はじめに
年末年始のお休みにでかけたいなあ。そんな思いでしたが年末年始は高い。初詣ができて温泉に入れて畳で寝たい。そして、行ったことがない場所がいい。そんな贅沢を探しました。
旅程
旅程(全体) |
旅程(高松付近拡大) |
旅程(小豆島拡大) |
旅程(直島拡大) |
1日目
高松拠点へ移動
年末年始の旅行は香川県の小豆島にすることにしました。隠岐と迷ったのですが、冬の日本海は帰ってこれなくなるリスクがあったので見送りました。小豆島なら瀬戸内海なので安全でしょう。
しかし、年末年始ということもあって宿が非常に高いです。悩んだのですが、対岸の高松なら船は頻繁に往復していて宿も安いです。高松を拠点に観光することにしました。
品川駅駅名標 |
品川駅構内 |
N700A |
博多行きののぞみ145号に乗り込みます。混雑度合いはというと110%くらいかな。最も混雑してそうなひかりの自由席でも140%行ってなさそう。これはJRの努力の賜物かな。
海外からの旅行者もチラホラ見かけます。3分間隔の高速鉄道は世界でここだけですよー。というか3分間隔とか一般鉄道でも見かけないか、メトロかトラムの一部であるくらいかな。
お昼の新幹線だったので品川駅で調達したお弁当を頂きます。混雑していたので頑丈な崎陽軒のシウマイ弁当にしました。値段も上がり、量も調整が入りましたが、冷めても美味しい上に振り回しても問題ない崎陽軒のシウマイ弁当はお弁当の本質を貫いていると思います。
今日は見事な晴天で冬場ということもあって富士山がきれいに見えました。ここまできれいなのも貴重なのか車掌さんが案内してくれました。
崎陽軒 シウマイ弁当 |
富士山 |
新幹線の次は瀬戸大橋線を通る快速マリンライナーに乗ります。
接続列車遅れのため2分遅延しての出発となりました。
自由席のマリンライナーは混雑していました。そうなるだろうとは思っていたので事前にグリーン車の席を押さえておきました。指定でも良かったのですが、すでに売り切れていたので奮発してグリーン席にしました。
マリンライナー グリーン車 |
東海道線などの普通グリーンとおなじような構造ですね。こちらは東海道線よりも車両が短いのか席数は少ないです。先頭車だからって理由もあるのかな。
グリーンは2階部分が充てられるのでちょっとだけ眺めが良いです。瀬戸大橋で海を渡って四国に入ります。いつも思うのですが、瀬戸大橋で車両故障が発生したら、このスカスカな橋を徒歩で移動するのでしょうか。それはちょっと怖いなあ。
16:36
瀬戸大橋 |
高松駅 |
定刻通りにマリンライナーは高松駅に到着しました。
4時間半かかりました。やっぱり飛行機のほうが早かったか。
高松駅は高松港の接続駅として作られました。そのため、市街地から少し離れています。拠点となるホテルは市街地にあるので移動します。Google先生の案内では琴電を一駅利用したらいいとあったのですが、歩けない距離でもなかったので歩いて向かいます。
それっぽい方向に歩いていくと大きな商店街が見えてきました。ここですね。
高松の商店街も昨今の地方の商店街同様にイオンに駆逐された残骸かと思いきや、まだ普通に稼働していました。しかもかなり規模が大きいのにシャッターでしまっている店が殆どない。これはすごい。
商店街を抜けた先にあるのが3泊お世話になるニューグランデみまつさんです。
ニューグランデみまつ
高松兵庫町商店街 |
それっぽい方向に歩いていくと大きな商店街が見えてきました。ここですね。
高松中央商店街 |
ニューグランデみまつ |
朝食付きで年末年始というのに1泊辺り8800円は安い。
部屋はこんな感じの和室です。流石に設備の古さは隠しきれてないですが、要所が改修されており頑張っている感じです。
