はじめに
5月もANAはセールを開催しました。安いとなると利用してどこかに行ってみたくなります。流石に大型連休中はセール対象外ではありましたが、週末ふらっと出かけるには良さそうです。4月に函館に行ったので5月は九州かな。前回、鹿児島に行ったときは島原まで行こうとして諦めたので島原を目指すことにします。ところが、長崎行きのセールは売り切れになっていました。ならばと隣の佐賀空港を利用します。無用の長物というレッテルの佐賀空港ですがどんなところなのかな。
旅程
旅程 |
旅程(島原拡大) |
1日目
佐賀へ
今日は早朝の便で佐賀空港に向かいます。
ANA Loung コーヒー |
羽田空港 508番ゲート |
小さめの飛行機ですが、佐賀空港へはちょうどいいサイズなのでしょう。
7:25
7:25
羽田空港を5分遅れで出発しました。最後の家族連れがなかなかゲートに来なかったみたいです。1グループだけバスで運ばれてきてました。まあ、5分は誤差ですね。
9:35
飛行機は5分遅れでしたが、バスの方は定刻で出発しました。乗務員さんが空港ターミナルに確認に行ってたのでもう大丈夫という判断なのでしょう。
そして、このバス20人程度しか乗ってないんだけど?飛行機には150人くらい乗ってたはずなんだけど、残りの人は自家用車なのでしょうか。なんという車社会・・・
佐賀駅に隣接する佐賀駅バスセンターに到着しました。
定刻よりも8分早いですね。高速道路を利用しないバスで30分で最寄り駅というのは地方空港としてはなかなかの利便性です。
空港は県が連絡バスは市が担当するという形態ですが、なかなか頑張ってます。
近場の観光スポットということで筑後川昇開橋にやってきました。
空港は県が連絡バスは市が担当するという形態ですが、なかなか頑張ってます。
筑後川昇開橋
佐賀駅前のトヨタレンタカーさんでアクアを借りてきました。橋の駅 ドロンパ |
筑後川昇開橋は重文に指定されている国鉄佐賀線の遺構です。佐賀線は佐賀駅と福岡県みやま市の瀬高駅を結んでいました。まあ、こんなところ利用者が多いはずもなく1987年に廃線となりました。
お昼をここで食べようかと思ったのですが、お弁当は売ってますが、食事処はないようです。
そんなわけなので対岸に行ってみようかと思います。
この橋がなぜ重文に指定されているかというと、国内では珍しい鉄道可動橋だからです。
船が通過する際は橋桁が上に持ち上がります。
筑後川 |
筑後川昇開橋 |
船が通過する際は橋桁が上に持ち上がります。
現代の土木技術だと大型の橋が作られますが、当時の技術ではこれが限界ということだったんでしょうね。そもそも、河川船舶輸送という物自体が廃れているので今後同様のものが作られる気はしないです。
対岸はスイーツ程度しかない喫茶店が1店舗あるだけだったので、戻ってきてお弁当を購入することにしました。
ここって観光地ですよね?やる気の無さがすごい。
うなぎ飯 |
ここって観光地ですよね?やる気の無さがすごい。
島原観光
社内でご飯食べてたら土砂降りになってきました。島原にお風呂に入りにでも行こうかな。
国道444号線を西進して鹿島方面に向かいます。肥前鹿島ですね。鹿島神宮がある鹿島のほうが有名な気がします。
途中で有明海沿岸道路という高規格道路が鹿島方面と書かれていたのですが、ETCにカードを挿入してなかったのでスルーしました。あとから調べてみると有明海沿岸道路は直轄方式で無料だったらしい。そして、鹿島まで繋がってない。鹿島方面大嘘じゃん。
佐賀空港近辺もそうだったのですが、有明海最奥のこの付近は干拓化による農耕地が広がっていて、この時期は麦がいい色をつけていました。このあたり温暖だし二毛作なのかな。
鹿島からは国道207号線で諫早に向かいます。先程までの平坦な道からは一転して山が海に迫る地形となりました。このあたりは長崎本線の難所区間です。長崎本線は長崎と福岡を結ぶ重要路線だったのですが、この区間のせいで所要時間が大幅に増えてしまって整備された高速道路を利用するバスに勝てない要因となっていました。
相変わらず雨が降り続いています。狭いはずの有明海も視程が悪く普通の海と変わらない風景です。
太良町は蟹と牡蠣が有名らしいです。かにだしコロッケというもの買ってみました。カニクリームコロッケも売ってたのですが、そっちはなんとなく味が想像できたのでこっちにしてみました。
かにだしコロッケ |
蟹の味がよく出た魚のすり身を衣つけて揚げた感じでしょうか。蟹味がいい感じです。
諫早からは諫早湾干拓堤防道路を使って対岸にわたります。途中で展望所があったのですが、雨だったのでスルーしました。
