はじめに
武漢ウイルス対策の調整マイルが中途半端な3月という時期に有効期限を迎えることになりました。これを航空券に変換しないともったいない。
1月は連日の残業で家にはお風呂とおふとんだけ利用に帰る日々が続き、休日は体力回復のために1日寝ているという。こんな状況に嫌気が差したので気分転換にとく旅マイルを利用して出かけようかと思います。それ今週はどこかな。
旅程
旅程(広島拡大) |
1日目
羽田空港
羽田空港第2ターミナル |
ANAのとく旅マイルは基本的に余った航空券の交換になります。そのため、第1便か最終便のみ交換できることが多いです。時間に追われる会社員週末旅行者にとっては地味にありがたい。難点は日曜日の帰りにフライトに空きがあることが少ない点かな。土曜日第1便は割と取得が容易です。
ここだとラウンジからも近いので、ギリギリまでのんびりできました。
ほぼ定刻通りに羽田空港を出発しました。離陸の滑走路はRWY34Rでした。
いつもと様子が違うのは、ロングプッシュバックだったみたいでだいぶ長い距離を押されていました。考えてみたらトーイングカーのプッシュバックって牽引車の後退と同じ挙動になるんですよね。私には真似できそうにない。
予約したのが座席解放後だったこともあって窓側席に空席はなかった。そこで、中央の通路席にしてみました。
JA714A機内 |
天井がとても高い。窓側席の人がかならず通過する窓側通路席と違って人が通過しない。めっさ快適やん。これは窓側席の次にいいかも。
8:37
広島空港のRWY28に定刻通りに着陸しました。
飛行機の中では爆睡してました。
広島空港
広島空港 |
広島空港国内線検査場 |
広島空港を利用したことはあるけど到着しか使ったことがなかったかな。
宮島 |
広島空港国際線出発カウンター |
しかし、支那人の武漢ウィルスの影響もあってか、南朝鮮のLCCくらいしか飛んでない。成田がテロリストに屈しなければ仁川なんかにハブ空港を横取りされなかったのになあ。
10:20
大崎上島へ
広島空港をうろついて、そろそろ竹原港に向かおうかとバスターミナルに戻りました。
次の竹原行きは10:20でした。ずいぶん間が空いてるなあ。どうやら竹原行きは飛行機の運行に合わせたダイヤになっているようで、私が乗ってきた飛行機に合わせた便はもう既に出発しているようでした。
竹原行き乗り合いタクシー |
空港で待っていたらやってきました。バスじゃないしw
どうやらタクシー会社さんが運行しているらしい。この便の乗客は3人でした。竹原も観光地だった気がするんだけど、この状況はちょっと悲しい。
車両もだいぶ古そうと見渡してみると、ブラウン管テレビにVHSデッキ・・・、昭和かよ!
10:46
タクシーのインテリア |
竹原港 |
タクシーは3人の乗客を竹原港まで運んでくれました。車両は古いようですが整備はしっかりしているようで不調なんてなにもない快適な動きでした。つくる人も整備する人も素晴らしいですね。
竹原港で大崎上島への切符を購入します。往復の垂水港行きが一番安いみたいなので、これにしました。
次の垂水港行きは12:30で少し時間があきますということでした。それなら昼ご飯にしようかな。
竹原港レストラン |
恵方巻 |
大久野島受付 |
垂水港に到着しました。大崎上島へ上陸
どうやら平日と土日で大きく事情が違うらしい。平日は島を周回するバスがあるけど、土日は運行しないので町営のバスが代替として走っている感じのようです。そして最終も早い。
直前に決定した旅立ったので島で宿が取れませんでした。今日は竹原に宿泊なので最終のフェリーに乗ればいいかと思ってましたが、バスのほうが先に最終を迎えそうです。あんまりいろいろは回れなさそう。
天候も崩れそうなので清風館で温泉にのんびり浸かるプランでいきましょう。
というわけで、清風館まで町営のおと姫バスに乗ります。だいぶ高齢の姫ですなあ。