香川でまだ食べたことない料理として骨付鳥があります。今日の晩御飯は骨付鳥を探してみます。
ニューグランデみまつ 7.5畳和室 |
骨付鳥
骨付鳥 東 |
開いてる店を探して2店目で見つけました。東さんです。
まずは生ビールを1杯。お通しが出るかと思ったのですが、この店はそういうサービスはないみたい。
というわけで、骨付鳥が焼かれている間にすぐ出てきそうな冷奴をもらいます。
のんびり冷奴を肴にビールを飲んでいると本命の骨付鳥がでてきました。香川の骨付鳥は若鶏であるひなとそうでないおやの2種類があります。ひなはなんとなく想像できるのでおやにしました。引き締まった肉質は確かに硬いと表現されるかもしれませんが、濃い味付けと濃厚な肉の味がいい。
こんな肴が強い味なら日本酒も美味しくなるというものです。地酒をひやで頼みます。
東 生ビール |
東 冷奴 |
東 骨付鳥おや |
東 讃水山海 |
なぜか枡とお猪口がでてきた。
7時にホテルの朝食を用意してもらうように頼んだので、6時に起床しました。
東 白ごはん |
骨付鳥のソースをどうしたらいいか友人に聞いたら米がいいというだったので、〆はご飯を頼みました。
ご飯をお皿に投入するのに抵抗は覚えましたが、スプーンが付いてきたってことは、それをしろってことですね。最後までしっかり味わえました。
骨付鳥おや、顎に来ましたが、大変美味しかったのです。
2日目
小豆島へ
ニューグランデみまつ 朝食バイキング |
年末年始の旅なのでホテルの朝食付きプランにしました。朝食の時間をしっかりと聞かれたので用意してくれているのかと思いましたが、普通のバイキングでした。なんだろうか、混雑回避なのかな。唐揚げとおでんが美味しかったです。
その後は朝風呂を頂いてのんびりスタートです。
高松築港行き電車に乗ります。2両編成ですが、座席が埋まるほども乗っていない。
2分で到着しました。15分間隔と考えると待ち時間を加味して10分程度かな。徒歩だと12分なので、乗ったほうが早いとは言えそう。初乗りは200円と高い気がするけど、無理もないかな。
高松築港駅から徒歩4分で小豆島行きの看板が見えたので建物に入ります。
高松港高速船ターミナル |
後から気がついたのですが、こちらは高速船ターミナルです。フェリーターミナルは左手の方にあります。高速船のほうが5割増しの運賃で半分の所要時間といったところです。小豆島へはどちらも本数が多く出ているのでお好み次第って感じです。
10:00
スーパーマリン |
小豆島の土庄港に到着しました。
ターミナルではバスとレンタカーの案内がありました。そして、ターミナル前にはタクシーの行列があります。交通の選択肢は3つあるようです。
さて、どこに行こうかな。
フリー乗車券はどこで買える?
高速船ターミナル |
まずは安いバスを見てみると、小豆島の各方面にかなりの本数が出ています。これは交通手段はバスに決まりですね。
バスの欠点は小銭がかかることと降りるまで料金がわからないことです。(ちなみに乗ってみたらSuicaが使えることがわかったので杞憂でした。)フリーきっぷが1日1000円です。しかし、どうやらどの路線も150円、250円、300円の3択しかなくてどこまで乗っても300円みたいです。そうなると、1000円はそこそこ強気の設定らしい。2日1500円というフリーきっぷもあるので、こっちを買って明日も小豆島を観光するのがいいかな。
決めたもののカウンターが営業しておらず、観光センターに行ってくれとある。この感じは通年開いてないんだろうか。
もう、来たバスの運転手に聞いてみようかな。しかし、次のバスまで時間があって、どうやら高速船ターミナル前のバス停は土庄港バス停ではないらしい。時間もあるし、土庄港バス停を探してみようかな。
