はじめに
鹿児島県の屋久島といえば縄文杉が一番の目玉の観光地でしょう。しかし、山奥が故に伐採を免れた杉ということもあって観光するには徒歩で往復10時間という長い山道を歩かないといけないです。また、1ヶ月のうちで35日雨が降るとまで言われるほど雨が多い土地で年間降水量は脅威の8000mmに達します。
訪問には3連休が必要になるので10月の比較的天候が安定する時期を選び、更に雨雲完備して望みます。ただ、1日雨が降るような天候なら諦めて観光バスか何かで近場を観光するようにしよう。
伸るか反るかそんな旅の計画になります。
旅程
旅程(全体) |
旅程(鹿児島拡大) |
旅程(屋久島拡大) |
1日目
NH619
羽田空港第2ターミナル |
今日は1日かけて屋久島まで移動します。朝から移動すれば夜にはどこにでも到達できる点で日本はコンパクトだとは思います。(一部例外はあるけど
羽田空港507番ゲート |
JA625A |
飛行機はB767-381ERで普段乗らない飛行機になりました。座席配置が見慣れない。
81番スポットからでてRWY05の離陸となりました。
途中で富士山をチラ見できました。付近を通るのですが、座席の問題などもあって意外と見れる回数は少なくなる。まだ雪がかぶる季節じゃないのであまり高い山に見えない。
8:44
富士山 |
鹿児島空港 |
特に何事もなく鹿児島空港のRWY34に着陸して6番スポットに到着しました。
それにしてもいい天気です。このまま明日もいい天気であってほしい。
南国交通の鹿児島市内行きで市内に向けて移動します。
屋久島行きの船は昼過ぎなのでのんびり向かいましょう。
10:20
10:20
天文館前で下車しました。
あと1時間半くらい遅いバスだと高速船ターミナルまで行ってくれるのですが、この時間帯は天文館から歩いてターミナルに向かう必要があります。
天文館まできて時間もあるのでむじゃきでかき氷食べていこうかな。
かき氷を堪能した後はターミナルまで移動します。登山道具をキャリーしているのでターミナルまでの移動がちょっと面倒ですね。途中のコンビニで食料品を買い込んでおきます。飲料が4Lくらいなのでなかなかの重量になる。
御飯のあと搭乗案内を待っているときに桜島をぼんやり眺めてました。
天文館むじゃき 本店 |
むじゃき ミルク金時 |
前回はスタンダードな白熊だったので今回はミルク金時にしてみました。
甘くて美味しいのですが、レギュラーサイズを全部食べると少々寒い。
種子・屋久高速船旅客ターミナル |
牛丼は控えめて汁物がうどんになって嵩上げしている感じです。美味しいですが値段も結構高めです。いいお肉なんだろうけど牛丼って別にいい肉じゃないほうがいいからなあ。ちょっと選択をミスしたかもしれない。
高速船
桜島 |
ロケット2で屋久島に向かいます。この便は種子島経由で屋久島に向かいます。
屋久島の高速船は宮之浦港と安房港の2箇所でこの便は宮之浦港行きになります。宿は安房なので安房行きが良かったのですが、天候によって着岸点が変わるだろうから乗り継ぎに良さそうな時間だけでこの便に決めました。
屋久島の宮之浦港に到着しました。1m程度の波高だったので穏やかな船旅になりました。
それにしても晴れているのに山だけ雲がかかっている。明日はこれに登るのか、天気予報は当てにならなさそう。大荒れにならないことを祈ろう。
宮之浦から安房まではバスで移動します。島のバスなので船の運行にダイヤが合わされていてすぐに乗り継ぐことができます。
15:40
屋久島
宮之浦港 |
種子島・屋久島交通バス |
バスで安房に移動します。
バスに30分乗って警察署前で下車しました。
警察署に用があるのではなく、屋久島町総合センター内にある観光案内所が目当ての場所です。ここで明日のバスのチケットを買っておきます。協力金は惜しまず納付して代わりに登山バスに連絡する交通機関の情報と登山道の最新情報を聞いておきます。
幸いなことに登山道は全面で支障になるようなものはないということです。どうやら台風10号の影響からは復旧できたらしい。
