Javascript External Library

2022-04-07

神奈川県箱根旅行

はじめに

1月に蔓延防止等重点措置の発令されましたが、3月になってようやく解除されました。4月には元々鹿児島への旅行を計画してしまいましたが、仕事で色々あったので息抜きで近場の旅行に行くことにしました。
行き先は東海道の徒歩旅で熱海付近を散歩する予定でしたので久しぶりに箱根ということにしました。箱根は湯本、強羅、元箱根あたりは行ったことがあるのですが、大涌谷はまだ行ったことないので、大涌谷を経由して箱根を貫通するルートを選択しました。また、ここ一体を牛耳る小田急がフリーパスを発行していたのでゆるい感じの予定を組んでみました。

旅程

旅程 全体

旅程 箱根拡大

1日目

小田急

中央林間駅
今回の旅は小田急発行のフリーパスを使うために小田急の駅が起終点となります。しかし、小田急線は普段利用しないので勝手がわからない。Google先生に聞いてみると中央林間がいいよということでした。行き先案内で見たことはあるが、どこだろう。
調べてみると神奈川県大和市で横浜線すらぶっちぎった先でした。最寄りにしても遠すぎるわ。東急田園都市線の端っこで、こんなところまで繋がてたのかという位置でした。
しかも、中央林間駅は小田急江ノ島線なので、そのまま乗っても江ノ島に行くだけで小田原には行ってくれない。
いったん、小田急江ノ島線を町田まで戻って、改めて小田急小田原線を使うらしい。小田原が遠いなあ。

箱根フリーパス
中央林間駅の自動券売機でフリーパスを購入しました。自動券売機ですが普通にクレカも使えました。現金が額面通りの価値を示さない昨今ではクレカ対応の自動券売機はありがたいです。

相模大野駅名標
江ノ島線を町田方面に乗ってると途中の相模大野で乗換案内されたのでここで乗り換えました。町田までは戻らなくていいらしい。まあ、ここまで戻ると誤差なような気もします。

小田急小田原駅名標
相模大野から急行の小田原行きに乗りました。なんだか随分と時間をかけて小田原に到着しました。調べてみると相模大野から小田原の間には18駅ありますが、実に10駅に停車してました。急いで行かない程がある。
中央林間から小田原まで実に1時間20分。JRなら東京からでも小田原にたどり着きます。
うーん、ここまで遅いとは・・・
これは今後使うことはなさそう。

小田原提灯
小田原と言えばこの巨大小田原提灯ですよね。巨大さが際立ってますが、小田原提灯の特徴はこの縦長の形状だと思います。保管と運搬を考慮したこの形状は宿場町ならではだと思います。

JR

JR小田原駅名標
小田原からはフリーパスの範囲ではありませんが、熱海のお散歩のためにJRに乗り換えます。

湯河原駅名標
JRの普通列車で来たのは湯河原です。ここから少しお散歩します。
お散歩の様子はこんな感じでした。

東海道線を歩こう その7

お散歩の結果、来宮駅に到着しました。
目的地ではないです。今日の目的地は三島なので、伊東線と東海道線を乗り継いで三島に向かいます。
来宮駅
来宮の改札は無人でSuica簡易改札が置かれていました。
いつも通りタッチしようとして、慌てて気がついて手を戻して後戻りしました。後ろに人がいたら衝突必死でした。
目的地の三島はJR東海のエリアなのでSuicaではエリア跨ぎになってしまいます。自動券売機で時期切符を買うことにします。ところが、ここの自動券売機はクレカが使えませんでした。仕方ないので現金で購入します。
券売機が「カードを入れてください」っていうのでクレカを入れたのですが、「クレジットカードは使えません」って返却されました。券売機のいう「カード」ってなんだろうか。まさか「オレンジカード」とか?まさかね。

三島駅名標
熱海でのお散歩で疲れていたのか、うっかり寝てしまいました。起きたら三島を発射する寸前だったので慌てて降りました。乗り越してしまうところでした。

東横INN富士山三島駅
本日の宿は三島駅北口からすぐの東横INNです。土曜日で駅のそばだというのに妙に安かったのでここにしました。東横INNだったら安くとも質と安全は大丈夫でしょう。
妙に安い理由は多分立地の問題だということが後でわかりました。
三島駅は南側だけに繁華街が存在し、伊豆箱根鉄道やバスも南口側にあります。そして、三島駅には自由通路がないので北口と南口を往来するには東側のアンダーパスを利用するしかなく800mも歩く必要があります。
地元民御用達の裏口があるのかと思って夕食のときに聞いてみたのですが、東側からの迂回が最短ということでした。
次に泊まるときは南側ですね。

