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2023-04-23

北海道道南旅行

はじめに

道南地方は何度も行っている北海道の中では空白地帯でした。
いくつか理由はあるのですが、
北海道の玄関である新千歳に降り立つとなんとなく北か東に行ってしまう。そして新十歳から函館は結構遠い。特急で4時間くらい。
新幹線で函館に向かっても4時間かかる。
羽田から函館は便数がそれほど多くなく、小型機かAIR DO便なので割引率が良くない。だいたい新千歳のほうが遠いのに安い。
と言った感じです。
しかし、武漢ウィルスのための行動制限が緩和されることになってANAがセールを始めました。この機会に函館と道南を巡ってみます。

旅程

旅程(全体)

旅程(道南拡大)

1日目

函館へ

14:46
搭乗にやや時間を要しましたが、ほぼ定刻で羽田空港を出発して函館を目指します。
出発は北の端の55番スポットからでした。また、今回も端っこか
ちなみにチェックイン時にいつものように乗り継ぎを聞かれたのですが、普段なら「~が最終目的地ですか?」って聞かれるところ「函館が最終目的地ですよね?」って聞かれました。まあ函館から先は奥尻くらいですよね。

羽田空港 55番ゲート
ANA4759便はコードシェア便で運航はAIR DOです。AIR DOでの便名は59便になります。
AIR DOのキャッチコピーは「北海道の翼」です。北海道に飛行機で向かうのにJALやANA以外の第3の選択肢ですね。設立時のコンセプトもJALやANAが運賃値下げしてくれないから自分たちで航空会社を作ったというのだからなかなか気合が入ってます。もっとも経営は安定しておらずANAからの資金支援を貰って維持できたというのもあるので、こうしてANAとコードシェアしてるわけですね。
ところで、「北海道の翼は北海道エアシステムでは?」を思わないでもない。AIR DOは北海道と各地、北海道エアシステムは北海道道内なので棲み分けはできてるみたい。

こんぶスープ
機材は767-300ERでした。支那人の団体も乗っておりほぼ満席といった感じでした。運良く隣は空席だったのでなかなか快適に過ごすことができました。
ドリンクサービスはモニターでおすすめされていたこんぶスープにしました。
昆布のだし汁をベースに調味料で調整した感じです。優しくて美味しい。関東だと出汁といえばカツオしかないのでとてもいいです。

函館
函館が見えてきました。

15:58
ほぼ定刻通りに羽田空港5番スポットに到着しました。
1時間少々のフライトでした。やっぱり飛行機は早いです。のんびり移動する旅がいいのですが、貧乏暇なしの社畜会社員にとって時間はとても貴重です。安く高速に移動できるならそれに越したことはない。

函館観光

函館駅まで向かいます。函館空港からは函館帝産バスで駅まで向かいことができます。函館帝産バスもついに電子決済に対応したらしいのでSuicaも使えるか確認してみたら、専用サイトでのクレカ購入の形式になっていました。そっちかよ
乗車時間20分の間に頑張ってユーザー登録と購入を進めました。函館空港から乗る場合は下車時に購入と改札操作を終えたスマホの画面を運転士に見せればいい感じです。ちなみに函館空港に向かう場合は逆で乗車時に見せるらしい。こっちじゃなくてよかった。

チャイニーズチキンバーガー
日も落ち始めたので晩ごはんということでラッキーピエロにきました。函館近辺にしかないんですよね。初めてきました。
店内はアメリカのダイナーって感じですね。沖縄で行ったなんちゃってのところよりもしっかりしてる。
頼んだものは人気No.1のセットにしました。チャイニーズチキンバーガーにポテトとウーロン茶でした。30分待ちの案内でしたが、5分で出てきました。早い分には別にいいか。
味は見たままの味付けなのですが美味しくて価格も手頃なのがいいですね。

アクア
ご飯と食べたあとはトヨタレンタカーさんに行ってアクアを借りてきました。今回はこのアクアで道南を観光する予定です。

函館の夜景
日が暮れたので函館の夜景を見るために函館山に行こうかと思います。
ふもと付近まで行くと人参持った警備員に誘導されて、有料の駐車場に吸い込まれていきました。あれ?
どうもロープウェイに乗れということらしいです。
さすが有名観光地のロープウェイとあって交差式ながらもゴンドラはかなりの大型で5分間書くという密な運行です。
強風が吹き荒れて寒いですが特徴的な函館の街が見えますね。
そして街とは反対側を見ると駐車場にレンタカーが・・・。おや?
どうもこの時期限定でレンタカーでも山頂の駐車場を利用できるようです。うーん、ロープウェイを使わなくても良かったのか。
寒いので1時間程度で下山しました。下山したら雨が強くなってきました。
夜のうちに国道228号線を使って松前に行きました。
木古内までは高規格の無料の自動車道です。まあ、北海道なので下道でもか高速に移動できて快適なんですけどね。
22時頃、松前の道の駅で休憩して朝を待ちます。

