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2024-03-31

沖縄県伊是名村伊江村旅行

はじめに

ANAのタイムセールで3月の沖縄行き航空券を購入しました。夏は沖縄には近づけないので3月くらいがギリギリラインですね。
今回は沖縄の離島の伊是名・伊江に行ってみます。

旅程

旅程(全体)

旅程(沖縄本島拡大)

旅程(伊是名島拡大)

旅程(伊江島拡大)

1日目

タンメンから始まる

沖縄本島への訪問は飛行機を使えばいいのですが、沖縄の離島となると船になるので訪問が少し難しくなります。今回訪問する伊是名島は1日2便、伊江島は1日4便の船便が設定されており、いずれも離島側中心の運航体制になっています。離島の宿泊は面倒なので今回は日帰りの予定ですが、羽田の始発便でも午前中の便には間に合わない。
どうするか。職場から直行して前日の最終便に乗ればいいですね。

天 醤油タンメン
職場から羽田空港へ直行しました。まずは晩ごはんにします。今日は到着ロビーのタンメン屋さんでタンメンにしました。実は東北で風邪をもらったらしく、火曜から木曜まで寝込んでしまいました。その影響で仕事が終わってなかったのに振り切って旅に出てしまいました。来週の私頑張れ。
このタンメン屋さんは餃子とセットがいいのですが、ちょっと食欲が回復してないのでタンメン単品です。ここのタンメンは野菜もしっかり炒めてあって結構美味しいです。到着ロビー階にあるので比較的空いているので出発前に来てもいいです。

NH1133便

羽田空港 60番ゲート
ラウンジで少し時間調整して今日の出発は60番からです。沖縄行きは正面の便利な場所からの出発が多くて楽でいいです。

JA72AN
最終便なので機材はB737-881の単通路機でした。でも座席は満席で時間が遅いのになかなかの需要です。

21:13
ほぼ定刻で羽田空港の60番スポットを離れ、RWY05から離陸となりました。
遅いからRWY34Rになるかと思ったのですが、遠くの05になりましたか。これは到着も遅くなるかな。

2日目

公共交通機関のない空港

00:06
定刻より少し遅れて那覇空港のRWY18Rに着陸しました。35番スポットに停止して降機します。

那覇空港 制限エリア
最終便なので那覇空港に人がいない。
なかなか寂しい感じがします。

那覇空港 到着ロビー
到着ロビーまで来ると、ゆいレール方面はすでに閉鎖されていて警備員が案内しています。
ゆいレールの最終は23:30で飛行機の最終は定刻23:50なので、そもそも標準ダイヤからして間に合わないです。

那覇空港 バス停
では深夜バスがあるかといえば、バスの最終は22:30というやる気の無さである。このあたりは本土からの無償資金供給を浪費し尽くした沖縄らしいと思う。ちょっとは産業を育てろよ・・・
満席の乗客は個別に迎えに来てもらうか、駐車場に止めておいた車で自宅に帰る人が殆どで、極稀にタクシーを利用するという感じとなっていました。
ちなみに那覇空港にホテルはない。近くにもない。空港ターミナルは夜間閉鎖である。本当にこの最終便の利用はおすすめできない。

ネカフェで寝る

快活CLUB
沖縄の洗礼を受けた私の今日の宿はネカフェです。
時刻は2時前です。飛行機の到着時刻的に宿泊は間違いなくレイトチェックインになりそうで、翌朝は早朝のバスに乗るのでネカフェで仮眠を取るだけにしました。
場所は国際通りにあります。那覇空港からは歩いてきました。1時間少々かかりましたね。

運天港

5時に起床
睡眠時間は3時間と短いです。まだ眠いけど移動中に寝ることができるでしょう。
個室ブースとはいえ防音は弱いのでスマホのアラームはバイブレーションのみにしてましたが無事に起きることはできました。ちなみに私みたいに気を利かせてる人間は多くないらしくいたるところで大音量のアラームが鳴っていた。

ゆいレール
6:16
近くの牧志駅からてだこ浦西行きのゆいレールに乗ります。混みすぎて積み残しが発生するゆいレールも2両編成から3両編成に1.5倍に増加と思っていたのですが、3両編成の編成は多くなさそう。早く増やせばいいのに
6時16分が始発っていうのも遅い。本土からの補助金を何に使ってるんだか。