晩酌

晩御飯は1件目にはフラレたので2軒めのFUJIYAさんになりました。
晩酌セット
眼の前の追加刷りのメニューにあった晩酌セットをとりあえず注文。

うな串(晩酌セット)
一番上の選択肢はうなぎでした。通常のメニューにもうなぎがありました。三島はうなぎが見物らしいです。初めて知りました。

喜平
静岡の地酒もあるみたいなので、目についた喜平を冷で頼みます。

静岡おでん
晩酌セットの肴がなくなったので、追加のオーダーは隣の人が注文して名前が気になった静岡おでんにしました。とにかく黒い。そして削り粉をかけるというスタイル。濃い味マシマシです。

岡村牛肉寿司
〆はうな丼かうな牛丼にしようかと思いましたが、おでんでお腹もだいぶ満たされました。うな牛丼があるなら牛も名物だろうと思って、牛肉寿司にしました。
うなぎとおでんがとにかく美味しかった。

のんびり歩いて宿に戻ります。20分くらいかけて
やっぱり北側は少し遠いですよ・・・

2日目

朝食

天気予報では晴天のはずだったのですが、朝から1日生憎の雨のようです。どうやら1日分だけ天気が早まったらしい。私らしいといえばらしい。
東横INNには無料の朝食サービスがあるのですが、7時と8時それぞれ見に行ったところひどい混雑具合でした。
三島から元箱根に向かうバスは1時間に1本で毎時15分発です。10時15分は到着が遅くなりそうだから9時15分には乗りたい。
無料サービスは諦めて外で朝食にします。

VIE DE FRANCE
駅前にあったベーカリーのVIE DE FRANCEさんで朝食とします。
猫舌なのでついついいつもの癖で温めを断ったのですが、今日は雨で寒かったので温めてもらえばよかった。でも、十分に美味しかったです。

三島スカイウォーク

9時15分の元箱根港行きバスに揺られていると乗客の大半が降りるバス停がありました。ちょっと気になったので私も降りてみることにしました。こういうときにフリーパスは便利です。
降りたバス停は三島スカイウォークでした。

三島スカイウォーク
三島スカイウォークは日本最長の人道の吊り橋らしいです。生活道路ではなくて完全に観光用らしい。それゆえにお値段も高く1100円でした。

ジップライン
1100円も払ってただの橋を渡るだけとは静岡県民も酔狂なと思いましたが、どうも渡った先に多数のアトラクションがあるようで、目的はこちらのようです。つまり、1100円は遊園地の入場料というわけですね。
橋から見える場所にジップラインがありました。多分、有料かな。
楽しそうですが、今日は雨なので間違いなく下着までずぶ濡れになり風邪を惹きますね。やめておこう。

橋中央から南側
橋は谷を超える形で架けられています。風の通り道となっているので強風が吹いています。このため、雨にも関わらず傘は厳禁と言われてしまいました。かわりに薄いビニール製のレインコートを渡されましたが、この強風で役に立つかい。結局のところ濡れました。なんてこったい。

箱根関所

1時間ほど三島スカイウォークに滞在して、後続のバスで再び元箱根港を目指します。
途中で箱根町港にバスが差し掛かりました。バスの案内では駅伝ミュージアムがあるみたいです。駅伝に興味はないですが、とりあえず降りてみます。

箱根町港

降りることが正解だったみたいで、元箱根ではなくてこちらの方に箱根関所はありました。
箱根観光といえば箱根関所でしょう。
箱根関所 京口御門

箱根関所 遠見番所から
発掘調査などで再現された施設ではありますが、なかなか見ごたえがあります。そして、意外と狭い。
ここに来るのは2度めのはずだけど、こんなものだったかな?

箱根関所資料館
同じ入場券で資料館も入れるので資料館にも来てみました。資料館はそこその混雑度合いでした。資料館も2回目のはずだけど、全く記憶に残っていない。残されていた改修時の図面が展示されていましたが、復元施設と全く同じでした。この資料を参考に復元したのかな。

御番所茶屋 お茶屋セット
普通に冬と同じくらい寒ので途中のお茶屋さんで休憩にします。ストーブと温かいお茶がありがたい。お菓子はあん団子が一番好みでした。しっかりと歯ごたえがあるお団子は珍しいんですよね。みたらし団子の方は今風のヤワヤワなお団子でした。

箱根神社

箱根町港に戻って桃源台行きの船に乗ります。関所から港に戻ってきたところでちょうど出向時間だったので駆け込み乗船します。フリーパスはここでも威力を発揮して最速で乗り込むことができました。

海賊船
観光用にデコったのか何故か海賊船って言う呼称になっていました。芦ノなのに?
桃源台行きの船は元箱根を経由します。元箱根港に近づくと立派な鳥居が見えてきました。
興味が湧いたので元箱根で降りることにしました。