フェリー乗り場の方に来ると切符売り場があったので入ってみる。
フェリー切符売り場 |
ここの観光案内所は開いていたのでバスのフリーきっぷを売ってないか聞いてみると、別の建物で売ってると教えてくれました。
その建物がこちらのフェリーターミナルです。なんと、フェリーの切符を売ってない。待合所としては機能しているようだけど、そもそも待ってる人もいない。以前は使ってたけど、何かの理由で使われなくなったのかな。でも建物内のカウンターはすべて閉鎖されている。
フェリーターミナル |
建物内をくまなく探してみると小豆島オリーブバスの事務所があってそこでフリーきっぷを売ってくれた。
なんともわかりにくい。でも無事に入手できたのでこれでバスに乗ろう。ついでに土庄港バス停も教えてくれた。ありがとうございます。
福田港行きのバスに乗ります。お昼時なのでお昼ごはんを食べにオリーブ公園に向かおうかと思います。間違いなく観光地なのできっと営業してるでしょう。
まずは昼ごはんを食べるためにレストランに向かいます。外見からはレストランの感じがしませんがしっかり営業していました。
チリンドロンが謎ですが、結構しっかり目の味がつけてあって美味しい。
11:48
オリーブ公園口で下車します。オリーブ公園内に入るバスも設定があるのですが、一部だけのようです。入らない場合は公園口バス停から徒歩で入ります。
サン ・オリーブ |
サン ・オリーブ チリンドロンライス |
これを頼んだ理由は、
地ビールを頼んだからです。ビールとしては軽い感じで爽やかなサワーという感じでした。
レストランはオリーブ公園の高所にあるので公園内のオリーブがよく見えました。こうしてみると、緑の色が違うのでオリーブとそれ以外の判別は容易ですね。観光資源としての意味合いもあるので、オリーブで街路樹が構成されていたりと、畑以外でもよく見かけました。
食後はオリーブ記念館の見学をしました。こっちはオリーブ発祥の地になるまでの苦労話が展示されています。メインはお土産物屋さんって感じで、展示物を見てる人も少ない感じです。
ギリシャのミロスと提携があるらしくてギリシャからの贈り物もだいたいここにある感じのようです。
離れたところにギリシャ風車もあります。観光用で稼働はしてないようですが、受風面積がこれでいいんだろうか。
サン ・オリーブ しろまめまめ |
オリーブ畑 |
オリーブ記念館 |
オリーブ記念館 白いの |
ギリシャ風車 |
風車よりも周りでしょぼい箒を持って跳ね回っている集団のほうが気になってしょうがない。なんでも魔女の宅急便の実写映画のロケ地だったらしい。そもそも実写映画とか作ってたんですか。原作のアニメは面白かったですよ。
オリーブ記念館で寒霞渓からの景色がいいという情報がありました。しかし、山の方は天気が悪そう。この時期の天気が悪い山は危険なので止めておきます。
二十四の瞳映画村とかいう場所もあるようです。ただ、こちらに行くバスは本数が少ないのでちょっと行くには向いていない。しかし、オリーブ公園からは船が出ているようなので、船で行ってバスで戻るコースが取れるかもしれない。渡し場にやってくると、冬季休業中の札がかかっていました。そもそもだめか。
午後の観光
午後の観光はどうしようかな。
寒霞渓? |
景色を見る系の観光地としてはエンジェルロードというトンボロが見れる場所があるようです。潮の状態を確認すると、今日は午前中だったらしい、午後は日が落ちた時間からなのでちょっとイマイチです。
オリーブナビ小豆島 |
しかし、オリーブナビ小豆島で小豆島の古くからある特産品の醤油の展示がありました。調べるとマルキン醤油記念館で見学ができそうです。
13:35
13:35
坂手行きのバスに乗ります。少し遅れてるかな?
