はじめに
佐渡の金山が南朝鮮の妨害でなかなか世界遺産登録できていませんでした。半ば南朝鮮に屈する形となりましたがようやく登録の方向に向いた今日このごろです。
それとは一切関係がないのですが、佐渡に旅行に行ってきます。なお、金山には行っていない。
旅程
旅程(全体) |
旅程(佐渡付近) |
1日目
新潟へ
大崎駅マスコットキャラクター「おうさき」 |
今回の旅は18切符を利用して新潟に向かうところから始まります。上越方面へは品川から東京上野ラインか東京から上越新幹線を利用するところですが、今回は大崎から湘南新宿ラインを利用します。
ただ、快速高崎行きは9:31なので少々早くきてしまったようです。
9:15
ただ、快速高崎行きは9:31なので少々早くきてしまったようです。
E231系 |
先発の快速籠原行きに乗ります。
相鉄線で人身事故があったようで高崎行きは19分の遅延となっていました。高崎での乗り換え時間は4分なので間に合わない可能性が高いです。
熊谷駅に到着しました。10分遅延ですね。
籠原での乗り換えは面倒だから熊谷で乗り換えてくれというアナウンスなのでここで乗り換えます。
10:53
普通高崎行きに乗ります。
高崎駅に到着しました。ほぼ定刻通りです。
水上行きに乗ります。
駅の放送は折り返し列車だとアナウンスしていましたが、車庫からやってきました。
水上駅に到着しました。
水上駅も黒磯駅同様に狭い跨線橋を渡らなければならない構造です。
長岡行きの普通列車に乗ります。ここから雪深いので大雪仕様の列車になります。
長岡駅に到着しました。
そのまま対面乗り換えの15:33発豊栄行きに乗れば新潟に行けたのですが、水上を超えて油断してしまってこれをスルーしてしまいました。
16:16
やむを得ないので少し待って次の新潟行きに乗りました。
新潟駅に到着しました。
今回はα1系列のホテルです。明日のことを考えると駅前は少々遠いのですが宿が多いからか少し安めに利用することができました。まあ、何も問題ないビジホですね。
萬代橋は新潟の信濃川にかかる大きな橋です。
信濃川は度々洪水が起こるのでいくつもの分水路で流量が制限されていますが、それでもこの川幅と水量だからなあ。
萬代橋 |
信濃川 |
洪水が減った代わりに砂州の原料が減っている影響もあるみたいですが、これを見るとそんな感じがしない。
シンプルなフライドチキンでとても美味しい。このお店はモツ鍋も提供しているので鶏を丸ごと利用しているのでしょうね。
日本酒も頂いて新潟に舌鼓をうってホテルに戻ります。明日は早いので寝坊しないようにしないと
2日目
佐渡汽船
新潟港佐渡汽船ターミナル |
朝早いのですが、この時間でないと船に間に合わない。
4時にチェックアウトして新潟港まで歩きます。この時間だとバスがないので歩いてターミナルに向かうしかないです。早朝とはいえ夏なので暑い。佐渡汽船のターミナルにつけば冷房があると思って頑張ってきたら、扇風機しかなかった点は軽く絶望を覚えた。
6:00
佐渡汽船 ときわ丸 |
佐渡汽船のときわ丸で佐渡の両津港に向かいます。
ガラガラでもなく混み合ってもないという感じの船内で短距離航路ゆえの2等室がほとんどを占める船内、ちょっと想定外だったのはGPS電波の遮蔽度合いが高くて現在地がよくわかんない点かな。船室が外壁から離れていた影響かもしれない。
8:34
サドッキー |
両津港に到着しました。
こっちのターミナルも冷房はない。SECOというより、古くてもともと冷房設備がないのかもしれない。
たぶん、朱鷺っぽい何かがお出迎え。サドッキーらしい。
ここでボトムスのファスナーが壊れる。劣化してきていたのは気がついていたけどここでか。飛行機の保安検査で引っかかることがあるので旅にソーイングセットを持ってきていないんですよね。とりあえずトイレで修理を試みたけどソーイングセットがないと無理そう。スナップは無事だったのでとりあえず丸出しは防げそう。しかし、こういうときに限って下着とボトムスの色が違うんだよなあ。とりあえずトップスの裾で隠して気をつけておこう。
両津港でレンタカーを借りて観光開始です。明日の朝の便で帰るので大体24時間の滞在になりそう。トヨタレンタカーで借りたのはヤリスでした。ただ、ここのトヨタレンタカーは職員が佐渡汽船レンタカーの人でした。なんでもトヨタレンタカーの代理店をやってるらしい。そういう営業形態もあるんですね。車はトヨタレンタカーになっていたので人間と場所だけ代理店という感じなのかな。
友人からおすすめされたガイド本は佐渡の南端の宿根木が舞台だったのでまずはそちらに向かってみます。ナビをセットするとたぶん国道をおすすめされると思ったので、あえて新潟県道45号線を選択して海沿いに行くことにします。まあ、1時間位でつくでしょう。
佐渡観光