未だに環境保護という名目の利権団体が活動しているようで諫早川には反対運動の看板が上がっていました。雲仙側に一切ないんですよね。諫早市はこの大規模公共事業でかなり潤っているようでバス停の待合スペースなど何でもない施設も立派に整備されていました。この手の利権団体はホント嫌になりますね。ただのヒモです。
雲仙からは国道251号線を利用して島原に向かいます。
諫早からは諫早湾干拓堤防道路を使って対岸にわたります。途中で展望所があったのですが、雨だったのでスルーしました。
未だに環境保護という名目の利権団体が活動しているようで諫早川には反対運動の看板が上がっていました。雲仙側に一切ないんですよね。諫早市はこの大規模公共事業でかなり潤っているようでバス停の待合スペースなど何でもない施設も立派に整備されていました。この手の利権団体はホント嫌になりますね。ただのヒモです。
雲仙からは国道251号線を利用して島原に向かいます。
目指すのはシーサイド島原というホテルです。と言っても、宿泊するわけではなく、ここの入浴施設を利用させてもらおうってことです。
こちらの湯治処で1時間ほど入浴しました。
こちらの湯治処で1時間ほど入浴しました。
26度の源泉と温かいお風呂に交互に入るのがいい気持ちです。
ジョイフル グリルセット |
結局、九州安定のジョイフルになりました。まあ、安くて美味しいからいいか。
長崎空港 |
コースとしては国道251号線で島原半島を回って、国道57号、国道34号というコースですね。
途中に長崎空港があったので寄ってみました。長崎空港は大村湾の箕島を崩して埋め立てて造成した海上空港です。今だと北九州空港みたいになにもないところに空港が作れるだけの技術がありますが、当時は島がないと難しかったのかな。そういえば、長崎は何度も来てますが長崎空港は始めてきました。飛行機で長崎もいいですよね。空港は街から遠いのが難点なんですけどね。
2日目
波佐見町
道の駅 東彼杵 |
唐揚げ処 山昇 唐揚げ弁当 |
波佐見やきもの公園 |
途中の波佐見町を観光していきます。
入り口がよく分からなくて迷いましたが波佐見やきもの公園に寄りました。ここは焼きものが有名みたいですね。色々な形態の焼き窯が再現されて説明されているので少し楽しい。
焼き物はお土産には向かないので特には買わなかったです。重いし割れるし
入り口がよく分からなくて迷いましたが波佐見やきもの公園に寄りました。ここは焼きものが有名みたいですね。色々な形態の焼き窯が再現されて説明されているので少し楽しい。
焼き物はお土産には向かないので特には買わなかったです。重いし割れるし
武雄温泉
武雄温泉に到着してトヨタレンタカーさんに車を返却しました。武雄温泉で返却したのはもちろん武雄温泉に行くためです。
かなり有名な武雄温泉の楼門です。初めて見る気がしないですが、間違いなく始めてきてます。
武雄温泉新館には元湯・蓬莱湯・鷺乃湯の3箇所の浴場があります。鷺乃湯が740円で他が500円ずつです。これは悩む。
武雄温泉楼門 |
武雄温泉元湯 |
悩んだ結果、元湯さんの券売機に「1日券あります」の文字が、これですね。
しかし、利用する人はあまりいないみたいで、券を持ってる人も休憩所を利用している人も見なかった。これは穴場なのでは?
武雄温泉新館の目立つ建物は修復された元施設らしいです。これも重文です。
内部にも入ることができます。基本は資料館なのですが、建物自体も見ごたえがあります。
こういうところにのんびり滞在するってのもいいなあ。
大正の当時のお風呂場はこんな感じだったらしいです。
この感じは野沢温泉を思い出す。
武雄温泉新館 外観 |
武雄温泉新館 廊下 |
こういうところにのんびり滞在するってのもいいなあ。
武雄温泉新館 浴場 |
この感じは野沢温泉を思い出す。
たっぷり3時間半ほど温泉を楽しみました。
鷺乃湯さんは温めのリラックスできる温泉という感じです。休憩所もあるのでのんびりするならここですね。
元湯さんは熱いお湯のリフレッシュする温泉という感じでした。
御飯食べるところがないのだけが難点ですが、1日券は高くないです。とても堪能できました。
前述の通り温泉施設でご飯は出ないので近くのお店で昼ごはんにします。
ティーケービーアワーズというお店でチーズバーガーを頂きました。レタスの主張がちょっと激しいですがなかなか美味しいハンバーガーです。武雄は佐世保からも近いからかな。
温泉とご飯を堪能したので武雄温泉駅にやってきました。佐賀までは電車を使います。
ティーケービーアワーズ チーズバーガー |
ティーケービーアワーズというお店でチーズバーガーを頂きました。レタスの主張がちょっと激しいですがなかなか美味しいハンバーガーです。武雄は佐世保からも近いからかな。
帰路
武雄温泉駅 |
武雄温泉駅は自動改札もなく券売機も現金オンリーでしたが、ひょっとして思って新しくできた長崎新幹線側に回ってみるとクレカが使える最新式の券売機が設置されていました。佐賀まで570円の近距離ですがしっかり駅名が書かれたマルス券を購入しました。
