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2023-10-15

北海道道央旅行

はじめに

冬の北海道も好きなのですが、会社勤めの身としては雪による交通機関の乱れが怖いです。そこで冬シーズン手前の北海道へ行ってみようかと思います。北海道は好きでよく行くのですが、この時期に行くというのはないので楽しみです。寒いのか、雪はどうなのか期待と不安があるいつもの旅の高揚感に包まれます。

旅程

旅程(全体)

旅程(北海道拡大)

1日目

職場から直行した羽田空港

羽田空港 第2ターミナル
19:32
10月の3連休前日の金曜日、仕事を終え(微妙に終わってなかったけど振り切って)空港に直行しました。
今日利用する予定の飛行機は20:35出発なので1時間前に空港に来ることができました。この日は山手線でトラブルがあってちょっぴりドキドキしましたが、間に合ったようです。
いつものポイントから南側を見ると第2ターミナルの国際線がついに稼働したみたいです。支那人が拡散した武漢ウィルスの影響でなかなか開業しませんでしたが、ようやく使うようになったようです。

ANA FESTA Aセット
制限エリア外でのんびり夕食にしてると間に合わないかもしれないので、保安検査を通過してから晩御飯にします。出発ゲートのとなりに店があったのでここにしました。

NH81便

羽田空港60番ゲート
羽田空港と新千歳空港は競合不在のドル箱路線です。ゲートは保安検査場眼の前の60番からの出発となりました。

JA714A
機材もワイドボディの777-281で満席状態です。
儲かってますねえ。ぜひ今期こそ配当金をください。

20:35
定刻通りの出発となりました。
滑走路もRWY34Rというスムーズな出発となりました。
離陸後はすぐに東へ旋回し、船橋上空から北を目指します。

22:07
新千歳空港のRWY01Lに着陸し、8番スポットに到着しました。定刻通りですね。

新千歳空港

普段であれば早朝出発するところですが、今回は職場を定時ダッシュして飛行機に乗りました。少しリスクがあったのですが、この便を選んだ理由は新千歳空港の到着時間にありました。
22時すぎに到着なら多少遅れても23時まで営業しているレンタカー屋さんを利用できると計画したからです。

新千歳空港 レンタカーカウンター
そう。夏ならばね!
レンタカーを予約するときに間違いに気が付きましたよ。

新千歳空港 センタープラザ
人気がないセンタープラザが物悲しい。新千歳空港は24時間空港というわけではないので朝まで滞在するという訳にはいかないです。
2年前の春の旅行のときはエアポートホテルを利用しましたが、宿泊料花かなのお値段がします。

新千歳空港温泉
そこで今回は空港の温泉で一夜を明かそうかと思います。実は2年前のときも検討はしたのですが、支那人の武漢ウィルス対策で深夜営業してなかったので利用できなかったです。
深夜料金もセットにすると3500円とデイスパとしてはかなりの強気設定ですが、エアポートホテルの3分の1以下という感じです。
温泉という名前の銭湯ではなく、ちゃんと汲み上げた温泉です。露天風呂もあってとても快適です。値段は高いですが悪くないです。変わり種としてミストサウナがありました。乾式サウナよりも低温で私としてはこっちのほうが好みでした。ただ、時間が23時までで深夜は利用できないのが難点です。
お風呂後はリラックスルームで仮眠にしました。

2日目

改めて出発

朝5時、あんまり眠った感じがしないのですが、朝風呂を浴びに行きます。
隣の人が死にそうな鼾の人で気になってあまり眠れなかったです。ちょいちょい息が止まって覚醒してるんだもんなあ。
外は気温10度まで下がっているみたいですが、露天風呂に浸かりながらゆっくり明るくなっていくのを眺めるのが気持ちいいです。新千歳は早朝便はないようなので空港だと言うのにとても静かでした。

新千歳空港温泉 朝食
「パンくらいしかないですが、無料の朝食を提供しますよ」確かに係員さんはそう言っていました。
額面通りにパンしかない。
しかも本州から運んでる日持ちがするものだけですね。まあ、無料なだけありがたいか。

プリウス
8時になってレンタカー屋さんが開店したので借りてきました。今回は北海道を走るのでプリウスにしました。トヨタのプリウスは新型もレンタルしているらしいのですが、私はまだ見たことがない。人気なんだろうか。

