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2024-10-19

鹿児島県屋久島町旅行

はじめに

鹿児島県の屋久島といえば縄文杉が一番の目玉の観光地でしょう。しかし、山奥が故に伐採を免れた杉ということもあって観光するには徒歩で往復10時間という長い山道を歩かないといけないです。また、1ヶ月のうちで35日雨が降るとまで言われるほど雨が多い土地で年間降水量は脅威の8000mmに達します。
訪問には3連休が必要になるので10月の比較的天候が安定する時期を選び、更に雨雲完備して望みます。ただ、1日雨が降るような天候なら諦めて観光バスか何かで近場を観光するようにしよう。
伸るか反るかそんな旅の計画になります。

旅程

旅程(全体)

旅程(鹿児島拡大)

旅程(屋久島拡大)

1日目

NH619

羽田空港第2ターミナル
朝6時の羽田空港にやってきました。
今日は1日かけて屋久島まで移動します。朝から移動すれば夜にはどこにでも到達できる点で日本はコンパクトだとは思います。(一部例外はあるけど

羽田空港507番ゲート
バス搭乗になりました。81番スポットまでバスで向かいます。羽田のバス搭乗は優先搭乗と一般搭乗が一緒になるのがいまいちだと思う。バス自体は羽田空港の運営だから航空会社の都合は考えてないんだろうか。それとも混雑すぎてその余裕がないのかな。

JA625A
6:52
飛行機はB767-381ERで普段乗らない飛行機になりました。座席配置が見慣れない。
81番スポットからでてRWY05の離陸となりました。

富士山
途中で富士山をチラ見できました。付近を通るのですが、座席の問題などもあって意外と見れる回数は少なくなる。まだ雪がかぶる季節じゃないのであまり高い山に見えない。

鹿児島空港
8:44
特に何事もなく鹿児島空港のRWY34に着陸して6番スポットに到着しました。
それにしてもいい天気です。このまま明日もいい天気であってほしい。

鹿児島市内

南国交通バス
9:30
南国交通の鹿児島市内行きで市内に向けて移動します。
屋久島行きの船は昼過ぎなのでのんびり向かいましょう。

10:20
天文館前で下車しました。
あと1時間半くらい遅いバスだと高速船ターミナルまで行ってくれるのですが、この時間帯は天文館から歩いてターミナルに向かう必要があります。

天文館むじゃき 本店
天文館まできて時間もあるのでむじゃきでかき氷食べていこうかな。

むじゃき ミルク金時
前回はスタンダードな白熊だったので今回はミルク金時にしてみました。
甘くて美味しいのですが、レギュラーサイズを全部食べると少々寒い。

種子・屋久高速船旅客ターミナル
かき氷を堪能した後はターミナルまで移動します。登山道具をキャリーしているのでターミナルまでの移動がちょっと面倒ですね。途中のコンビニで食料品を買い込んでおきます。飲料が4Lくらいなのでなかなかの重量になる。

YOROCHE
お昼ごはんはターミナル内の食堂にします。種子島に行ったときに営業しているのを見つけてちょっと気になってたんですよね。

YOROCHE 梶屋牛丼
ローストビーフ丼が食べたかったのですが売り切れということなので牛丼にしました。
牛丼は控えめて汁物がうどんになって嵩上げしている感じです。美味しいですが値段も結構高めです。いいお肉なんだろうけど牛丼って別にいい肉じゃないほうがいいからなあ。ちょっと選択をミスしたかもしれない。

高速船

桜島
御飯のあと搭乗案内を待っているときに桜島をぼんやり眺めてました。
翌日、大規模に噴煙を上げることになるのだが、もちろんこのときは知らない。

ロケット2
13:00
ロケット2で屋久島に向かいます。この便は種子島経由で屋久島に向かいます。
屋久島の高速船は宮之浦港と安房港の2箇所でこの便は宮之浦港行きになります。宿は安房なので安房行きが良かったのですが、天候によって着岸点が変わるだろうから乗り継ぎに良さそうな時間だけでこの便に決めました。

屋久島
15:35
屋久島の宮之浦港に到着しました。1m程度の波高だったので穏やかな船旅になりました。
それにしても晴れているのに山だけ雲がかかっている。明日はこれに登るのか、天気予報は当てにならなさそう。大荒れにならないことを祈ろう。

屋久島

宮之浦港
宮之浦から安房まではバスで移動します。島のバスなので船の運行にダイヤが合わされていてすぐに乗り継ぐことができます。

種子島・屋久島交通バス
15:40
バスで安房に移動します。
このバスは自前のICカードしか使えない方式なので現金が必要になります。

屋久島町総合センター
16:20
バスに30分乗って警察署前で下車しました。
警察署に用があるのではなく、屋久島町総合センター内にある観光案内所が目当ての場所です。ここで明日のバスのチケットを買っておきます。協力金は惜しまず納付して代わりに登山バスに連絡する交通機関の情報と登山道の最新情報を聞いておきます。
幸いなことに登山道は全面で支障になるようなものはないということです。どうやら台風10号の影響からは復旧できたらしい。