日帰り入浴の受付は14:30までということでした。割とギリギリだった。
大きな露天風呂から瀬戸内海が一望できるので、朝か昼が良さそう。タオルの貸出が無料という点も昼にふらっと訪れるのにいい温泉ですね。
宿が高台にあるので景色がいいです。露天風呂からも眺望が抜群です。
中ノ鼻灯台 |
海方向から丸見えな気もしなくもないけど機にしてはいけない。
露天風呂に人がいなくて貸切状態なのでたっぷり堪能できました。
また高齢のおと姫バスに揺られて垂水港に戻ってきたら、すぐに16:45のフェリーが出発するようなので乗船しました。
また高齢のおと姫バスに揺られて垂水港に戻ってきたら、すぐに16:45のフェリーが出発するようなので乗船しました。
お風呂に入っている間に雨が降ってきたので散策も断念です。竹原に戻ります。
今日の宿は竹原のグリーンスカイホテルさんです。古いビジホかと思っていたのですが、なかなか新しい建物でした。これは嬉しい。
しかし、雨脚は弱まる感じではなかったので、晩御飯のお店を探すのが面倒になって近くのスーパーで惣菜を買ってきました。
今日は宿の部屋で一杯呑むことにします。
竹原宿泊
グリーンスカイホテル |
藤三で買った惣菜 |
藤三で買ったお酒 |
まあ、こういうのも帰路を気にせず呑めるので悪くない。甘い日本酒と旨味たっぷりのイカ天がとても私好みで美味しい。
まずは森川邸に訪問
竹原の塩業で財をなした森川氏の邸宅です。
突発で旅に出たので事前調査ができてなかったので、ちょっと効率的に動けなかった気もするけど、温泉が快適だったから十分だなあ。
2日目
竹原観光
旧森川家住宅
ホテルでチェックアウトギリギリの時間までのんびりくつろいで、竹原に観光に出発です。
旧森川家住宅 門 |
旧森川家住宅 広間 |
家の構造を見ると塩業関係者が出入りして、客人をもてなすという構造が見えます。
生活の場所から推測すると邸宅に居住していた人数は少なそうですね。
土間では塩業の歴史が展示されていました。
旧森川家住宅 離れから |
旧森川家住宅 土間 |
竹原の塩田は江戸時代に造成された干拓地からスタートして第三次塩業整備で廃止されたようです。
塩業整備を後から調べてみると、明治から昭和の塩業の歴史そのものでした。この頃の塩は専売制で国の管理にあったのですが、第三次塩業整備では塩の製造が近代化して余り始めたので旧来の方式を廃止した計画だったようです。
日本国内でみると、江戸時代まで山地は塩が不足しており、海から製塩した塩を輸送するという流れでしたが、世界的に見ると海からの製塩は費用が高く岩塩か塩湖からの採取が専らです。日本はどちらもないので独自に進んだ感じですね。
中は鉄板が並んだテーブル席があります。
ほり川
ほり川 外観 |
お昼は広島ということでお好み焼きが食べたくなったので町並み保存地区内のほり川さんでお好み焼きをいただきます。
外観は土蔵そのままですね。
ほり川 内装 |
ほり川 シーフードスペシャル |
広島のお好み焼きはまさに主食という感じですね。ソースとビールもあいます。
竹原市歴史民俗資料館
釜屋 模型 |
広くはないのですが、釜屋の模型がありました。
鉄釜が並んでるのかと思いきや巨大なレンガ造りの四角い釜で作られてたんですね。
塩作りは夏がメインで冬は酒造がメインだったようです。
ニッカウヰスキーの竹鶴政孝も竹原出身だったらしい。酒屋の息子がウィスキーに惚れ込んで日本で一からの製造を行ったのか。竹原は日本の産業の礎の一端を担っていたのですね。
たけはら町並み保存地区
たけはら町並み保存地区 |
たけはら町並み保存地区 |
胡堂 |
夕方まで散策して、乗合タクシーで広島空港に向かいます。
帰りのタクシーの乗客は5人でした。9人までしか乗れないので複数人での利用は予約したほうが安心そう。
16:12
広島空港に戻ってきました。
お土産を買ってから晩御飯にしようかな。