小佐渡
ヤリス |
赤亀 |
佐渡は南の小佐渡と北の大佐渡の2つの火山島で形成されています。間は国仲と呼ばれる平野部になってるのが大きな特徴です。ここは元海底でしょうね。
案内の人が言うには川の中州の構造に合わせた構造で、敷石通りに組み上げて作ってあるらしい。でも、修理するたびに丸みが減って鋭角の三角になっていくんだとか。最初の建築が船大工さんで修理は普通の大工さんがやる影響かな。
家は決して広くなく階段も急ですが、暮らすには十分な広さかな。少なくとも我が家の4倍位は広そう。痛みが少ないのは最近まで人が住んでいた影響みたいです。ここも公開することで人が出入りするので痛みが抑えられているらしい。
三角家を訪問したあとは町並みを散策することにしました。
三角家2階 |
旧宿根木郵便局 |
旧い方の郵便局には電信の文字もある。三角家の案内の方が最近の人は昭和の家の構造を知らなくなってきていると言ってましたけど、電信とか知らないだろうなあ。
観光客しか歩いている人を見かけないけど、三角家の案内の方が今日は小木港でお祭りがあるのでみんなそっちに行ってると言ってました。花火もあるということなので夜にまた来てみよう。お酒を呑みながら見るのがいいんですよと言われたけど、今日の宿は小木ではなく真野集落となっている。呑むと宿に戻れないって笑って返したら、今すぐ小木に宿を取り直さないとって笑顔で返された。なかなか楽しいお姉さんでした。
宿根木のはんぎりは楕円形、ガイドブックどおりですね。乗ってみようかと思ったのですが、なかなか繁盛しているようで待ち行列ができている。そんな中1人で利用は申し訳ないのでちょっと遠慮した。まあ泳げない私は海が苦手ってのはある。ここはリベンジしたいところ。
高台にある元小学校もガイドブックに乗っていた場所です。
世捨小路 |
はんぎり |
佐渡国小木民俗博物館 |
見たことない模様の出所不明の花瓶はなかったけど、宿の文字が書かれた窓ガラスは本当にあった。あのガイドブックはなかなか丁寧に描かれていますね。
ちなみにガイドブックのタイトルは「魔法使いロゼの佐渡ライフ」です。友人に勧められた本です。私からもおすすめ。
宿根木のあとは佐渡トキ保護センターに向かいつつ途中で観光していきます。
度津神社
度津神社 鳥居 |
佐渡うどんはぎばさという階層を混ぜたうどんのようです。色合いはそばにそっくりです。
うどんも特徴的なのですが、かき揚げが非常にインパクトがあります。大きさが大きい上に塩で食べてくれということでした。大きいのに中までサクサクに揚げられています。つまり、大きすぎてかぶりつけない。サクサクなので衣が砕ける。器がただの板なので周囲に飛び散る。塩で食べるのでサクサク具合が緩和できない。美味しいけど食べにくい一品でした。
佐渡トキ保護センター
トキ資料展示館 |
朱鷺 |
真野地区の伊東屋さんです。宿根木では宿はここと言ったら辺鄙なところをって返された。佐渡的には真野はメジャーじゃないのか。1人でネット予約できるところ自体が少なかったんですよね。
部屋は6畳の和室です。
伊東屋 和室 |
宿についたので、道中で買ってきたソーイングセットでボトムスの応急修理をする。旅行に来て何をしているんだと思うけど、エンジニアなので格安で応急処置できる点はちょっといいかも。
17:43
地元の人間も観光客も多くが集まっていて駐車場は第3までが埋まっていて第4駐車場に止めることになりました。割とギリギリだった。
花火会場なのでさぞ人でごった返すのだろうと思ってましたが、打ち上げ時刻になっても隙間が多く見られるくらいの人の入り具合です。そこまで人が多くないのか、地元の人は個々じゃないいい場所を知っているのか。いずれにしてものんびり花火見物ができそうです。
花火は個人も含めて地元の人が打ち上げているという感じです。一発一発に込められた思いが案内されながら丁寧に打ち上げていきます。このあたり現在の観光課が進んだ花火とは一線を画しますね。
6時に起床。宿の朝食は7時からでした。
ご飯はおかわり自由になっています。納豆は佐渡の納豆で粒が大きいのが特徴です。右奥のこんにゃくのようなものはいごねりで海藻のいご草を煮て作るらしい。ところてんの一種かな。
新しくできた飲食街に行ってみたのですが、お昼時ということもあってひどい混雑具合だったので、反対側のやなぎ庵さんにきてしまった。こっちはお昼というのに空きがある点がちょっと心配になる。
タレカツを頼みました。
そうこうしているうちに嫌な予感が的中しました。
越後中里から水上は閑散区間です。運休の判断もやむなしというところです。
花火 |
一番大きいのは三尺玉が1発。打ち上げポイントも近いので打ち上げ時の衝撃波が届くくらいでした。
1時間、華美ではない花火が堪能できました。
ちなみに、帰りは渋滞で2時間かかった・・・