2日目

道南観光

朝起きると雨は降り続いていました。風は幾分落ち着いている感じです。昨夜は風も強くて道の駅に止めた車が揺れてました。

松前藩北前船繋留所跡
道の駅は背後に松前城、目の前には船着き場というロケーションです。
江戸時代の北海道は基本的に日本扱いではなかったのですが、この付近だけは松前藩という扱いになっていました。このあたりが最も本州に近い良港ということかな。

やきとり弁当
朝ごはんを食べます。昨夜、函館駅前のハセガワストアでやきとり弁当を買っておきました。一晩たってますが、変わらず美味しいです。ちなみに北海道らしく豚肉です。

今日の天候は残念ながら雨ということで適当にドライブということしようかな。
現在地は松前のなので海沿いを北に向かう感じでお昼を食べたら函館に戻る感じにします。さあ出発

上ノ国
途中の道の駅で休憩しながら北に向かいます。
天気は相変わらずの雨で時折止む感じです。そして、北海道らしく何もない。

開陽丸
江差に来たときに帆船のマストが見えたのでちょっと寄ってみます。
こちらは江戸時代末期に購入した開陽丸の復元でした。この頃の船は帆船から蒸気船に移行するちょうど過渡期で色々中途半端な感じです。きっと相場感がわからない幕府が高値で掴まされたんだろうなあ。
武装は先込め式の大砲が舷側の窓から出てくるという帆船時代のものです。大航海時代の武装ですね。蒸気機関は湾内や港内用で効率も航続距離も良くはないです。でも、船尾のスクリュー方式は現代船に通じるものですね。これのちょっと前は外輪船で江戸湾に来た黒船もこの方式でした。時代を考えると最新装備ではあるかな。

江差からは国道227号線になり、厚沢部川から国道229号線に入ります。
ところが、国道229号線に入ると乙部でがけ崩れで通行止めという案内がでていました。ただ、この案内には大きく迂回路ありとも記載があったのでそのまま進みます。
乙部の町中で大きく山側に迂回するように多くの案内板がありました。ところが、どういうわけかこの迂回路も国道229号線扱いになっていました。調べてみるとがけ崩れが非常に大きく復旧に時間を要するため迂回路自体を国道指定したようです。なかなか珍しいパターンに思えますが、合理的ではあります。この付近は冬季の道路維持にかなりの費用がかかるので迂回路を国道指定することで国に負担を押し付けたわけですね。

浜の母さん食事処
国道229号線を進み、せたな町までやってきました。お昼は海鮮系のお店にしようかと思います。海産物の販売も行っている食事処にやってきました。
2年前に函館を訪れたときに雲丹の美味しさに気がついてしまったので雲丹を食べたいところではありますが、昨日も今日も海は大荒れです。流石に難しいかな。

いくら丼
聞いてみると雲丹は用意できないということだったのでイクラ丼にしました。最近はイクラもなかなか食べられなくなりましたよね。久しぶりに丼もので頂きます。味はもちろん美味しいです。

お昼も食べたことですし、函館空港に戻ります。レンタカーの返却は函館空港を指定しておきました。
帰り道は東側を通ることにします。東側の国道5号線は物流のメインで高速道路も通ってるので時間に余裕が出るはずです。

国道229号線を南下すると山側の方に国道5号線と案内があったのでその案内に従います。地名とかではなく道そのものが案内先っていうのもなかなかないと思う。

特に問題なく山を超え内浦湾沿いの高速道路が見えてきました。高速道路のインターチェンジの表記は八雲と表示されていました。
あれ?

やってまった
予定では国道230号線を進み国縫に出るつもりでしたが、道道42号線を通り八雲に出てしまったようです。うーん、これだと今金町は通ってないですねえ。
今度は入念に調べます。道道42号線を戻って、道道263号線に進めば今金ですね。そこそこ遠いですが、北海道だと2時間位の迂回になるかな。なんか今日を逃すとしばらく無理そうな気がしたので戻ることにしました。相変わらず天気も悪いのでどこかで観光という気分でもないので、ドライブということにします。

今金は男爵いもが有名ということで案内は多かったのですが、収穫期は8月か9月頃だろうし時期が悪いですね。
国道230号線を進み国縫で高速道路に乗ります。

噴火湾パノラマパーク
八雲パーキングエリアで休憩にしました。さすが北海道ということもあって短時間で迂回することができました。この公園は今年からオープンみたいです。4月の北海道はまだ寒いのでプレオープンみたいな感じになっていました。
八雲は函館からも遠いし、函館と札幌を高速で移動する人がどれだけいるのか・・・
巨大箱物になりそうな感じもする。