在来線のホームに行くとちょうど長崎行きの新幹線が入線してきました。ちゃんとかもめ仕様になってます。JR九州は長崎新幹線専用の編成を作ったんですね。そういえば諫早駅や新大村駅への案内板は新幹線のマーク付きでした。長崎県もこの新幹線にはかなりの期待を寄せてるんでしょうね。
現状の高速バスで十分、並行在来線の維持費を負担する必要がある、といったマイナス面しかない佐賀県が難色している気持ちは分からなくはないですが、政治家ならもっと大局を見ろよと思います。
14:54
江北行きの列車に乗ります。
長崎新幹線 |
現状の高速バスで十分、並行在来線の維持費を負担する必要がある、といったマイナス面しかない佐賀県が難色している気持ちは分からなくはないですが、政治家ならもっと大局を見ろよと思います。
キハ47 |
江北行きの列車に乗ります。
特急のほうが本数が多く、早くもあるのですが近い上に時間に余裕もあるので各停で向かいます。
江北駅に到着しました。
鳥栖行きの電車がやってきました。
佐賀駅に戻ってきました。
佐賀駅バスセンターに向かって佐賀空港行のバスを見ると、次は17:30でした。この前は14:30となっています。1日6便ってw
佐賀駅バスセンターに向かって佐賀空港行のバスを見ると、次は17:30でした。この前は14:30となっています。1日6便ってw
福岡空港行きは1時間に1本あるのにどういうことですか。
最寄りのバス停から歩いて向かおうかな。
調べてみると最寄りバス停から佐賀空港は調べてみると6km離れていました。歩くと1時間以上かかりますね。大人しくバスセンターで待ってましょう。
17:31
佐賀空港に向けてバスが出発しました。
行きよりは乗客が多く30人程度は乗っています。しかし、帰りの便は満席の案内になっていました。少なくとも130人程度は自家用車利用ですか。佐賀空港って公共交通機関って考えるといまいちな感じですね。
ご飯を食べようかとレストランを探したのですが、ここのレストランは1箇所でしかも満席となっていました。今日の出発便は私の搭乗機しかないのでこの満席が解決する可能性は無さそう。もう保安検査場通過してしまうかな。
保安検査場を抜けて弁当でも売ってないかと売店を見るも売ってない。あかん。これは晩ごはん抜きが確定のようです。ラウンジは保安検査場外にカードラウンジがあるだけのようです。中と外に用意するならまだしも外だけって・・・
ゲート前で待ってよう。幸いにもコンセントはありました。スマホでも眺めてよう。
到着が遅れた上に、満席なので少し遅れての出発となりました。
4番スポットの22番ゲートからの出発です。機材は行きと同じく737-800でした。
20:54
19分遅れで羽田空港のサテライトの407番スポットに到着しました。
今回の旅はここまでです。
今回の旅はここまでです。
お土産
お土産 |
そろそろ暑いので日本酒は保管が大変になります。玄米茶焼酎というのを買ってきました。味がちょっと想像できない。今から楽しみです。
費用
- 交通費
- 全日空
- 羽田空港→佐賀空港 10,370円
- 佐賀空港→羽田空港 10,370円
- スカイコイン ▲8,000円
- トヨタレンタカー
- 22時間44分 278km 11,000円
- 特割 ▲1,870円
- ガソリン 9.46L 1,561円 (29.39km/L)
- 佐賀市交通局
- 佐賀空港→佐賀駅バスセンター 600円
- 佐賀駅バスセンター→佐賀空港 600円
- JR
- 武雄温泉→佐賀 570円
- 食費
- 1日目昼 380円
- 1日目夜 1,173円
- 2日目朝 550円
- 2日目昼 1,000円
- その他 1,595円
- その他
- HOTELシーサイド島原 湯治処 500円
- 武雄温泉
- 休憩券 1,200円
- マッサージチェア 400円
- お土産 3,006円
計 35,005円
新たに追加された訪問地
さいごに
ANAのタイムセールで購入した航空券でしたが、九州往復が結構安かったですね。
長崎の島原半島を回る旅行のつもりでしたが、結果的に佐賀県のほうが観光してましたね。1泊2日の旅行で隣県の空港を利用するのは難しいみたいです。武雄温泉はとても良かったです。泊まりで湯治も良さそうです。通常の入浴券だと2度入りは2階分のチケットが必要ですが、1日券だと何度も出入り自由になります。休憩室も利用できるのでおすすめです。
今回で長崎県も九州島内は制覇しました。五島方面も行ってみたいですね。
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