はじめに
福井県でまだ訪問していないのは今立郡池田町です。この地が最後に残ったのはある意味で必然でした。同町と接続する鉄道はなく、道路は鯖江市、越前市、大野市と結ばれています。バスは越前市からのものだけで大野市方面はなかなかの酷道になっています。つまるところほぼ行き止まりの土地柄です。加えて冬は豪雪地帯となっていて宿もほぼない。
そんなところに朗報が入ります。岐阜県揖斐川町と池田町の間に聳える冠山のトンネルが開通して国道417号線がつながるようになったということです。これで、往復別ルートのとおり休み池ができたということになります。早速行ってみることにします。
旅程
旅程(北近畿付近) |
旅程(池田町拡大) |
1日目
東海道線
品川駅 |
早朝の品川駅にやってきました。
往路は18きっぷを利用するので早めに出発する必要があります。
品川始発の熱海行きに乗ります。
熱海に到着
乗り継ぎの沼津行きは対面乗り換えなのですが、見送ります。
6:49
見送って次の折り返し浜松行きに乗ります。
これで長い静岡を着席確定で乗ることができる。静岡県も転換クロスシートの車両が増えてきて、今回利用するのも転換クロスシート車両でした。
浜松に到着しました。
9:23
対面乗り換えで豊橋行きに乗ります。
この県境超え列車は3両編成なのでいつも混み合う感じです。
豊橋までの35分は立席で我慢となる。
豊橋に到着です。
ここでも対面乗換で唐突に開催される豊橋ダッシュ
そういえばパリでも脳筋祭やってる頃だったか。
10:02
豊橋から大垣行きの新快速に乗ります。
ここで、米原行きに乗り継げるといいのだけど、米原まで直通してくれる列車は少ないです。大垣米原間の需要が少ないから編成長を持て余すんだろうな。
大垣に到着しました。
11:41
跨線橋を渡って1番線から米原行きに乗ります。
大垣から米原行きの列車で着席できるのはちょっと運になるけど、今日は問題なく着席できました。
米原駅に到着しました。
12:29
ここでも対面乗換で加古川行きの快速に乗ります。
ここの乗り継ぎは時間に余裕がある感じで、到着時にまだ入線していません。
瀬田駅に到着しました。
これ彦根で食べてますね。
チャーハンも頼んで運動で消費した熱量を補給しておきます。(と言い訳しないと罪悪感が出る)
大津駅から電車利用の再開です。
大津駅は北緯35度線が通っているということで目印が立っていました。
半チャーハン |
大津駅駅名標 |
北緯35度線モニュメント |
北近江の湯は24時間営業のスーパー銭湯です。源泉があるのでいちよう温泉なのですが、施設的にはスーパー銭湯ですね。
温めのお湯もあったので2時間ほど長居してしまいました。
国道303号線を通って岐阜県の方にやってきて、揖斐川町の道の駅で仮眠とします。
温めのお湯もあったので2時間ほど長居してしまいました。
道の駅 夜叉ヶ池の里・さかうち |
標高を上げれば気温がある程度下がるかと期待していたのですが、真夏の今日は効果は限定的でした。まあ、寝れなくもない27度いったところ。
明るくなってから行動を開始、まずは朝ご飯を食べに別の道の駅に向かいます。
2日目
揖斐川町
道の駅 星のふる里ふじはし
道の駅 星のふる里ふじはし |
道の駅 夜叉ヶ池の里・さかうちのレストランもモーニングサービスがあるという話でしたが、今日はやってないようなので、隣の道の駅 星のふる里ふじはしまで移動してきました。
こちらのレストランは8時からモーニングサービスをおこなっていました。
中京圏らしいモーニングサービスです。あんトーストが甘くて美味しい。
コーヒーはセットではなく、コーヒーのセットがトーストである。
朝食後は国道417号線を池田町に向かっていきます。
レストラン 星のふる里 モーニングセット |
中京圏らしいモーニングサービスです。あんトーストが甘くて美味しい。
レストラン 星のふる里 コーヒー |
横山ダム
横山ダム 堤体 |
ついでに寄り道しながら行ってみよう。
中空重力式コンクリートダムで天端を対岸まで行くことができます。
対岸の道は工事中なので通り抜けはできない。
奥には国道303号線の奥いび湖大橋が見えます。
横山ダム 天端 |
対岸の道は工事中なので通り抜けはできない。
奥いび湖 |
こっちはロックフィルダムなので形状が砂場で作ったダムみたい。
徳山ダム 洪水吐 |
徳山湖 |
下流の横山ダムと合わせた洪水調整能力が高くて2014年の大垣の洪水では水位を2m低減させることができたらしい。