大沼公園まで高速道路を利用しました。ここからは国道5号線とそのバイパスを使うことになります。時間があれば大沼公園にも寄りたかったのですが、迂回したのと今日の天気があまりにも悪いので今回もパスですね。

17時過ぎ
函館空港前のトヨタレンタカーさんでアクアを返却します。ありがとうございました。
そして空港は目の前ですが私一人のために送迎までしてくれました。

帰路

飛行機が来るまでは

おつまみセット
晩酌ですね。
レンタカーの旅だとお酒を飲むわけにはいかないです。どうしても帰りの空港で飲むしかないですね。
函館空港のRestaurant&Bar 1854 HAKODATEさんでのんびり飛行機を待つことにします。
おつまみセットにはこだてビールをつけました。これは五陵の星のヴァイツェンで苦味が少なく香りが強いビールです。日本の昔からあるビールは辛口のものばかりなので地ビールは香りを重視したものが多くてとてもいいです。

函館ガラビー
2杯目は注文時に何かよくわからなかった函館ガラビーにしました。
ビール・カクテルでシャンディガフのジンジャーエールを北海道のガラナに置き換えたもののようです。かなりガラナ感がマシマシな感じですが、口当たりが良好でスルスルいける感じです。

サッポロクラシック
3杯目は基本のサッポロクラシックです。やはり北海道に来たらこれを飲んでおかないとね。

フライドポテトとザンギ
おっとつまみがなくなってしまった。ポテトとザンギを頼みます。北海道らしく本物のバターもついてます。最近はバターも高級品ですよね・・・

いちごとブルーベリーのケーキ
デザートにケーキも頼んで満足満足

反転フラップ式案内表示機
保安検査場に向かおうとふと表示をみると、なんとパタパタがまだ残っていました。もう絶滅したかと思ってました。もう維持も難しいだろうからこれもいつまで見れることやら。

20:10
帰りはANA558便です。少し遅れての出発となりました。
行きの隣の4番スポットからの出発です。
機材は行きと同じ767-300ERとなりました。

21:25
降下中にかなり大きな揺れに襲われて客席から声が上がるほどでした。ここまで揺れるのは久しぶりです。
それでも無事に羽田空港の63番スポットに到着しました。
第2ターミナルの中央で歩くのが短くていいスポットです。

今回の旅はここまでです。

お土産

お土産
函館空港のお土産屋さんで買ってきました。
ワインはよくわからないですが、実家に送ろう。

費用

  • 交通費
    • 全日空
      • 羽田空港→函館空港 10,370円
      • 函館空港→羽田空港 10,370円
      • スカイコイン ▲1,320円
    • トヨタレンタカー
      • 23時間10分 511km 11,000円
      • メンバー割引 ▲935円
      • マイル ▲1,700円
    • ガソリン 20.08L 3,233円 (25.45km/L)
    • 函館帝産バス
      • 函館空港→JR函館駅前 500円
    • 函館市函館駅前広場駐車場 200円
    • 函館山ロープウェイ 往復 1,800円
    • 函館市函館山山麓観光駐車場 200円
    • 高速道路
      • 国縫→大沼公園 1,990円
      • 休日割引 ▲600円
  • 食費
    • 1日目夜 869円
    • 2日目朝 630円
    • 2日目昼 2,000円
    • 2日目夜 3,900円
    • その他 1,062円
  • その他
    • 函館駅コインロッカー 400円
    • 函館空港マッサージチェア 300円
    • お土産 5,442円

計 49,711円

新たに追加された訪問地

  • 北海道
    • 瀬棚郡
      • 今金町
    • 久遠郡
      • せたな町
    • 爾志郡
      • 乙部町
    • 檜山郡
      • 江差町
      • 上ノ国町
    • 松前郡
      • 松前町

さいごに

ANAのタイムセールで航空券を買ったということもあって午前中出発にできなかったです。もうすでに売り切れてました。それでも函館で行ってみた場所には行った感じです。多分、函館山はもういかない気がする。
一方で雲丹を食べることができなかったのがとても残念です。天候がかなり悪かったですから仕方ないですが、雲丹を食べにまた北海道に行きたいです。
ご飯といえば、函館で食べたかったラッピやハセストは今回で味わうことができました。特にハセストは近所にも欲しいところです。
北海道も過疎化が進んでいます。ラッピやハセストみたいな地元御用達のお店もいつまで維持できることやら。東京に出店してほしいところですが、衰退する日本の中で消えていくお店になりそう。できるだけ長く営業してもらえるように地方に行ったらこういうお店を利用したいですね。

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