マルキン醤油記念館 |
13:50
丸金前で下車
マルキンのお醤油工場に囲まれていて香りが届きます。
しかし、年末年始の休業中でした。なんてこったい。
金両醤油 |
今回は縁がなかったかな。
14:47
14:47
馬木バス停から土庄港行きのバスに乗って戻ります。
15:32
15:32
土庄港の高速船ターミナル前で下車
一度宿に戻って、年越し蕎麦ならぬ年越しうどんをいただくために再度外出しました。
宿の近くにあったえん家さんでかしわ天うどんを食べました。美味しいけど、杵屋くらいかな。行列ができていましたけど、観光客相手の商売なのかな。ちょっと無難すぎる味って感じです。ただ、夜まで営業しているので利用はしやすいですね。
宿に戻って温泉に浸かった後は年越しまでのんびりです。
土庄港に入港するスーパーマリン |
15:50
高速船で高松に戻ります。
よく見ると沖は白波が立ってる。帰りは瀬戸内海としては波が高く、かなり揺れました。高速船だとちょっとしたアトラクションという感じで波を被りながら高松港へ戻りました。
16:23
高松港に到着。結構波が高い感じでしたが、定刻通りってことはもっと高い波でも運航するのかな。
年越し
えん家 |
えん家 かしわ天うどん |
晩酌 |
お酒と肴は近くのスーパーで買ってきました。
2023年を振り返って、2024年に向けた反省をしつつゆく年くる年を見る。場所は色々ですが、毎年最後にやることはあんまり変わってない気がします。良い年越しを
12:15
高松城跡は玉藻公園として整備されていて普段は入園料がかかります。
乗客の大半は南部の美術館を目指すようでバスに吸い込まれ行きました。小型のバスなので乗り切れるのか心配で見てましたが、やはり乗り切れなかったようで次の便になったようです。他の観光客は港前のレンタサイクル屋さんに吸い込まれていった。
私は付近をのんびり散策することにします。
早く帰ってきたので、披雲閣の見学に行きます。
お正月のイベントとして書き初めやかるた取りの会場にもなっているみたいです。
どの部屋からも庭がきれいです。庭がよく見えるように大きな窓や高価な板ガラスが使われた豪華な建物です。
計 104,233円
お正月ということでおせち料理の具材がいくつか提供されている感じになっていました。紅白かまぼこと数の子と黒豆と金団を頂きました。
午前中のエンジェルロードを見学するために早めに小豆島に向かいます。エンジェルロードを見た後は神社に初詣に行きます。
8:20
スーパーマリン |
初日の出 |
土庄港行きの第3便で小豆島を目指します。
ちょうど朝日が見える感じの時間帯になりました。
規模はそこまででもないですが、陸繋島とトンボロができています。
狭いですが、展望台が手前にあるのでそこから見るのがおすすめです。
展望台を降りて弁天島まで渡ってみます。
太陽の贈り物 |
8:53
土庄港に到着しました。昨日の帰りとは打って変わって穏やかな海でした。
よくわからない謎のオブジェクトにちょうどフェリーが重なったので写真を撮っておきました。見返してみると1枚1枚に字が刻まれている。呪いかな。
エンジェルロード
小豆島のオリーブバスはGoogle Mapに時刻が掲載されていることがわかったので、今日はGoogle先生の乗り換え案内に従っていきます。
9:15
土庄港からバスに乗車
9:29
国際ホテルでバスを下車します。バス停の名前にエンジェルロードって入ってないということは最近売り出したってことかな。
約束の丘展望台 |
狭いですが、展望台が手前にあるのでそこから見るのがおすすめです。
エンジェルロード |
渡ってみたのですが、弁天島は崩落の危険があるので立入禁止になっています。砂嘴を渡って戻るだけの観光地ですね。
気になるのはこのエンジェルロードは妙に小石が多いです。しかも、角張っていてる。おかげで歩きやすいのですが、これ本当に海流で運ばれたものなんだろうか。手前はきれいな砂浜なので余計に怪しい。
今年の初詣は内海八幡神社にきました。昨日この付近を歩いていて準備していたので気になっていました。
皇踏山 |
エンジェルロードから戻って山の方を見ると今日はいい天気ですね。初詣の後は景勝地らしい寒霞渓に行ってみよう。
10:24
バスに乗って初詣に行きます。
初詣
11:00
馬木バス停で下車
内海八幡神社 |
内海八幡神社 本殿 |
そこまで大きくはない神社ですが、地元の方以外も参拝に来ておりなかなかの賑わいです。