日高

最初の目的地は平取町なのですが、その後に更別村や中札内村に向かいたいので、まずは日高を目指します。

道の駅 樹海ロード日高
千歳からだと道東自動車道が近いのですが、時間もあるので下道で向かいます。
国道337号線で長沼町まで北上し、その後に国道274号線を進む道のりです。
2時間ほどで日高に到着しました。

日高山脈博物館
食事が取れそうな店が何件かあったのですが、どのおお店も11時からの営業ということで10分ほど付近をぶらつく。
隣接に博物館があります。

日高山脈博物館 石
10分ほどなので館外の展示物をチラ見です。
鉱物の博物館なのかな。
館外の展示してあるのは、堆積岩や火成岩といった日本ではありふれたものです。

日本橋
11時になって開店するかと思ったら、開店したのは1店だけだった。残りはいつになるか分からなかったので、唯一開店した日本橋という寿司屋さんでお昼にします。

日本橋 海老天丼
そして、お寿司屋さんだと言うのにランチメニューのトップは海老天丼だったのでそれにしました。まあ、ネタケースに何もなかったしなあ。
味は普通ですが、海老天の尻尾まできっちり揚げてある点や衣で水増ししてない点に好感が持てる天丼でした。

平取町

二風谷コタン
国道237号線を下り、平取町へ
ここで観光できそうなのは二風谷コタンです。
コタンは集落という意味らしいので、二風谷地区か二風谷村ってところでしょうか。

二風谷コタン 住居
アイヌの住居は茅葺きですかね。屋根の構造は本州と変わらないけど、窓が小さいのが特徴かな。日本家屋は夏の暑さ対策を重視してますが、こちらは冬の寒さ対策が重視してあるみたい。

二風谷コタン 熊檻
他で見ない建築物として、子熊の檻がありました。
春先に生まれたばかりの子熊を拉致ってきて餌をやって育てて大きくなったら開放する儀式をやるらしい。
謎い
一体どういう経緯でこうなったのやら。

平取町立二風谷アイヌ文化博物館
資料や小物などを収蔵した博物館もあります。
アイヌの文化は狩猟採集が中心ということがわかります。まあ、狩猟民族は農耕民族には勝てないですよねえ。カロリーの取得効率が段違いだもんな。

えりも

日高に来ているので、なかなか行くことができない襟裳岬の方に行ってみます。

道の駅 みついし
国道235号線を南下していると、様似で国道が土砂崩れで通行止めという案内が出ていました。
道の駅みついしで情報を集めることにします。
国道236号線と町道で通行止区間は迂回できるようです。

明治牧場
道の駅からは馬が放牧されている牧場が見えます。この辺は馬の産地ですね。
農耕馬由来かと思っていましたが、輸送用で交通の要所に近い場所に公営の牧場を作ったのが由来らしいです。
北海道の開拓に馬ありという感じかな。

えりも岬観光センター
16時半ごろ、襟裳岬に到着しました。
襟裳岬は2回目かな。

えりも岬の夕日
北海道の夜は早い。17時前ですがきれいな夕日が見えます。
そして、襟裳岬の食堂が閉まるのも早い。今回も食堂が利用できなかったです。

ラーメン飯店大将
国道336号線を進んで、広尾で晩御飯が食べられそうなお店を見つけました。

ラーメン飯店大将 カツ定食
ラーメン屋さんのはずですが、人手不足でラーメンや中華は出せないということです。ラーメン屋とは!?
一番のおすすめはカツ定食ということなので、それにしました。
しっかりとした肉質の厚切りのトンカツです。このガツンとくるボリュームのとんかつは久しぶりに食べました。
おすすめの言葉に偽りなきです。
いいお店に出会えてよかった。でも、人手不足ということはこのまま閉店になってしまうのかな。人口減少ってこういうことなんだろうな。ちょっとしんみりしました。

十勝

前回、日高方面に来たときは国道336号線を進んで釧路に行きました。今回は広尾から国道236号線を帯広方面に進みます。

道の駅 コスモール大樹
大樹町の道の駅で休憩して、今日のお風呂を探します。

福祉の里温泉
見つけたのは更別村の福祉の里温泉です。外観は老人ホームにしか見えない。
公営の施設で入浴施設を一般開放しているらしいです。基本的には老人施設なのでマスクは必須ということらしいです。
お風呂は内風呂に露天やサウナもある立派な施設です。
40度を下回る低温の寝湯がありました。この一瞬冷たさを感じるくらい低温のお湯が私のお気に入りです。なかなかないんですよね。じっくり堪能しました。