おもろまち駅
6:19
おもろまち駅で下車します。この駅はちょっとしたバスターミナルになっていて、運天港行きのバスもここを経由します。
近くのローソンで朝ご飯を調達。ロータリーもあるバスターミナルなので待合所で食べようと思ったら、待合所は整備されていなかった。なんでだよ・・・
朝ご飯は近くのビルのそばで食べることにします。

おもろまち駅前バス停
7時前にバス停に戻ってきてバスを待ちます。
沖縄の朝は遅い。6時台だというのに交通量は皆無である。

やんばる急行バス
7:02
運天港行きのやんばる急行バスがやってきました。このやんばる急行バスは沖縄バスとは違って観光地特化の路線バスと行った感じです。観光客の利便性のために車内で切符はクレカで買える。ちなみに沖縄バスはタイプFのNFCが使えるが、交通系ICのネットワークには参加してない。とてつもなく使いにくい。そういうところだぞ沖縄県知事

運天港ターミナル
9:24
運天港に到着しました。沖縄のバスは沖縄県の道路政策のまずさからよく遅延するのですがほぼ定刻通りに到着したので一安心です。

運天港 切符売り場
伊是名行きの切符を買うためにターミナルの中へ
この運天港は伊是名の他に伊平屋行きがある。切符売り場は隣接してなくてターミナルの右と左という両極な位置に設置してある。これは間違いにくくていいですね。
というわけで、伊是名行きの切符を買う。念の為にクレカが使えるか聞いてみたけど、現金のみという回答でした。

伊是名

フェリーいぜな尚円
10:30
フェリーいぜな尚円で伊是名に向かいます。
この船は伊是名村村営で、伊是名(9:00)→運天港(9:55)、運天港(10:30)→伊是名(11:25)、伊是名(13:30)→運天港(14:25)、運天港(15:30)→伊是名(16:25)という島側出発の1日に2便体制です。島から買い物に出るにも日帰りの観光客にも泊まりの観光にもいいダイヤです。
尚円というのは伊是名出身で琉球王朝の第二尚氏王統初代らしい。経歴は狭い島社会で特異なことをしたら村八分にあって本島に脱出、前王朝の役所に勤務中に上司を殺害し王朝を乗っ取るという、かなりやべえやつである。この人を観光の前面に押し出していいんだろうかw

仲田港
11:30
伊是名島の仲田港に到着しました。
自由時間は2時間です。あまり時間がない。

やま
時間がないので近くの食堂にお昼を食べに行きます。
港の直ぐ側のやまさんです。

やま 味噌汁
ランチメニューに野菜炒めやチャーハンが並んでる中に同じ値段で味噌汁の文字がありました。
チャーハン=味噌汁ってどんだけw
頼んでみたら丼いっぱいの味噌汁が出てきた。白菜を中心とした具材も満載である。種別としては豚汁に近い。そして多い。
美味しいけど、多い。頑張って食べきりました。

海岸
食後は腹ごなしに海岸を散歩していきます。港は船が入れるように掘り下げてますがサンゴ礁由来の海岸が続いています。隆起もあまりしてなくて純粋なサンゴ礁の島という感じですね。
沖縄の島は褶曲隆起の弧状列島タイプと純サンゴ礁タイプの2種類の島があるけど伊是名島は後者みたいです。
ターミナルのおみやげ物売場でお土産を物色していたら帰りの船の時間になりました。

14:30
運天港に戻ってきました。
もう少し遅めの時間がいいのですが、帰路の時間を考えるとこのくらいになるんでしょうね。
空港に向かうなら行きと同じやんばる急行バスが接続していますが、もう1日滞在するのでバスは見送って宿に向かいます。

飯屋はやってない

琉球バス
16:02
山岳バス停から琉球バスに乗ります。
運天港からは2.5kmほど離れています。琉球バスは運天港には寄らないんですよね。船のダイヤに合わせて迂回したらいいのにと思うが、他人のことは知らないという沖縄根性が丸出しになっている。沖縄県知事もそういう感じなのでもう文化なんだろうな。