流石に露店は多くなく、3店舗だけが営業していました。
お昼ごはんを食べる場所がない可能性もあったので、露店のたこ焼きを購入しました。
初うどん
さぬき庵 |
寒霞渓へは草壁港を経由して向かうらしいので、まずは草壁港に行きます。
バスの時間が微妙に合わなかったので、徒歩で向かっていると営業しているうどん屋さんがありました。
ちょうどいい。たこ焼き食べちゃったけど、ここでお昼ごはんにします。
おろし海老天ぶっかけ |
お正月っぽく海老天にしました。
コシと味がとてもいいうどんでした。昨日のうどんよりも美味しいな。
小豆島観光
12:10
うどんを食べていたらいい感じの時間になったので、安田バス停からバスに乗ります。
草壁港 |
草壁港でバスを下車しました。
寒霞渓行のバスはというと、冬季休業中でした。
ロープウェイは運航しているのになぜ・・・
草壁港自体も動いてないですね。こっちも冬季休業か。(後日調べてみたら運航会社が倒産していて事実上の廃線になっていました)
Google先生によると、徒歩1時間半という。Google先生は高低差に弱いので2時間はかかりますね。これを往復はちょっと大変です。
Uberがないか確認してみましたが、サービス提供されていないエリアで影も形もない。
これは諦めよう。残念
12:38
12:38
寒霞渓は諦めて福田港の方に行って、島の北側も見てみようかと思います。
まずは草壁本町バス停で福田港行きのバスに乗ります。
土庄と安田の間のバスはかなり本数が多いのですが、安田から福田港は本数が減る感じです。
福田港に到着しました。
ちょうど第三おりいぶ丸が出港する時間になっていました。このまま出港を見送ります。
13:31
北回りのバスに乗ります。
小豆島の北側は南側ほど整備されていなくて道も狭い区間が多いです。
オリーブ栽培も日当たりが良い南側を中心としているとかありそう。
オリーブタウンでバスを下車します。
途中に何箇所か観光スポットがあるのですが、このバスを降りると次は2時間後なので、降りるに降りれない。
小豆島の北側を観光するならレンタカーが必要になりますね。
ショッピングモールのオリーブタウンで降りたものの、元旦は休みですね。セブンイレブンとジョイフルしか開いてない。ジョイフルは難民の受け入れになっているらしくて満席という混み具合です。やっぱり年末年始は旅行にいまいちですね。
ショッピングモールのオリーブタウンで降りたものの、元旦は休みですね。セブンイレブンとジョイフルしか開いてない。ジョイフルは難民の受け入れになっているらしくて満席という混み具合です。やっぱり年末年始は旅行にいまいちですね。
どう見ても人工的な水路にしか見えない。
小豆島は本島と前島の2つから構成されていて、その間が土渕海峡らしい。人工開削した水路じゃないんですね。対馬の船越は開削した水路なので海峡ではないけど、船越のほうが幅が広い。なんとも不思議です。
小豆島は本島と前島の2つから構成されていて、その間が土渕海峡らしい。人工開削した水路じゃないんですね。対馬の船越は開削した水路なので海峡ではないけど、船越のほうが幅が広い。なんとも不思議です。
ちなみに、しっかり海峡で潮位差があるようで結構な勢いの潮の流れがある。
そばに迷路のまちがあったのでこちらにも入ってみる。生成由来は不明で海賊対策の説もあるようです。ただ、行き止まりがなく、直角に曲げられた道もないから、侵入者対策というのはちょっと違いそう。
迷路のまち |
土庄港まで戻ってきました。
途中で喫茶店があいていれば休憩したかったのですが、元日から営業しているような店は全くなく、土庄港のお土産売り場ですぐ食べられそうなものを買って、港のベンチで食べます。
お醤油アイスはバニラ味でした。お醤油のコクが添加されて味わいは深くなっていますが、それだけでした。もう少し風味がついていても良かったかな。
かどや製油 |
15:50
高速船で高松に戻ります。
船窓からかどやの工場が見えました。ごま油といえばかどやですよね。工場はここにあったのか。
高松城
16:22
高松港に戻ってきました。
そして、ゴリゴリ入電するニュース速報。能登での巨大地震の速報が入ってきました。高松でも震度3を観測したようですが、ちょうど船に乗っていたので全く気が付きませんでした。
各所に無事の連絡をして、北陸方面に生存確認を投げておきます。