かもめ荘

かもめ荘
屋久島での拠点となる宿はかもめ荘さんになります。
1階が宴会場兼食堂で2階が部屋で3階に風呂場があるという感じです。3階のお風呂は夕方5時から利用が可能なので登山の後にもすぐ利用が可能ですね。
登山の昼ご飯も事前に頼めば用意してくれるみたいです。今回は鹿児島で買ってきてしまっていたので利用してないので内容はわからない。

かもめ荘 部屋
部屋は和室6畳間で床の間などがあるので6畳がフルに利用可能な広さです。かなり広い。
風呂とトイレもあるのでとてもいい。

かもめ荘 夕食
島旅の場合、ご飯を宿で用意してもらうかどうかは街の規模によります。
安房周辺に夜の飲食店はあったのですが、明日の登山後に移動できるか怪しかったので晩ごはん付きにしました。
飛魚の天ぷらがとても美味しかったです。ここの名物のようで白身のふわふわとした食感が楽しめる。

夕食後は明日の登山に備えて早めに就寝しました。

2日目

縄文杉登山


夕食

宿の夕食
お風呂で足をストレッチしたのですが、疲労で階段がまともに登り降りできない。
夕飯の時間を伝えてなかったのでまだ準備中ということでしたが、順次出してもらうということで食事にします。
子供の頃は魚はあんまり好きではなかったけど、年を取ったからなのか、島の魚が美味しすぎるのか、とても魚も好きになった。

揚げ物
揚げ物はさつま揚げがあるのがやはり鹿児島かな。

厚揚げ
自宅で揚げ物はなかなか作れないので外食で揚げ物をよく頼んでいる気がする。

アサヒスーパードライ
そして、今日はビール解禁。生も用意できるということでしたが、今日はこの1本で酔いつぶれるような気がするので瓶をちびちび飲むことにします。
昨日は登山前だったので避けたんですよね。朝3時起きだったので酔っ払ってたら起きれる気がしなかった。

予想通りビール1本で酔っ払ってそのまま就寝となりました。

3日目

安房

朝7時に起床しました。10時間くらい寝たのかな。
朝ご飯は昨日の登山のあまりを食べておきます。宿泊しているかもめ荘さんは朝食の提供もあるのですが、登山で早朝出発を計画していたので夕食のみをお願いしていた。3日目の朝だけでも頼めばよかったかな。

10時のチェックアウトのギリギリまで休憩してから帰路につくとします。
2日目のビール代だけ別途支払う。電子決済が使えるか聞いてみたのですがビールは現金のみということでした。

安房港
帰りの船は13:10なのでお土産の購入と昼食を済ませておきます。
港の方を見ると今日もいい天気です。結局3日間毎日天気は良かったですね。でも、降雨のあとはあったので活動時間中は偶然天気が良かっただけかもしれない。

宮之浦岳
山の方を振り返ると今日も悪天候のようです。
どうやら平地と山地で天候が違うのが屋久島という島みたいです。

お土産は武田産業さんで購入しました。
本業は屋久杉を利用した木材加工のようです。裏手の作業場で加工しているみたいで予約があれば見学もできるらしい。そこまで知ってしまうと屋久杉の加工品も買わないと申し訳ない。

麺屋りんたろう
昼食はラーメン屋さんにしました。
今日は体育の日で祝日です。それに関係あるのかは不明だけど営業している店舗が少なくて何件か回って開いているこのお店にしました。

りんたろう 塩ラーメン
鹿児島でラーメンと言うと豚骨野菜多めなのですが、週替りのセットメニューがあったのでこちらにしました。今週の週替わりメニューは塩ラーメンでした。

りんたろう 餃子
セットメニューの餃子は3個でした。ちょい少なめ。チャーハンの方にすればよかったかな。
味はまあ普通という感じ。11時という早めに入店したのが功を奏して特に待つことなく入店できました。退店する頃には席が完全に埋まっていました。

高速船

安房港ターミナル
食後はちょい早めですが港へ
ところがこのターミナルは高速船の出入港時にしか開かないみたいで同じように早くきすぎた観光客が開店待ちをしていました。
12時前に職員さんがきて開けてくれました。掲示より早い時間だったのですが、連休ということもあって利用者が多いのでしょう。

ここで帰りのチケットを発券してもらうのですが、ちょっとトラブルがありました。鹿児島港で貰った引換券が必要なのですが、紛失しました。行きと帰りの港が違うので案内のためにくれたのかと思ったのですが搭乗券と引き換えだったらしい。登山で荷物を入れ替えたから捨てたかもしれない。係員さんに相談したところ紛失届けを発行してくれました。見つからなかったら紛失届を郵送したら手数料を引いた分だけ返金されるらしい。ありがたい。出港までまだ時間があるのでもう一度探して見ると良いとアドバイスも貰いました。

ターミナル裏で荷物を全てオープンにして引換券を探すこと20分
レシートの間に挟まって荷物の奥深いところにある引換券を発見しました。窓口に行くとすぐに差額分の支払いを取り消してくれました。本当にありがとうございます。

