これは半分以上自分のためのメモです。
このメモは Azure で SQL Database を構築する際の費用のかかり方のメモです。
Microsoft SQL Server は RDB としてはかなり優秀です。Azure SQL Database ではこの優秀なRDBのほぼフル機能を利用することができます。Edition でいうと Enterprise 相当になります。ちなみに Microsoft SQL Server Enterprise Edition の値段は150万円です。しかもコアライセンスです。今どき1コアで動かすとかありえないので、コア数倍かかるというちょっと払えないお値段です。Azureクラウドで使えば不要になったらお金かからなくなるし、最新バージョンも使い続けられるという点でお得です。
3つのオプション
まず、用途に応じてオプション(というかモード)を選びます。マネージドインスタンス
いわゆる専有モードオンプレから移行するならこれになると思う。
最小単位はvCore4個、メモリ20GB、ストレージ32GBで値段は89,000円/月
Enterpriseだと考えると納得の値段だけど高い・・・
エラスティックプール
複数のSingle Databaseを纏めて扱える。Databaseが複数あって高負荷が同時に発生しないときに効率よく扱える。しかし、Single Database を足し合わせたときよりも高額になる。マネージドインスタンスと違ってDTU購入モデルが使える。
DTUはCPU時間とストレージアクセスを指数化したもので細かく設定変更できるのが利点となる。その点を考慮して、vCoreよりもDTUだと思う。
最小構成はEDTU50、ストレージ5GBで9,400円/月。
なかなかのお値段・・・
Single Database
単一のDatabaseを扱う。ちなみに、オンプレからAzure SQL Databaseに転送するツールは用意されている。(ちょっと時間かかるけど)vCoreモデルとDTUモデルがあるけど、エラスティックプールのときと同様にDTUモデルのほうが利便性が高い。
最小構成はDTU5、ストレージ2GBで620円/月。
エントリーとしてはここから攻めていくのがいいと思う。
DTUとは
DTU は Azure SQL Database を使う上では重要なものとなります。いろいろな要素がありますが、単純化するとCPU時間とストレージへのIOを指数化したものです。ではどの程度必要なのかと言われれば、「?」となります。
Microsoft にはオンプレからAzureへの移行用にDTU算出ツールがあるので使ってみたところ、4コアサーバで200~300DTUといったところ。
最小構成の5DTUだとsp_helpでTableの情報を出すにも数秒掛かる程度といった感じになります。
DTUは1単位では設定できないものの、Standardで10、20、50、100、200、400、800,1600、3000と設定は結構豊富なので必要なときに必要分のDTUを設定するのがいいです。つまるところ、負荷が低いときに高DTU設定とすると無駄に課金してしまうことになります。
注意点としてはDTUの設定を変更すると接続中のConnectionは切断される可能性があること。全自動のスケーリングというわけにはいかない。
オンプレから移行時の注意点
オンプレからだと制限されている機能があるのでそのままでは移行できないことがあります。他のデータベースへのアクセス
セキュリティの関係から基本的にデータベース名を指定してのアクセスはできないと考えていい。CLR
これも多分セキュリティの問題でCLRはインストールできない。魔改造してあるデータベースは要注意となる。ログイン
初期がID、PASS方式で管理者権限アクセスとなるので、セキュリティ的には少し弱い。そもそも、ID、PASS方式の認証があると支那人が多量にアタックしてくる。うざい
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