塩川バス停
16:51
今日の宿の最寄りの塩川バス停で下車する。
道も混んでなく、乗客も2~3人なのに遅延した。ダイヤを守る気はないらしい。

オン・ザ・ビーチ ルー
今日の宿は沖縄らしい海特化ホテルです。

オン・ザ・ビーチ ルー 和室
3~4人くらいは入れそうな部屋に私だけです。シーズンオフなので宿泊費も安く押さえられますが、沖縄は観光業がメインなのに夏しか観光やってない。このあたりが四季それぞれの観光スポットを作り上げた北海道とは違うところです。
3月は当然シーズンオフで周辺の飯屋は全滅していました。というか、夏にしか仕事しないとか沖縄人はいい御身分だよなあ。世間ではベーシックインカム導入しても働き手は減らないとかふざけたこと言ってる人がいますが、本土からのお金を大量に投入した沖縄がこの体たらくなのでベーシックインカムとか悪でしかないと思う。
ご飯は諦めてローソンでお弁当を買ってきます・・・

3日目

本部港

7時に起床
ポットがなかったりアメニティの質が悪かったりとちょい微妙な宿でしたが、まあネカフェよりは遥かにいい寝床でした。

沖縄バス
8:02
今日は伊江島に行くのでまずは沖縄バスで本部港に向かいます。

本部港
8:09
本部港に到着

本部港ターミナル
早速きっぷを購入します。こちらは有人窓口以外にも自動券売機があってクレジットカードが使えるようになっていました。
ターミナルの売店で朝食を買ってフェリーを待ちます。
離島行きのフェリーターミナルとしてはかなり立派だと思いましたが、この本部港は鹿児島行きの船も立ち寄るみたいです。鹿児島から沖縄まで船というのは乗ってみたいけど、とても時間がかかりそう。社畜旅人にとって時間がかかるのは難点です。仕事をやめれば時間はあるけど、今度は旅に出るお金はない。貧乏人には辛い現実です。

伊江島

いえしま

クイーンコーラルクロス
港で船を待っているとマリックスラインのクイーンコーラルクロスが入港してきました。これから鹿児島に向かう便みたいです。調べてみると鹿児島から沖縄まで25時間らしい。あまり大きくはなさそう。鹿児島から沖縄までの各離島の輸送がメインなのかな。

いえしま
9:00
私が利用するのはこちらの伊江島いきのいえしまです。
島の方から出発の1日4便の1便目を利用します。帰りは4便目の16:00伊江港発を利用する予定なので伊是名と違ってゆっくり観光できそうですね。

伊江港
9:28
伊江港に到着しました。なかなか近いですね。

レンタサイクル

ママチャリ
港のターミナルでレンタサイクルの案内があったので自転車を借りてきました。
お店の人に鍵はかけなくていいですよって言われた。さすが島である。

城山

城山南登山口
最初の体力があるうちに港から見えている岩山を目指します。

登山道
登山口近くの駐車場に自転車を置いていざ山登りです。

城山
4分で到着しました。

城山登山口
そう思ったら、ここからが本番でした。
どうやら岩山の上まで行けるらしい。

頂上
急な階段を登って8分で頂上に到着しました。
岩山の頂上は狭いものですが、ここはそこそこ広いですね。

北側
島で唯一の高所なので360度眺望が取れます。
北側は畑が広がっている感じですね。

南側
南側は町と港が見えます。

伊江島も伊是名島と同じでサンゴ礁の島なのですが、伊江島には城山と呼ばれる岩塊があります。実は非常に珍しい構造です。プレート境界で潜り込む側の岩塊が上側のプレートに剥がれて乗り上げた結果、岩塊が取り残された構造です。これはオフスクレープ現象と呼ばれており発見されたのは世界でもここだけです。サンゴ礁の島では石材は貴重品で削り出されてなくなっていてもおかしくないところですが、漁業の目印として使われていたこともあって残存しているんでしょうね。

美らかなさんご

美らかなさんご
登山でお腹が空いたので近くのお店にやってきました。

美らかなさんご 中
民家かw

美らかなさんご タコライス
タコライスを頼みました。タコライスも沖縄ではよく見かける料理ですね。
ご飯中、女将さんが永遠と喋り続けていました。出身は粟国で伊江に移り住んだらしい。そういうパターンもあるんですね。島には高校がないので中学までに独立しても大丈夫なように教育するんだとか、そして高校で島から出て帰ってこないと。世知辛いけどなかなかな難しい問題ですよね。私も大学で東京に出て田舎には帰る気がないもんなあ。