広島空港
OYSTER FARM Hiroshima
晩御飯は広島空港の中の牡蠣屋さんにしました。
名前は違うけどかなわの系列らしい。
ヴァイスブルグンダー |
ドイツワインをいただきます。香り豊かで飲みやすいワインです。
メニューはちょっと迷ったので変わり種の盛り合わせにしてきました。
燻製やチーズなどの加工品で悪くはないが、カキフライが一番美味しい。そもそも広島の牡蠣は素材から美味しいから、シンプルな料理のほうが美味しいのかも。
カキフライを頼むために、お酒は少し樽の風味がついた力強いフランスのワインにしました。
そして美味しいカキフライ。カキフライの強い旨味とワインが合う。
〆に牡蠣飯を頼みました。
牡蠣を堪能したのでもう満足です。保安検査を抜けてラウンジでお茶にします。流石にこれ以上はもう呑めない。
21:40
牡蠣逸品盛合せ |
燻製やチーズなどの加工品で悪くはないが、カキフライが一番美味しい。そもそも広島の牡蠣は素材から美味しいから、シンプルな料理のほうが美味しいのかも。
シャブリ |
カキフライ |
牡蠣飯 |
とても美味しかったです。今回、生牡蠣は避けましたが、十分堪能できました。
これだけ食べればそこそこ高額になりましたが、美味しかったのでまあいいか。
ANAラウンジ
ANA Lounge |
NH688便
広島空港Cゲート |
事前改札開始の案内があったのでCゲートに来ました。
最近は最終便とは遅れるものという感じになってきましたが、この便も遅れるみたいです。
この便は空席が多く後方席なら窓側も空いてそうでしたが、終電を考えて前方席にしました。
広島空港のRWY10から離陸しました。操縦士さんも遅延回復に努めてくれそうです。
23:05
広島空港のRWY10から離陸しました。操縦士さんも遅延回復に努めてくれそうです。
23:05
羽田空港のRWY34Rに着陸し、最速の高速脱出路であるC-9から離脱、そのまま60番にスポットイン。接地から3~4分だった。その結果、定刻での到着となりました。
こんな事できるんですねえ。終電には余裕を持って間に合いそうです。ありがとうございます。
こんな事できるんですねえ。終電には余裕を持って間に合いそうです。ありがとうございます。
お酒は今回も無事だったのでことに感謝して神棚へ、たこせんは職場に持っていきます。
費用
- 交通費
- ANA
- 羽田空港→広島空港 特典航空券 370円
- 広島空港→羽田空港 特典航空券 370円
- 安全タクシー
- 広島空港→竹原港 1,500円
- 竹原駅→広島空港 1,500円
- 大崎フェリー同盟
- 竹原↔垂水 670円
- 大崎上島町
- 垂水フェリー前→清風館入り口 100円
- 清風館入り口→垂水フェリー前 100円
- 宿泊費
- 1日目 7,030円
- 食費
- 1日目昼 850円
- 1日目夜 2,766円
- 2日目朝 286円
- 2日目昼 1,930円
- 2日目夜 6,710円
- その他
- 清風館
- 入浴料 800円
- マッサージチェア 200円
- 旧森川家住宅 400円
- 竹原市歴史民俗資料館 200円
- お土産 3,116円
計 28,898円
新たに追加された訪問地
- 広島県
- 豊田郡
- 大崎上島町
あと80市町村
さいごに
突発的に大崎上島へ訪問しました。計画も事前調査もなしに航空券と宿だけ2日前に予約して来訪するという強行になりました。それ故にどうしようと迷う場面も多かったですが、結果的には温泉でくつろいで美味しいご飯を食べてと満足いく休暇が楽しめました。
ちなみに職場に「疲れたので旅に出ます。探さないでください」って伝えたら、「またか」「いつもの」と暖かく送り出してくれました。私の評価ってそんなのだったのかw
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