幸いにも知人に犠牲者は出なかったです。後日一安心しました。しかし、震度7で津波も発生したのでかなりの犠牲者が出てしまいました。新年早々幸先が不安になります。
玉藻公園 西門 |
しかし、本丸だけで籠城しても勝ち目はなさそうな気もする。
天守は既になくなっていますが、天守台の跡は小高くなっており堀を見下ろすことができます。
商店街の町中華が営業していたのでこちらにしました。
ビールセットがあったのでとりあえずそれを頼みました。
ビールセットには朝鮮漬けと
餃子が肴としてついてきます。
高松城 内堀 |
披雲閣 庭 |
現存する建物としては披雲閣があり、元は藩主の館だったらしいです。
今のものは明治に建て替えられたものらしい。ただ、見学は4時までだったので庭だけ散策します。
選定された松が美しいです。
晩ごはん
宿に一度戻って晩ごはんを探します。
元日ですが開いている店はあるかな。
來來餃子館 |
來來餃子館 ビール |
來來餃子館 朝鮮漬け |
來來餃子館 餃子 |
朝鮮漬けに水餃子という組み合わせ。満州出身なのかな。オーダを取りに来るおばちゃんはガッツリ中国語訛でした。
〆はチャーハンにしました。こちらは薄味のチャーハンですね。とても美味しかったです。
元旦からの営業ありがとうございます。
無事に晩ごはんを食べることができたので宿に戻ります。
來來餃子館 チャーハン |
元旦からの営業ありがとうございます。
無事に晩ごはんを食べることができたので宿に戻ります。
昨日と違うのは台湾からの団体さんがいなかった点ですね。昨夜も泊まってたみたいなのですが、今日は時間が違ったのかな。
食後にもう一度お風呂に行ってきます。
9:09
宿をチェックアウトします。
温泉も気持ちよかったので満足しました。
帰りはサンライズなのでまだ時間があります。ホテルに荷物を預かってもらっても良かったのですが、回収しに来るのが面倒なので高松駅に預けます。
直島
直島に到着しました。廃棄された漁具がお出迎え。
直島はサマポケの舞台なのですが、小豆島の高木ちゃんと違って特に観光素材としては取り扱われてないんですよね。アニメ化されてないからなのかな。京アニが健在ならばアニメ化してたと思うのですけどね。
直島町営バス |
直島宮ノ浦 |
迷路のまちより迷路感ある町並みです。でも、広くないのですぐ抜けてしまいますね。
高台のほうが住宅は新しい感じです。この直島の北部は工業地帯になっているので全体的に税収が安定的に高いみたいです。下水道も本管が存在するのでなかなか豊かな街と言えます。
その豊かな税収があるからこのような無駄なものまで作れるんでしょうね。
赤かぼちゃ |
テントウムシダマシ(害虫)にしか見えない。
こっちは台風で飛ばされたくずかごかな。
中央が凹んでいるのに排水を考えなかった末路の汚れたベンチ(誰も使っていない)
散策しながら昼ごはんが食べられそうな店を探したいたのですが、まだお正月休みのようでどこも開いてませんでした。
直島パヴィリオン |
ベンチ |
カフェおうぎや カレー |
港のカフェでビーフカレーをいただきました。飲み物はジンジャーはちみつサイダーです。
カレーはまあふつうに美味しい。ジンジャーはちみつサイダーはちょっとジンジャー感がなさすぎましたが、はちみつレモンとしては無難な感じです。
午後は島の反対側の本村に行ってみます。自転車を借りるか迷ったのですが、歩いて行ってバスで戻る感じにします。
家プロジェクト「はいしゃ」 |
本村では廃屋を改造した廃屋が存在します。
町役場に隣接する町民会館。この規模の自治体でこの大きさとこの過剰装飾はちょっと見ないですね。やはり税収が無意味に投入されているみたいです。なぜ人はお金があると無駄遣いしてしまうのか。
飽きたのでバスで港に戻ろう。やっぱり、この島は私と相性が悪そう。
14:20
直島町民会館 |
直島町営バス |
14:20
高松に戻ります。
披雲閣
15:13
高松に戻ってきました。
このフェリーは速度が遅い影響なのか瀬戸内海を航行するを避けるために大きく迂回することがあるみたい。
披雲閣 |
披雲閣 大書院 |
高松城 月見櫓 |
増築も何度かあったようで、窓に使われている板ガラスが古いものから昭和後期ぐらいまで幅があるみたいです。古い板ガラスは精度が悪くて波打っているのが見てわかります。
藤の間は比較的新しい方の構造で珍しいことに水場がセットになっています。
披雲閣 藤の間 |
この水場はどういう用途だったのだろうか。