道の駅しかおい
大樹町から帯広までは帯広広尾自動車道の無料高規格道路があるので楽ちんですが、帯広付近の道東自動車道は有料なので道東自動車道に合流する前に一般道に降ります。
その後、よくわからない道をナビに案内されて鹿追に到着しました。
周りに明かりがない道だったので星空を撮影しようかと思ったのですが、あまりにも周りに何もなかったので羆が出そうで諦めた。

道の駅 ピア21しほろ
鹿追からは国道274号線で士幌に22時頃に到着しました。
今日はここまでにしようか迷いましたが、何となく隣の上士幌に向かいます。

道の駅 かみしほろ
士幌と上士幌の道の駅は近くて10分ほどでした。
近すぎる上士幌の道の駅のほうがあとからできたようで明かりも多くて綺麗です。
ただ、星空を見るなら士幌のほうが良かった。今日はここまでにして明日は鶴居村を目指すことにします。

3日目

鶴見台

6時に起床してまずは鶴居村を目指します。
途中の足寄のセイコーマートで朝食にしました。

鶴見台
足寄からは国道242号線、道東自動車道、国道240号線、道道243号線を経由して鶴居村の鶴見台に到着しました。上士幌からは朝食休憩含めて2時間といったところです。

鶴見台(つるなし)
鶴いないね。
よく観察できるのは雪が積もる季節らしいです。しかし、雪が積もったら来れる気がしない。

温根内ビジターセンター

温根内ビジターセンター
流石に鶴なしの鶴見台だけでは悲しいので、近くにあるビジターセンターにも来てみました。ここから釧路湿原内を木道で歩けるみたいです。

釧路湿原
木道に入ってすぐに足元は湿地帯になっていました。そして、あたり一面何もない。
見渡す限りの草原です。
ビジターセンターの説明によるとこの木道は厚い泥炭層に浮かぶ構造にしてあるようです。泥炭層が厚すぎて支持杭が届かないらしい。それでも10年程度で沈んで使い物にならないらしい。
これだけ地衣類が繁茂しているのに植生が進化しないのは寒冷な土地である点とここが釧路川の氾濫原だからでしょうね。言ってみれば北海道のシベリアという感じかな。

木道
奥の木道は若干整備が怪しくなってる感じで腐食も進んでいます。
板が抜けてる場所もあるので注意して進みます。

タンチョウ
鳴き声が聞こえると思ったらスマホのカメラで辛うじて捕らえられる遠さにタンチョウを発見しました。見れるとは思わなかったのです。結構幸運だったのではないでしょうか。今回は望遠レンズを持ってきてないのが残念です。

美幌峠

釧路湿原を堪能して午後はどこに向かおうか吟味します。そういえば、中頓別の天北線の廃線代替バスが廃止になったらしいです。いつか乗ってみたかったのですが、鉄道などの他の交通機関とのアクセスが悪くて保留にしていたら廃止になってしまいました。
中頓別まで行ってこよう。

ぐるっとパノラマ美幌峠
ただひたすら北を目指します。屈斜路湖隣の美幌峠でちょうどお昼になったので休憩にします。

山わさび醤油ラーメン
道の駅のレストランで山わさび醤油ラーメンを頼みました。セイコーマートで販売している目で堪能する山わさびラーメンを想像して覚悟してましたが、こちらはかなりマイルドです。別盛りにされてますが全部投入しても特に問題ない。ちょっと肩透かしでした。

屈斜路湖
食後は展望台を登って屈斜路湖を眺めます。摩周湖や阿寒湖は行ったことがあるけど屈斜路湖は初めてです。これでこの辺りの有名な湖は全部行ったかな。

オホーツク流氷科学センター

オホーツク流氷科学センター
美幌峠を出発して更に北を目指して14時すぎに紋別の道の駅に立ち寄りました。
紋別の道の駅といえば紋別空港からのバスで利用したことが、あるところと違う?
バスターミナルがあるところは氷紋の駅でした。
こちらの道の駅は流氷科学センターがあって見学できます。