箱根神社
鳥居は箱根神社のものでした。

箱根神社参道
なかなか立派な杉並木なので、これは箱根が関所していた江戸時代のものでしょうね。

箱根神社本殿
今回も無事に家まで帰れますように。願いを申し上げてみます。欲を言えば晴れて欲しい。

桃源台

箱根神社の参拝を終え、元箱根港から再び海賊船に乗りました。

桃源台ビューレストラン オムライス
桃源台港に到着したのは13時半ごろでした。ここはロープウェイ駅と直結だったので、すぐ乗り換えもできましたが、ちょうどいいので展望レストランでお昼にしました。
展望レストランですが、湖から見て2階といった高さなので眺望はそこまで良くないです。
オムライスは普通に美味しかった。

箱根ビジターセンター
食後に大涌谷に向けてロープウェイを乗ろうかと思ったのですが、ロープウェイの先がどう見ても雲の中に見えました。上であまり観光できないかもしれない。時間はまだあるので、桃源台近くのビジターセンターに寄ってみました。
ビジターセンターも特になにかがあるわけではなかったです。何なら職員の姿も見なかった。
木質ペレット式の薪ストーブが暖かったです。
ビジターセンターの案内によると春になると花が一杯になるということでしたが、4月のはじめは箱根的には春ではないらしいです。

箱根ロープウェイ 桃源台駅
桃源台駅まで戻ってきてロープウェイで大涌谷を目指します。高低差はおよそ300m程度です。まだ寒くなるなあ。
ここのロープウェイは自動循環式で18人乗りのゴンドラが次々にやってきます。武漢ウィルスのせいで乗車定員を絞ってましたが、悪天候のせいか観光客も少ないので3台目で乗ることができました。

大涌谷

循環式のロープウェイはあまり早くなく、のんびりと20分程度揺られて1000mの大涌谷に到着しました。ここに来るのは初めてです。

大涌谷
天候は雨で、風向きによって、雲の中・雲の外・噴煙の中を繰り返す感じです。
ときおり雲から外れるので遭難はしないか。

大涌谷

大涌谷
なかなかの絶景なんでしょうが、天候の問題で常に一部しか見えないので「広大な荒野が!」とはならないな。

黒たまご販売
名物は黒たまごのようなので行列に並んで買ってみました。

黒たまご
表面は真っ黒です。この色は硫化鉄かな。中まで真っ黒かと思ったのですが、卵膜は突破できないらしくて中身は普通のゆで卵でした。1個あたり100円なのでそこそこのお値段。しかも5個入りなので、一人だと頑張って食べる必要があります。

甘酒とジャガビー
あまりにも寒いので甘酒とジャガビーで温まります。ここでもストーブ大活躍。
箱根の春はゴールデンウィークあたりからなのかな。北海道かよ。

帰路

16時になったので、下山します。帰りは来たときとは逆の早雲山の方に降りて強羅経由で小田原に向かいます。

箱根ロープウェイ 早雲山方面乗り場
最初はロープウェイを使います。

箱根登山ケーブルカー
早雲山でケーブルカーにスイッチ

箱根登山鉄道
強羅で登山鉄道に乗ります。なんだかアルペンルートみたい。

小田急
箱根湯本からは普通の電車になりました。
小田原についたときには18時になっていました。なかなか時間かかりますね。

中央林間駅名標
来たときと逆に相模大野を経由して中央林間に帰ってきました。19時です。3時間くらいかかりましたね。
自宅からはちょっと離れていますが、今回の旅はここまでとなります。

お土産

お土産
お土産は大涌谷で買ってきました。
甘めの吟醸酒という好みのお酒があったので買ってきました。4合瓶で4500円というなかなかのお値段です。

費用

  • 交通費
    • 小田急電鉄
      • 箱根フリーパス 5,820円
    • JR
      • 小田原→湯河原 330円
      • 来宮→三島 330円
  • 宿泊費
    • 1日目 4,550円
  • 食費
    • 1日目夜 3,389円
    • 2日目朝 847円
    • 2日目昼 1,694円
    • その他 1,370円
  • その他
    • 日航亭 大湯
      • 入浴料 1,000円
      • 貸しタオル 250円
    • 三島スカイウォーク 1,100円
      • 箱根フリーパス優待 ▲100円
    • 箱根関所・箱根関所資料館 500円
      • 箱根フリーパス優待 ▲100円
    • お土産 4,511円

計 25,518円

新たに追加された訪問地

なし

さいごに

思いつきで催行された旅だったので、安・近・短という感じにしてみたつもりでした。振り返ってみるとあんまり安くない。晩酌とお土産のお酒かなあ。最近、仕事のストレスで酒量が増えたような気がします。多額の年金を老人に吸われて終わりそうですが、ちょっと息抜きはできました。観光地に行くと時間と金と体力を弄ばした老人ばかりがいる日本ですが、今回の旅はあまり見かけなかったのでいい息抜きになりました。今月はかねてから予定していた鹿児島旅行がまだ控えています。とても楽しみです。

0 件のコメント:

コメントを投稿