池田町
そばの郷池田屋
池田屋 |
道のオアシスにもレストランがあったのですが、メニューがピンとこなかったのでこちらにやってきました。
池田屋内部 |
夏のこの時期はかけも冷たいものになるということだったのでかけにしました。
ご多分に漏れずこちらのかずら橋もワイヤーに葛を巻いているだけなのですが、まあ雰囲気は出ています。床面が隙間だらけで下が見えて、吊り橋なのでよく揺れる。捕まりながら恐る恐る渡す人も多いですが、私はこういうのはあんまり怖くないからなあ。高所よりも浮遊感のほうが苦手なので実は飛行機は毎回怖かったりする。
道のオアシスに戻ってもう1箇所くらい観光する時間がありそうだったので町の北東にある龍双ヶ滝に行ってみることにしました。
足羽川ダム
足羽川ダム本体工事 |
福井県道34号線沿いでは足羽川ダムの工事が進んでいました。
これは重力式コンクリートダムですね。固練りのコンクリートを均して積み上げる建築方式です。
近くには原料調達の工場までありました。日本でコンクリートのダムがたくさん作られるのはコンクリートの現地調達が容易というのが理由であるのかもしれない。
足羽川ダム工場 |
このダムは河川の大きさとダムの大きさがあんまりマッチしてないのが気になってちょっと調べてみました。このダムは利水を目的としない洪水調整専門で降雨量が増大したときのみ貯水するらしい。そして、隣接する足羽川の支流4箇所から導水トンネルで貯水するらしい。だから川とダムの規模が不釣り合いなのか。
冠山峠道路や足羽川ダムを見ていると民主党がぶっ壊した日本も少しずつ傷が癒せてるらしい。早く生産性のない老人を見捨てる世の中が来ないものか。
龍双ヶ滝
龍双ヶ滝 |
ダム工事の範囲の県道は整備されていますが、ダム工事から離れた1km程度はかなりの険道でしたがなんとか到着しました。
龍双ヶ滝はただの滝なのですが、少なめの水量が広く広がっているのが特徴で、この影響で大きな滝壺がない。そのため滝が流れる崖際まで行くことができるので斜度の大きな滝としては近くまで行けるのがいい。冬になったら凍ったりするのかな?
帰路
まちの駅 こってコテいけだ |
帰りは北陸道を利用して帰ります。下道でのんびり帰ることも考えたのですが、何度か市街地を通るので高速道路のほうが時間が予測しやすそうでした。
高速道路を利用するので、時間に余裕が出てサービスエリアで休憩していると、どうやら車線規制工事の影響で渋滞しているということです。
武生IC~今庄ICと木之本ICと小谷城SICの2箇所でしたが、後者の方はかなりの渋滞になっていて通過に30分程度の時間を要しました。
時間に余裕を持たせていたので渋滞でも問題なく米原に戻ってきました。
賤ヶ岳SA |
武生IC~今庄ICと木之本ICと小谷城SICの2箇所でしたが、後者の方はかなりの渋滞になっていて通過に30分程度の時間を要しました。
米原駅 |
やたらと現代風に美化された2000円の人が面白かったので買ってみました。
計 31,982円
費用
- 交通費
- JR
- 青春18きっぷ1日分 2,410円
- 米原→品川 11,090円
- トヨタレンタカー
- 22時間51分 259km 10,120円
- 特割GO! ▲2,024円
- マイル ▲2,850円
- ガソリン 9.74L 1,678円 (26.59km/L)
- 高速道路
- 武生IC→彦根IC 1,790円
- 食費
- 1日目夜 1,450円
- 2日目朝 450円
- 2日目昼 1,500円
- その他 750円
- その他
- 北近江の湯 120分 1,080円
- 福井のかずら橋 300円
- お土産 4,238円
計 31,982円
新たに追加された訪問地
- 福井県
- 今立郡
- 池田町
あと62市町村
さいごに
福井県最後の池田町に訪問しました。日本の公共事業は民主党が破壊し尽くしてしまったと思っていましたが、目立たず復活の兆しがあることが確認できたのはとても良かったです。
印象深い地は龍双ヶ滝ですね。道が狭くて駐車場も広くなく大変な場所ではありますが、滝までの距離が近くてとてもいいです。百選の滝に選ばれているだけはありますね。
急に思いついて旅行を決めたのですが、なかなか楽しめた旅行となりました。
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