かもめ荘
かもめ荘 |
1階が宴会場兼食堂で2階が部屋で3階に風呂場があるという感じです。3階のお風呂は夕方5時から利用が可能なので登山の後にもすぐ利用が可能ですね。
登山の昼ご飯も事前に頼めば用意してくれるみたいです。今回は鹿児島で買ってきてしまっていたので利用してないので内容はわからない。
部屋は和室6畳間で床の間などがあるので6畳がフルに利用可能な広さです。かなり広い。
かもめ荘 部屋 |
風呂とトイレもあるのでとてもいい。
安房周辺に夜の飲食店はあったのですが、明日の登山後に移動できるか怪しかったので晩ごはん付きにしました。
お風呂で足をストレッチしたのですが、疲労で階段がまともに登り降りできない。
飛魚の天ぷらがとても美味しかったです。ここの名物のようで白身のふわふわとした食感が楽しめる。
夕食後は明日の登山に備えて早めに就寝しました。
2日目
縄文杉登山
夕食
宿の夕食 |
夕飯の時間を伝えてなかったのでまだ準備中ということでしたが、順次出してもらうということで食事にします。
子供の頃は魚はあんまり好きではなかったけど、年を取ったからなのか、島の魚が美味しすぎるのか、とても魚も好きになった。
揚げ物はさつま揚げがあるのがやはり鹿児島かな。
自宅で揚げ物はなかなか作れないので外食で揚げ物をよく頼んでいる気がする。
そして、今日はビール解禁。生も用意できるということでしたが、今日はこの1本で酔いつぶれるような気がするので瓶をちびちび飲むことにします。
揚げ物 |
厚揚げ |
アサヒスーパードライ |
昨日は登山前だったので避けたんですよね。朝3時起きだったので酔っ払ってたら起きれる気がしなかった。
帰りの船は13:10なのでお土産の購入と昼食を済ませておきます。
帰りの飛行機も6番スポットのようです。
予想通りビール1本で酔っ払ってそのまま就寝となりました。
3日目
安房
朝7時に起床しました。10時間くらい寝たのかな。
朝ご飯は昨日の登山のあまりを食べておきます。宿泊しているかもめ荘さんは朝食の提供もあるのですが、登山で早朝出発を計画していたので夕食のみをお願いしていた。3日目の朝だけでも頼めばよかったかな。
10時のチェックアウトのギリギリまで休憩してから帰路につくとします。
2日目のビール代だけ別途支払う。電子決済が使えるか聞いてみたのですがビールは現金のみということでした。
安房港 |
どうやら平地と山地で天候が違うのが屋久島という島みたいです。
お土産は武田産業さんで購入しました。
本業は屋久杉を利用した木材加工のようです。裏手の作業場で加工しているみたいで予約があれば見学もできるらしい。そこまで知ってしまうと屋久杉の加工品も買わないと申し訳ない。
昼食はラーメン屋さんにしました。
今日は体育の日で祝日です。それに関係あるのかは不明だけど営業している店舗が少なくて何件か回って開いているこのお店にしました。
鹿児島でラーメンと言うと豚骨野菜多めなのですが、週替りのセットメニューがあったのでこちらにしました。今週の週替わりメニューは塩ラーメンでした。
セットメニューの餃子は3個でした。ちょい少なめ。チャーハンの方にすればよかったかな。
麺屋りんたろう |
今日は体育の日で祝日です。それに関係あるのかは不明だけど営業している店舗が少なくて何件か回って開いているこのお店にしました。
りんたろう 塩ラーメン |
りんたろう 餃子 |
ところがこのターミナルは高速船の出入港時にしか開かないみたいで同じように早くきすぎた観光客が開店待ちをしていました。
12時前に職員さんがきて開けてくれました。掲示より早い時間だったのですが、連休ということもあって利用者が多いのでしょう。
ここで帰りのチケットを発券してもらうのですが、ちょっとトラブルがありました。鹿児島港で貰った引換券が必要なのですが、紛失しました。行きと帰りの港が違うので案内のためにくれたのかと思ったのですが搭乗券と引き換えだったらしい。登山で荷物を入れ替えたから捨てたかもしれない。係員さんに相談したところ紛失届けを発行してくれました。見つからなかったら紛失届を郵送したら手数料を引いた分だけ返金されるらしい。ありがたい。出港までまだ時間があるのでもう一度探して見ると良いとアドバイスも貰いました。