散策する

湧出展望台
御飯のあとは自転車で散策とします。
さんごの女将さんによると、本格的な観光シーズンは来月かららしいです。この島はゆりの栽培が有名でユリ公園がきれいらしいが、咲くのは来月らしいです。
他はなにもないよーって言ってましたが展望台があるということなのでやってきました。
島では貴重な真水が湧き出す場所の展望台です。今でも水源として利用されているらしい。

伊江島灯台
島の西部は米軍の接収した土地となっています。
常駐する基地ではなくて上陸演習場らしい。自衛隊も訓練で使うんだろうか。離島の上陸は難しいのでぜひとも繰り返し訓練してほしいところです。

イシャラ浜
島の南岸は砂浜が広がっています。
砂浜と言ってもすべてサンゴ砂なので海の透明度が極めて高いです。
ここでしばらく休憩していましたが、見事に日焼けしてしまった。3月と思って油断してしてしまった。

ニャティヤ洞
太平洋戦争中に防空壕としても使われた海蝕洞
内部は結構広いです。

補助飛行場滑走路跡地
元米軍の補助飛行場の滑走路跡地は今は道路扱いになっていますが、整備はしていないのでまともには使えない道になっています。わざと荒れ地にしてんじゃないかこれ?

伊江島空港
最後は伊江島空港をチラ見していきます。就航路線なし。なんのために作ったのかわからない。

帰路

16:00
フェリーに乗って本島に帰ります。

瀬底大橋
瀬底大橋をくぐると本部港はすぐです。

16:28
本部港に到着しました。

本部港バス停
16:41
本部港からやんばる急行バスで空港に向かいます。

18:51
那覇空港に到着しました。

ステーキハウス88
沖縄でステーキを食べてなかったので晩御飯はステーキハウスにします。

ステーキハウス88 赤身
沖縄といえば赤身のステーキですね。
日本でも海外でも霜降りの和牛が最高ランクだけど、赤身のステーキも肉肉しくて美味しい。少し方向性は変わるけどどちらも美味しいと思う。

ANAラウンジ
帰りの飛行機も最終便です。出発の時間まではラウンジで休憩していきます。

那覇空港 35番ゲート
帰りの飛行機も35番スポットからのようです。

JA610A
21:11
帰りの機材はB767-381となりました。帰りも満席です。
RWY18Lからの離陸で35番スポットからは近いのでタキシングも短い。これは最終便ですが遅れなく到着できるかな。

JA610A 窓
この機材は21年経過しているのでANAとしては古い方の機材となります。窓の固定が欠けたのかテープで補修してありました。まあ、内側だから大丈夫でしょう。

23:41
羽田空港のRWY34Rに着陸して64番スポットに到着しました。
機内で怪我人が出てしまって着陸前の準備が遅れて到着が遅延してしまいました。

終電は行ってしまったし雨も降っているし、タクシーを使って帰ろうかな。
最後はちょっとトラブルになりましたが今回の旅はここまでです。

お土産

お土産
伊是名島から泡盛を買って帰りました。

費用

  • 交通費
    • ANA
      • 羽田空港→那覇空港 11,410円
      • 那覇空港→羽田空港 11,410円
    • ゆいレール
      • 牧志→おもろまち 230円
    • やんばる急行バス
      • おもろまち駅前→運天港 1,850円
      • 本部港→那覇空港 1,850円
    • フェリーいぜな尚円
      • 運天↔️伊是名 3,500円
    • 琉球バス
      • 山岳→塩川 770円
      • 塩川→本部港 190円
    • フェリーいえじま
      • 本部↔️伊江 1,390円
    • TM.Planning
      • レンタサイクル 2,800円
  • 宿泊費
    • 1日目 2,870円
    • 2日目 5,800円
  • 食費
    • 1日目夜 1,050円
    • 2日目朝 373円
    • 2日目昼 1,155円
    • 2日目夜 1,384円
    • 3日目朝 340円
    • 3日目昼 800円
    • 3日目夜 3,685円
    • その他 470円
  • その他
    • 伊是名村環境協力税 100円
    • お土産 3,395円

計 56,822円

新たに追加された訪問地


あと75市町村

さいごに

今回はANAのタイムセールを利用して沖縄の離島を2島めぐりました。どちらもサンゴ礁がきれいな島でした。伊江島は本島からも近いので来島する観光客も多いようです。3月でも晴れた日中は夏日になるので厚さも海も苦手な私としてはまたしばらく沖縄には近づけないな。次は伊平屋・粟国・渡名喜のどれかにしよう。