2022年に佐田岬へ行く途中で利用した仏生山温泉が琴電のそばにあることがわかったので再訪することにします。
仏生山駅は車庫があって古い車両も保存されていました。これは琴電最初期の頃のものかな。
私好みのぬるい温泉でいつまでも入ってられます。今日は結構な人が利用しておりなかなかな混み具合です。
お風呂後は併設の食堂で晩御飯にします。
仏生山温泉
今日の宿はサンライズです。シャワー争奪戦を勝利すればサンライズ内でシャワーを使えるのですが、時間もあるので温泉にいきましょう。仏生山駅 |
1000形 |
仏生山温泉 |
仏生山温泉 生ビール |
今日は前回と違って電車で来ているのでアルコールも呑みます。
牛かけご飯は牛丼に半熟卵を載せた感じですね。温泉もご飯もとても良かったです。
ご飯を食べ終わってスマホをネットに繋ぐと羽田空港からとんでもない映像が入ってきました。日本航空機が滑走路で炎上していました。ワイドボディ機で新千歳発ということ、400人近くが乗っている計算になります。流石に100人単位で犠牲者が出てそう。
仏生山温泉 牛かけごはん |
ご飯を食べ終わってスマホをネットに繋ぐと羽田空港からとんでもない映像が入ってきました。日本航空機が滑走路で炎上していました。ワイドボディ機で新千歳発ということ、400人近くが乗っている計算になります。流石に100人単位で犠牲者が出てそう。
(後日の発表で日本航空側は死者0人でした。日本航空の非常時対応はすごいの一言です。単独事故最大犠牲者の事故は今も日本航空のものなので徹底した教育の成果と言えるでしょう)
サンライズが入線してきました。
東京駅に到着しました。
喫煙席でしたが、タバコ臭さはなくてよかったです。難点は朝になって他の部屋から煙が流れてくるくらいか。起床直後からヤクをキメルとかなかなかの中毒患者っぷりですね。
サンライズは老朽化の影響もあって遅延が頻発していますが、今日は無事に到着してくれました。
東京駅駅名標 |
費用
- 交通費
- JR
- 東京都区内↔高松 往復乗車券 20,960円
- 品川→岡山 新幹線特急券 7,500円
- 岡山→高松 マリンライナーグリーン券 1,000円
- 高松→東京 サンライズシングル 11,200円
- 琴平電鉄
- 片原町→高松築港 200円
- 高松築港→片原町 200円
- 片原町→高松築港 200円
- 高松築港→片原町 200円
- 高松築港→仏生山 360円
- 仏生山→高松築港 360円
- 小豆島フェリー
- 高松↔土庄 2,270円
- 高松↔土庄 2,270円
- 小豆島オリーブバス
- 2日間フリーパス 1,500円
- 四国汽船
- 高松↔直島 990円
- 宿泊費
- 1日目~3日目 26,400円
- 食費
- 1日目昼 1,113円
- 1日目夜 2,992円
- 2日目昼 1,990円
- 2日目夜 890円
- 年越し 1,317円
- 3日目昼 780円
- 3日目夜 2,080円
- 4日目昼 1,530円
- 4日目夜 1,450円
- その他 3,790円
- その他
- 入湯税 450円
- コインロッカー 600円
- 仏生山温泉
- 入浴料 700円
- タオル 200円
- お土産 8,741円
計 104,233円
新たに追加された訪問地
- 香川県
- 小豆郡
- 小豆島町
- 土庄町
さいごに
2023年年末2024年年始の旅行として小豆島に行ってきました。往復は鉄道を利用しました。これは年末年始の超繁忙期でも鉄道は費用があんまり変わらないからと言う理由です。チケットの確保をする日が土曜日で良かったというのも大きい理由です。小豆島は観光地で年末年始でもなんとか観光できました。島の各所にオリーブが広がっておりまさにオリーブの島という感じでした。それ以外にもお醤油やごま油と産業があって島であっても余裕が感じられました。それでも年末年始は休みの店が多く、やはり年末年始の観光は難しいですね。心残りとしては寒霞渓に行けなかったことですね。
2023年は旅する一年でした。2024年は流石にここまで旅行するのは難しいですが、まだ行ったことない場所に行ってみたいです。
2024年は大災害・大事故の発生からのスタートとなりました。年末には「あれはただの序章だった」という感じになっているかもしれませんが、できるだけ前向きの思考でいたいと思います。
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