ターミナル裏で荷物を全てオープンにして引換券を探すこと20分
レシートの間に挟まって荷物の奥深いところにある引換券を発見しました。窓口に行くとすぐに差額分の支払いを取り消してくれました。本当にありがとうございます。
高速船を往復予約すると往路時に発行される引換券が復路で必要になる。忘れないようにしないと行けない。
復路も種子島を経由する便のようです。帰りの便は満席状態となっていました。3連休の最終日で本土に戻る人が多いのかな。
鹿児島港に無事に到着しました。
桜島が噴煙を上げていました。鹿児島には何度か来てますが、こんな桜島を見るのは初めてです。これはなかなか恐ろしい。
天文館から空港行きのバスに乗るつもりでしたが、高速船ターミナルから出発するバスがあるというのでこちらを利用しました。南国交通と同じくクレジットカード決済が可能でしたがこちらは1400円で南国交通よりも100円高い。高速船ターミナルからなので高いのかと思ったら南国交通は100円の割引があるらしい。
今回はターミナル内のふく福さんにしました。種子島のときのキッチンさつまさんの隣りにあります。
こっちでもロースカツを頼みました。
鹿児島空港
鹿児島空港 |
17:24
鹿児島空港に到着しました。
登山道具を預かってもらって晩御飯にしましょうか。
ふく福 |
ふく福 黒豚ロースかつセット |
こっちも美味しそうなので次回はスパイスでも食べてみたい。
NH630
鹿児島空港 6番ゲート |
出発は遅れましたが到着は定刻通りになったようです。
杉はぐい呑ですが2000円くらいなので結構なお値段です。大量生産が難しいからかな。木製なので軽すぎてちょっと不安です。
計 99,873円
費用
- 交通費
- ANA
- 羽田空港→鹿児島空港 23,840円
- 鹿児島空港→羽田空港 16,710円
- 種子屋久高速船
- 鹿児島↔️屋久島 17,100円
- 南国交通
- 鹿児島空港→天文館 1,300円
- 鹿児島交通
- 高速船ターミナル→鹿児島空港 1,400円
- 種子島・屋久島交通
- 宮之浦港→警察署前 930円
- 屋久杉自然館→安房 240円
- まつばんば交通
- 安房→屋久杉自然館 240円
- 荒川登山バス
- 屋久杉自然館↔️荒川登山口 2,000円
- 宿泊費
- 1日目~2日目 20,000円
- 食費
- 1日目昼 1,390円
- 2日目夜 500円
- 3日目昼 1,000円
- 3日目夜 2,728円
- その他 3,189円
- その他
- 世界自然遺産屋久島山岳部環境保全協力金 1,000円
- お土産 6,306円
計 99,873円
新たに追加された訪問地
- 鹿児島県
- 熊毛郡
- 屋久島町
あと55市町村
さいごに
世界自然遺産の屋久島に行ってきました。縄文杉が飛び抜けて有名ではありますが、固有種がいることや特徴的な気候など総合的に特色がある島ということです。今回は縄文杉に絞って観光しましたが、登山道の全面が苔むしていて湿度も100%に近い環境でした。さすが年間降水量8000mmはすごい。その割に1度も雨に振られなかったという好天候でした。これは運が良かったです。
日本は世界的に見ても降水量が多い土地で、1000mm以上の降水がある地域は世界でも多くないです。その数字からも屋久島が別格であることがわかりますね。たぶん、洋上のアルプスと呼ばれる地形的要因があるのでしょうね。
世界遺産の指定効果なのか外国人観光客も多く訪れていました。自然遺産は観光には向いてなさそうですが交通機関の発達した日本だと訪問しやすいのかな。私も海外に行ったときに訪問してみようかな。
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