氷点下20度
こちらの流氷や南極関連の展示も面白いのですが、氷点下20度の冷凍庫でおしぼりを凍らせる体験が楽しかったです。他にも凍るシャボン玉も体験できます。
展示物は氷に収納されていて冷凍食品みたい。びっくりするのが触っても全く溶けないです。氷点下20度になるとこんな感じですか。貸し出してくれる防寒着は上着だけなので下が寒い。そして板になったおしぼりにどんどん手の熱が奪われる。展示物もゆっくり見たいけどなかなかの耐久レースな感じになってきました。最終的に板になったおしぼりを叩いて曲げて頭に載せて手はポケットに入れて耐えました。
寒かったけどなかなか楽しい体験でした。
外は10度くらいだったのですが、暖かった。

オホーツク温泉

オホーツク温泉 ホテル日の出岬
冷凍庫で冷やされたので今日のお風呂を物色します。
興部の海岸線沿いに日帰り入浴可能な温泉ホテルを見つけたのでここにします。オホーツクに面しているこのホテルは日の出がよく見えるようなお風呂場の配置になっています。
時間的には夕方なのですが岬になっているので日の入りも悪くない感じです。

ホタテフライ定食
夕食はホテルのレストランで頂くことにしました。宿泊客でいっぱいかと思いきやあまりホテルのレストランを利用する人はいないらしくて問題なく入店できました。
メニューはホテルなので高めの値段設定みたいです。その中で目についたホタテのフライにしたのですが、このホタテは別の調理方法のほうが美味しかったような気がする。生の新鮮さも味わえないし、タンパク質が旨味に変換するほどの調理も加えられてない中途半端な状態なのが残念です。

頓別

道の駅 北オホーツクはまとんべつ
食事後、日が落ちた中の国道238号線を北上して浜頓別まで来ました。暗くなってからだいぶ時間が立ったような印象ですが、19時といったところ。北海道は夜も早いです。

国道275号環状交差点
道の駅浜頓別の前は環状交差点になっていました。珍しい。
環状交差点は場所を取り交通量を捌けないので日本では珍しいですよね。この交差点も環状交差点としては小さすぎます。駅前ロータリーほどもない。はっきりと邪魔でしかないのですが、多分邪魔になるように作ってるんだろうな。意味がわからない。

中頓別バスターミナル
浜頓別から国道275号線を進み、目的地の中頓別に到着しました。19時半といったところです。天北線の中頓別駅の場所にバスターミナルがありますが、廃線代替バスも廃止され、残すは都市間バスが1本だけとなっていました。中頓別の人口は1500人程度、バス路線も維持できないらしい。
北海道という対ロシアの重要な土地柄と自国領土を守るのも難しい現状というのがまざまざと突きつけれれる感じです。

幌加内

中頓別からは国道275号線を南下して、音威子府・美深を経由して幌加内まで到着しました。時刻は22時といったところです。今日の移動はここまでにします。

幌加内もかつては深名線が通っていましたが、こちらも廃線になりました。中頓別と違うのは廃線代替バスはまだ辛うじて通ってる点です。しかし、幌加内の人口は中頓別よりも少ない1200人です。こちらも廃止が近そう。

幌加内せいわ温泉ルオント
道の駅は温泉施設も併設してあります。営業は10時から21時なので今回は利用することはないかな。

天の川
星空ついでに天の川も撮影を頑張ったのですが、これは難しい。流石に手持ちの機材では難しいのか、周辺の環境がもっと良くなればいいのか、技術力が足りないのでわからない。

4日目

北空知

幌加内せいわ 温泉ルオント
6時に起床し道の駅内を散策する。
この道の駅は物産館と温泉施設が併設されているみたいです。朝風呂と行きたいところですが、営業時間は10時からということで断念します。

今日の朝ごはんもセイコーマートにしよう。

道の駅 ライスランドふかがわ
今日は夕方に千歳に戻って夜の飛行機に乗る予定です。
途中で歌志内に寄ろうかと思います。
国道275号線を途中でそれて道道281号線から深川に行きます。深川の道の駅で少し休憩にしました。朝8時という時間帯もあってまだ営業はしてないみたいで、準備作業に追われているようでした。

歌志内

道の駅 うたしない
10時前に歌志内に到着しました。
深川からだと国道12号線からアプローチするのがいいのでしょうが、同じ道を往復するのも味気ないので赤平側からアプローチしました。

