Javascript External Library

2022-08-07

Panasonic 洗濯機 NA-VH300L の修理

9年ほど使っている洗濯機が動かなくなってしまいました。症状はエラーコード「U11」が表示されたまま動作しないというものです。このエラーは排水関係のもので、よくあるのは排水口のホコリ受けの掃除不足による排水不良のときに発生します。しかし、今回はきっちり掃除してもエラーが消えませんでした。
9年ものの家電なので当然保証外です。修理を頼んでも高額な費用がかかる気がするので修理を試みてみます。

何度かエラーの出る様子を確認してみると、このエラーは排水コマンドが入力されてから一定時間以内に洗濯槽内の水が排水されないときに発生するようです。ホコリ受けに水が流れてくる気配がないのでそれよりも上流で問題が発生していることになります。洗濯槽の排水用の水栓の障害を疑います。

作業台(即席)
洗濯機ならば背面パネルを開けるのが常道かな。背面にアクセスするためにホームセンターで売られていた端材を組み合わせて作業台を作成しました。

背面パネル
背面パネルが見えるようになったので外します。

背面から洗濯槽下部
背面から確認してみました。多分これかな。
しかし、乾燥用の循環ダクトが邪魔でアプローチが難しい。

諦めてプロを呼ぶことにしました。残念
販売元のヨドバシカメラに聞くと洗濯機はメーカー修理ということだったのでPanasonicの技術者が来ることになりました。電話連絡しか受付口がないのが難点でしたが、日曜日にヨドバシカメラに連絡しましたが、翌日月曜日にはPanasonicから連絡があって、週末の土曜日には修理に来てくれました。めっさ早い。

プロの修理の仕方をラーニングします。

前面下部パネル
まずは前面のパネルを開けます。前面は隠しねじになっていて3箇所を緩めるとパネルが開けられます。ホコリ受けのところの3箇所目は知らないと難しい。

コンピュータボックス
続いてデンと構える制御箱をやはりネジ3箇所を緩めて外します。

排水用電磁水栓
排水用の水栓が見えてきました。常時閉タイプの水栓でサーボモーターで開くようです。
今回の故障箇所はここで、水栓にホコリが詰まってしまい水栓が開いても排水できない状態になっていました。

水栓に詰まったホコリを取り除くことで修理は完了です。
では、このホコリはどこからやってきたのか?

前面操作パネル
洗剤受けを引き抜くと操作パネルを固定するネジが見えてきます。
このネジを緩めて操作パネルを左にスライドします。

操作パネル裏
スライドすると操作パネルの裏の一角が空いています。

乾燥循環ダクト
この隙間から乾燥用の循環ダクトが見えます。この部分は本体上部からアクセスできるフィルタの手前になります。このダクトにホコリが詰まることがあって、詰まったホコリがまとまって洗濯槽に落ちるとこの様な障害が発生するらしいです。

言われてみると、フィルターの掃除しても乾燥時間が長くなってました。循環路にホコリが詰まっていたんですね。

フィルターのマメな清掃である程度予防できるらしいです。気をつけよう。

今回の修理費は税込み6,600円でした。超お安い(人件費だけで赤字になってそう)。これなら素直に専門家を呼んだほうがいいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