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2020-04-01

Azure Virtual Machines の価格

Azure の価格はとてもわかりにくいです。
これは半分以上自分のためのメモです。

このメモはAzureで仮想マシンを構築する際の費用のかかり方のメモです。

Azureの仮想マシンは設定が色々たくさんありますが、まずはデフォルトで用意されているセットの中で選ぶと思います。その際に費用対効果を考えながらセットを選ぶと思いますが、注意すべき点が1つあります。

Azureの仮想マシンは使わないときでもお金がかかる

これです。
なぜなのか。これを説明したいと思います。

Azureで仮想マシンを作る際には多くの種類のリソースが必要になります。
次のリソースがだいたい必要となります。

  1. 仮想マシン
  2. ストレージ(ディスク)
  3. ストレージアカウント
  4. ネットワークインターフェイス
  5. パブリックIPアドレス
  6. ネットワークセキュリティグループ
  7. 仮想ネットワーク
以上です。
この中で費用がかかってお財布にインパクトが出るものは、1・2・4・5となります。
Microsoftが提示するセットの価格表示は1・2です。
この時点でなんでやと思いますが、まだ安心です。

4はAzureの同一リージョン内の通信は無料ですし、外部との通信もAzureに入る方向は無料で、出る方向は5GBまで無料です。
Azureのストレージはなかなかの高額なので、「Azureでコンピューティングして結果を大量に外部ストレージに吐き出す」といったような構成にしなければ問題ないです。

5はちょっとだけ注意が必要です。IPの割り振りが存在する時間だけ課金対象となります。そのため、外部からIPアドレス指定で通信を行う必要があって固定IPが必要となると固定でお金がかかることになります。この点はだいたい想像できます。
問題となるのは仮想マシンがOFFになってもIPアドレスを開放しなければ課金対象になる点です。動的IPアドレスの設定になっていてもIPアドレスは速やかに開放されません(たぶん、再起動時にIPアドレスが変わることを防ぐためだと思う。)。余計な課金を避けるためには仮想マシンの電源を落とした時点でIPアドレスの開放操作をする必要があります。

1は電源を落とせば課金対象から外れます。たぶん、これが世間一般的な認識だと思います。

最大の問題は2です。
これは仮想マシンが動いてなくても、読み書きが発生しなくても常に課金対象になります。
しかも、容量の確保した分に比例した課金が発生します。
つまり、Windowsマシンを使う上で必ず必要なスワップ領域も課金対象となります。スワップとか仮想マシン使ってないときには空なのに・・・
もちろんWindows Updateで太る領域もストレージ容量として必要になります。
そして、Azureのストレージがめっさ高いという罠付きです。
できるだけ費用を抑えるためには、「SSDでなくHDDを選択する」「Windowsが稼働するだけのストレージにしておき、データなどは別のサービスを利用する」などの方法を取る必要があります。

※Azureのストレージは高いですが、サービス内容を考えると値段は妥当なものです。
ただ、サービスが全部入り状態なので高いってだけです。用途に応じてAzure内外の他のサービスも活用することで費用は抑えられます。ご利用は計画的に

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