歌志内は市政を取る自治体なのですが、人口は2,700人と町政の基準にすら満たしていません。これは北海道ではよくあることで元炭鉱の街だったからです。最盛期では46,000人が暮らしていました。
国道・高速道路・鉄道・空港などあらゆる交通インフラから外れた地で限界自治体ともいわれます。この状況は既に限界突破してるとは思う。

この道の駅は最後の力を振り絞って作られた観光施設の一つですが、既に100%稼働する力は残っておらず、物産館と食堂は休業しています。トイレと駐車場は道路施設の一部扱いとできるので隣接の道道114号線とともに北海道管理下に移行されています。
辛うじて温泉施設が高齢者福祉事業という形で残されています。

チロルの湯
もうだめだと思うのですが、消滅する前に利用しておきましょうか。
温めのお湯で露天風呂もある。私としてはかなり満足な温泉施設です。でもあと何年維持できるだろうか。

歌志内市街地
チロルの湯はやや小高い位置にあるので歌志内市街が見えますが、これが市を冠する自治体の中心部には見えない。モノカルチャーに頼った土地の末路です。北海道は雪も深いのでここもいずれ消滅するでしょうね。

鶴沼

道の駅 つるぬま
千歳に向かうなら国道12号線でも良かったのですが、なんとなく国道275号線沿いに走ってみます。

ぼたん亭 えび天そば
お昼時に道の駅があったのでよってみる。お昼は十割蕎麦にしてみました。十割蕎麦と言う割にあまり力強さは感じられない。欲言えば優しい味なのですが、十割感が少なくて残念。次は盛りにするか。

このあたりの国道275号線は札沼線に沿った形を取っています。札沼線は札幌から沼田までの路線でしたが、私が生まれる遥かに前に新十津川から沼田は廃線になっていました。
7年ほど前に新十津川から利用しましたが、既に1日1往復になっていて廃線直前という状況でしたが3年前についに廃止され、現在は北海道医療大学までになっています。その北海道医療大学も当別町から北広島に移転するそうで当別から大学までも廃線になりそうです。

千歳

道の駅サーモンパーク千歳
江別、北広島、恵庭の道道46号線を経由して千歳に戻ってきました。
道の駅は激混み状態で駐車場に入るのも一苦労でした。観光極振りで休憩が難しい道の駅も増えてきましたが、ここもその一つかな。

千歳水族館
道の駅には水族館もあります。

千歳川
北海道の河川は鮭が多く遡上することで有名ですが、この千歳川でも鮭が遡上してきます。
これはインディアン水車で鮭を漁獲する設備です。
漁業というと船から水揚げされるのがメインだと思うのですが、ここでは川から魚をすくい上げてベルトコンベアでトラックに積むんですね。こんな感じで取られてるとは思わなかった。

千歳水族館は淡水魚の展示がされていますが、見どころは川の中が直接見える展示です。
雨天の影響で川が濁ってしまっていますが、確かに鮭が泳いでいる。もう少し時期が変わると鮭で一杯になりそうです。

新千歳空港

新千歳空港
17時すぎにレンタカーを返却して新千歳空港に戻ってきました。

花ぶさ サーモン丼
晩御飯はお寿司屋さんでサーモンにしました。
水族館で鮭をたくさん見てたら食べたくなてしまった。

花ぶさ 大雪
もう運転しないので軽く一杯呑んでいきます。
旭川の高砂酒造さんの大雪にしました。スッキリとしていますが甘く香りが豊かなのが特徴な吟醸酒でした。

雪ミク スカイタウン
来たときは営業時間外だったのでお仕事中のミクさんも見ていきます。ボーカロイドとしてメイコ姐さんのあとに発売だったのですが、爆発的に売れましたよね。私も買ってみましたけど、ソフトは専門的なものだったのでなかなか難しかったです。インターネット上に沢山の人が使い方をアップしたのも特徴的でしたね。
発売されたときは雪ミクバージョンはなかったのですが、里帰りでこっちも一躍有名になりました。
個人的には雪ミクコスチュームのほうが好きです。すっごい寒そうだけど。

サッポロクラシック
保安検査を抜けてラウンジで一杯
北海道に来たらサッポロクラシックは外せない。
今回もよる遅めの時間の便なので遅延が怖いですが、新千歳に向かってくる飛行機に遅延はなさそうなので大丈夫かな。