高速船を往復予約すると往路時に発行される引換券が復路で必要になる。忘れないようにしないと行けない。
ちなみに、後で見返すと「紛失時再発行不可」って書かれていた。旅行でテンション上がってて視野狭窄していましたね。反省しよう。

トッピー7
13:10
復路はトッピー7になりました。
復路も種子島を経由する便のようです。帰りの便は満席状態となっていました。3連休の最終日で本土に戻る人が多いのかな。
隣の人は安房から鹿児島まで焼酎を飲み続けていたので多分地元の人なんだとは思う。

共同フェリー運輸 新さつま
鹿児島の離島航路はかなり多くがあるので船がすれ違うことも多い。
種子島と屋久島の旅客はほぼ高速船利用という感じで車両運搬だと貨客船という感じかな。でも、危険物輸送もあるので貨物船も必要になる。離島が多い日本は船の往来も多いのでしょうね。

桜島
15:53
鹿児島港に無事に到着しました。
桜島が噴煙を上げていました。鹿児島には何度か来てますが、こんな桜島を見るのは初めてです。これはなかなか恐ろしい。
街の方はというと桜島側も含めて平常でした。高速船も飛行機も通常通りという。ということはこのくらいはよくあるということなのか。鹿児島すごいなあ。

種子・屋久高速船旅客ターミナル
16:25
天文館から空港行きのバスに乗るつもりでしたが、高速船ターミナルから出発するバスがあるというのでこちらを利用しました。南国交通と同じくクレジットカード決済が可能でしたがこちらは1400円で南国交通よりも100円高い。高速船ターミナルからなので高いのかと思ったら南国交通は100円の割引があるらしい。

鹿児島空港

鹿児島空港
17:24
鹿児島空港に到着しました。
登山道具を預かってもらって晩御飯にしましょうか。

ふく福
今回はターミナル内のふく福さんにしました。種子島のときのキッチンさつまさんの隣りにあります。

ふく福 黒豚ロースかつセット
こっちでもロースカツを頼みました。

ふく福 生ビール
それと生ビール

ソースで食べた後にオリジナルスパイスがあるのを見つけました。
こっちも美味しそうなので次回はスパイスでも食べてみたい。

NH630

鹿児島空港 6番ゲート
帰りの飛行機も6番スポットのようです。
ただ、到着機が少し遅れそうな感じです。連休の最終日だし仕方ないかな。多少遅れても終電に間に合わないということはない時間帯なのでラウンジでゆっくり待ってます。

JA816A
19:50
帰りの機材はB787-8でした。RWY34から離陸して羽田に向かいます。

羽田空港 手荷物受取所
21:16
出発は遅れましたが到着は定刻通りになったようです。
RWY34Lに着陸して69番にスポットインしました。帰りは沖止めではなかった。
ターンテーブルで預けていた登山道具を回収して今回の旅は終了になります。

お土産

お土産
お土産は名物の鯖にしました。
杉はぐい呑ですが2000円くらいなので結構なお値段です。大量生産が難しいからかな。木製なので軽すぎてちょっと不安です。

費用

  • 交通費
    • ANA
      • 羽田空港→鹿児島空港 23,840円
      • 鹿児島空港→羽田空港 16,710円
    • 種子屋久高速船
      • 鹿児島↔️屋久島 17,100円
    • 南国交通
      • 鹿児島空港→天文館 1,300円
    • 鹿児島交通
      • 高速船ターミナル→鹿児島空港 1,400円
    • 種子島・屋久島交通
      • 宮之浦港→警察署前 930円
      • 屋久杉自然館→安房 240円
    • まつばんば交通
      • 安房→屋久杉自然館 240円
    • 荒川登山バス
      • 屋久杉自然館↔️荒川登山口 2,000円
  • 宿泊費
    • 1日目~2日目 20,000円
  • 食費
    • 1日目昼 1,390円
    • 2日目夜 500円
    • 3日目昼 1,000円
    • 3日目夜 2,728円
    • その他 3,189円
  • その他
    • 世界自然遺産屋久島山岳部環境保全協力金 1,000円
    • お土産 6,306円

計 99,873円

新たに追加された訪問地


あと55市町村

さいごに

世界自然遺産の屋久島に行ってきました。縄文杉が飛び抜けて有名ではありますが、固有種がいることや特徴的な気候など総合的に特色がある島ということです。
今回は縄文杉に絞って観光しましたが、登山道の全面が苔むしていて湿度も100%に近い環境でした。さすが年間降水量8000mmはすごい。その割に1度も雨に振られなかったという好天候でした。これは運が良かったです。
日本は世界的に見ても降水量が多い土地で、1000mm以上の降水がある地域は世界でも多くないです。その数字からも屋久島が別格であることがわかりますね。たぶん、洋上のアルプスと呼ばれる地形的要因があるのでしょうね。
世界遺産の指定効果なのか外国人観光客も多く訪れていました。自然遺産は観光には向いてなさそうですが交通機関の発達した日本だと訪問しやすいのかな。私も海外に行ったときに訪問してみようかな。

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