3日目
朝食
伊東屋 朝食 |
ご飯はおかわり自由になっています。納豆は佐渡の納豆で粒が大きいのが特徴です。右奥のこんにゃくのようなものはいごねりで海藻のいご草を煮て作るらしい。ところてんの一種かな。
帰りの船はおけさ丸でした。
新潟港に到着しました。
帰りはここからバスで新潟駅に向かいます。
11:53
バス出発。タクシーを利用する人も多くて路線バス一台になんとか乗車しきれるぐらいの乗客になっていました。
12:05
新潟駅に到着です。
駅舎の方はもうほとんどできている感じなのかな。
やなぎ庵 |
やなぎ庵 タレカツ |
3月に酒田に行く途中で寄ったときはかき揚げとからあげだったかな。
電車を待っていること1時間、急に天候が悪化して豪雨が降り始めました。
ゲリラ豪雨
13:09
上越線長岡行きの電車に乗ります。
14:23
長岡駅に到着しました。
この列車の乗り継ぎは越後湯沢行で、その次が越後中里行で、更に次が水上行きです。
どれを選んでも2時間後の水上行きに乗るしかないというダイヤなので長岡駅で2時間待つことにしました。
ちなみにこの判断が最終的には良い方に転がる。
長岡駅 |
運休 |
越後中里から水上は閑散区間です。運休の判断もやむなしというところです。
16:52
とき330号に乗り換えて帰ることにします。
大雨の中、定刻運行する新幹線が頼もしい。窓の雨は滝のようでした。運転席とか前が見えないくらいだと思うのですが、電子制御だから別に関係ないということなのかな。
17:43
高崎駅に到着しました。
このまま東京まで乗りたい気持ちはあったのですが、18切符もあるのでここからは在来線にします。
在来線復帰
17:59沼津行きの東京上野ラインに乗ります。
今日はこれが最後になります。
お土産はサドッキーと宿根木の人におすすめされた酒造のお酒を買ってきました。
計 60,102円
品川駅駅名標 |
20:13
埼京線の人身事故の影響で2分遅れて品川駅に到着しました。
予定では20:01到着だったので新幹線の利用で2時間くらい早く帰ってくることができました。
今回はここまです。
お土産
お土産 |
費用
- 交通費
- JR
- 青春18きっぷ2日分 4,820円
- 長岡→高崎 6,050円
- トヨタレンタカー
- 23時間13分 196km 10,230円
- メンバー割引 ▲858円
- ガソリン 8.95L 1,539円 (21.90km/L)
- 佐渡汽船
- 新潟↔️両津 5,920円
- 新潟交通
- 新潟港→新潟駅 260円
- 宿泊費
- 1日目 6,800円
- 2日目 10,000円
- 食費
- 1日目夜 5,000円
- 2日目朝 528円
- 2日目昼 2,500円
- 3日目昼 750円
- その他 868円
- その他
- 宿根木共通券 1,000円
- トキ資料展示館 400円
- お土産 4,265円
計 60,102円
新たに追加された訪問地
- 新潟県
- 佐渡市
あと61市町村
さいごに
佐渡は大きかった。1日で回るのは難しいですね。今回は南の小佐渡中心となりました。世界遺産になってしまった金山は華麗にスルーすることになりました。鯛生金山など他の金山にも行ったことあるので優先順位が落ちてしまった感じですね。小木港祭りは全くの偶然でした。宿根木の人におすすめされなければ行ってませんでした。ありがとうございます。特に願いと祈りが込められた花火を粛々と打ち上げるスタイルが気に入りました。
3日間の旅の行程で多くのトラブルがありました。特に水上行き最終が運休したことが最大ですね。長岡駅で水上行始発を2時間待つ判断をした結果、予定より2時間早く帰り着くという形になりました。では、長岡駅で待たなかった場合はどうなったかというと次のような感じになっていまいた。
待たずに越後湯沢行きに乗った場合、この電車は小出で立ち往生した後に水上行き最終に筋が変更になりました。そして60分遅れで水上駅に到着します。その後は新前橋・高崎・上野・品川とたどって到着が23:41になる計算です。少しでも遅延するとアウトなのでかなり余裕がない。
1時間待って越後中里行きに乗った場合はもっと大変になっていました。これは小千谷駅で足止めになって運行再開までそのままでした。終電にも間に合わないので長岡に引き返して新幹線で東京に帰ることになりました。
今回は新幹線駅で足止めされたのがとても幸運でした。
佐渡とはあまり関係ないのですが、かんずりを見つけられなかったのがちょっと心残りです。ガイドブックによると1種類だけは普通に買えるような感じだったのに残念です。今度新潟方面に行くときに探すことにします。
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