NH84便

JA713A
帰りもB777-281のようです。
行きと同じ機材かと思ったのですが、行きはJA714Aだったので1個違いでした。

新千歳空港8番搭乗口
21:25
定刻通りの出発となりました。人まずは安心です。
出発は8番からで離陸はRWY19Rとなりました。行きと正反対って感じですね。

お寿司屋さんで日本酒を1杯、ラウンジでビールを2杯呑んだので着席即就寝、おきたらもう羽田が見える位置まで来てました。

23:02
ほぼ定刻通りの到着しました。
着陸はRWY34Rからでスポットは57番でした。着陸からスポットインまでが本当に早かった。
今日の特徴としては雨天で視界が悪かったのか、夜間なのに木更津からまっすぐILSアプローチだったことかな。

今回の旅はここまでです。

お土産

お土産
お土産のお酒で古の製法を復活させた復古酒というのが目についたので買ってきました。
ほがじゃはラウンジでサックラと一緒に開けてしまったけどしっかりとした味わいと食べごたえでとても美味しかった。

費用

  • 交通費
    • ANA
      • 羽田空港→新千歳空港 14,120円
      • 新千歳空港→羽田空港 14,120円
      • ANAコイン ▲500円
    • トヨタレンタカー
      • 2日8時間31分 1,351km 39,050円
      • 割引 ▲6,380円
    • ガソリン 49.25L 7,756円 (27.43km/L)
  • 食費
    • 1日目夜 810円
    • 2日目昼 900円
    • 2日目夜 1,180円
    • 3日目朝 684円
    • 3日目昼 1,000円
    • 3日目夜 1,480円
    • 4日目朝 429円
    • 4日目昼 950円
    • 4日目夜 2,470円
    • その他 1,641円
  • その他
    • 新千歳空港温泉
      • 深夜セット 3,500円
      • マッサージチェア 300円
    • 平取町立二風谷アイヌ文化博物館 400円
    • 福祉の里温泉 450円
    • 北海道立オホーツク流氷科学センター 450円
    • オホーツク温泉ホテル日の出岬 入浴料 750円
    • チロルの湯
      • 入浴料 500円
      • マッサージチェア 200円
    • 千歳水族館 600円
    • お土産 6,623円

計 93,483円

新たに追加された訪問地

  • 北海道
    • 歌志内市
    • 枝幸郡
      • 中頓別町
    • 雨竜郡
      • 幌加内町
    • 阿寒郡
      • 鶴居村
    • 河東郡
      • 上士幌町
      • 士幌町
      • 鹿追町
    • 河西郡
      • 中札内村
      • 更別村
    • 沙流郡
      • 平取町
    • 空知郡
      • 上砂川町
あと91市町村

さいごに

出発前は日高・十勝の未踏地をのんびり回るつもりだったのですが、気がつけば頓別まで足を延ばしていました。
北海道は自然資源が豊富でこれらを産業に活かすのがとても重要な土地ですね。食や温泉などとても堪能できた旅となりました。
しかし、それは人間が自然を制御するのも難しいということでもあるようです。様似では土砂崩れが発生して復旧作業中でしたし、そもそも日高線は路盤ごと流失して復旧不能で廃線になりました。野生動物も多く、この旅でも何度か狐に飛び出しをされて鹿にも遭遇しました。熊に会わなくて本当に良かったです。
このような土地を民間が維持するのは難しいようで、天北線の廃線代替バスはついに廃止されてしまいました。日本は老人には採算性を無視して資金を捨てまくるのに、インフラ維持には非常に厳しい採算性を求めます。以前からもこのような傾向はあったのですが、決定的だったのは民主党政権時代の「コンクリートから人へ」が一番の原因ですね。やはり、政治家に求めるものは50年先の設計能力だと思います。そういえば、民主党の名前だけ変えた立憲民主党が当時は素人だったからミスもあるんですとか言ってたけど、トップがミスするのはダメだろう。あと、素人と専門家がいて素人を選択するアホはいない。
ロシアがウクライナに侵攻して戦争しているというのに、そのロシアと国境を接して領土を係争中だと言うのにその最前線には特に緊張感が感じられなかった。これが真に平和なのか、ただの平和ボケなのか。後者でないことを祈るばかりです。

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