ探してしまった。
店員さんが2人分を持ってくると「いっぱいうー」と盛んに言う。一杯?たくさん?
わかんないとリアクションすると「まにーまにー」と返してきた。あー、「一百五十圓」ってことか。どうやら料理とお金を引き換えのスタイルだったらしい。

量は小サイズにしたのですが、十分なボリュームがあります。味は甘みが強い感じで二郎系ラーメンな雰囲気がある。味の素が大量に入ってるのかな?
シンプルだけど、また食べたくなる味でした。

二二八和平公園

二二八和平紀念碑
食後は近くの二二八和平公園でのんびり休憩という感じです。
元々は太平洋戦争前の日本統治化で作られた公園ですが、戦後の二・二八事件の舞台となりました。今でこそ台湾は中国の民主主義の最後の砦といった感じですが、ソ連と中華人民共和国に追いやられた中華民国が籠城した場所という側面もあります。そのため当初は大陸人が台湾人を弾圧したりすることもあり、言論の自由が許されたのは1990年代にはいってからという遅さもありました。

国立中正紀念堂

自由広場牌樓
次は中国国民党といえばこの人という蒋介石さんを見に行くことになりました。

国立中正紀念堂
凄い大きな建物が広い公園の中にありました。

蒋介石
そして、建物のなかには大きな蒋介石さんが座っておられる。
本当におおきいな。
巨大な石像は共産党っぽいけど、そういう目的で作ったわけではないと思いたい。
そして、習近平がまっさきに破壊しそう。

国立国父紀念館

国立国父紀念館
中華民国の歴史でもう一人欠かせないのは孫文さんなのでこっちも見に行くことに

孫文
國父とも呼ばれる孫文さんの像は普通サイズ
服装も国民服みたいです。
蒋介石さんの方は民族服のようでした。もしかして偶像神格化の意味合いがあるのかな?
大仏のような扱いなんだろうか。

台北101
国立国父紀念館の周りは中山公園となっています。中山は孫文さんの名前ですね。
こちらも大きな広場で現代のランドマークである台北101がよく見えます。
竹をイメージした建物ですが、私はお正月の花火のイメージが強すぎて爆発するビルという認識です。

台湾料理

大来小館
晩御飯は友人が持っていたガイドブックから台湾料理のお店を選びました。
東門駅近くの大来小館です。

台湾料理(たぶん)
日本語も通じるお店だったので適当に美味しそうな料理を頼みました。
私は台湾麦酒を呑んで友人が頼んだ料理を横からちまちま頂く。
大体どれも同じ系統の味付けと五香粉の香りがするので、これが台湾の味なんだなあと思う。そして中華は外れなく美味しいですね。

夜食

小籠包
今日も士林夜市で夜食と麦酒を調達しました。
今日は小籠包にしてみました。間違いなく美味しい。オリジナル味とネギ味があったので、ネギ味を頼んだらネギダクになりました。そういう意味だったのかw
オリジナルが100TWDでネギダクが120TWDだったので、ネギ代としては結構いいお値段。
麦酒は高いとわかっていたのですが、屋台で買ってみました。カタコトの中国語の私に対して、なぜかカタコトの英語で返す店員さん。台湾にも英語万能説があったのか。ちなみに、最後まで私はカタコトの中国語で店員さんはカタコトの英語だったw