はじめに
函館本線の長万部ー小樽間、札幌に距離的には近いけど山越えで線形が悪く、結局はローカル線になってしまった区間です。そんな場所ですが、北海道新幹線が近さを理由にこのルートをたどることが決まりました。完成したらこのローカル線は良くて第3セクター化、悪くて廃線でしょう。
アプローチするとしたら函館か札幌となります。今回はダイヤの都合もあり函館方面からアプローチすることにしました。
旅程
|
今回の旅程 北海道部分 |
出発まで
そもそも出発できない
長万部ー小樽間の函館本線は普通列車しかありません。そういうことであれば18きっぷを使うのが常套ですね。2021年春の18きっぷシーズンに合わせて3月13日の出発を経過していました。
ところが、支那人の武漢ウィルス蔓延によって緊急事態宣言が発令されて外出制限されしまいました。うーん、支那人め
往路も復路も安かった朝イチの飛行機なので移動は土曜日だとわかっています。4月10日の18きっぷシーズン最終日に合わせてみましょう。
1日目
これは二日酔いではない
この週はそもそも仕事がとても忙しかった。連日のサビ残で出発前日の金曜日も帰宅したのは23時を過ぎていました。しかも、連日の障害対応で最後に回さざるを得なかった、神経を減らすお仕事である評価である。そもそも、管理職やりたくないから2000万円以上の生涯報酬を放棄して管理職を辞めたんだけどなあ。金返せと言いたい。そういうわけで、金曜日は帰宅後に晩酌で全てを忘れました。
往路のHD57便は羽田空港を7:15に出発します。羽田空港は30分前に保安検査場を通過しなければなりません。自宅からの行程を考えると5時台の電車に乗らないといけない。そうすると、起床は4時となります。昨夜は1時までの記憶はある。ふつうに酔いが醒めてないですね。
4時に起きてふらつく中で荷造りします。当然ながら完璧なはずもなく、今回は替えのパンツを忘れた。しかし、下だけ忘れるかね私は。まあ、コンビニでも買えるしいいや。
酔っぱらいお断りとか言われないようになるべく平静を装って、ラウンジに行く。
|
りんごジュース |
この体調でコーヒーを飲んだらカフェインに酔いそうだったのでジュースを飲んでおきます。二日酔いとかじゃないもんなあ。
|
ANA LOUNGE |
まだ、6時台とあってラウンジはかなり空いていました。
宿なんてなかった
新千歳空港も7:30と早朝の便です。安かったんですよね。新千歳空港は札幌からだと40分かかります。そうなると駅近でも5時おき6時出発は避けられない。おそらくはこれが安い理由でしょうね。事前にこの事はわかっていたので、今日の宿は新千歳空港温泉のリラックスルームにしようかと思ってました。新千歳空港に到着するのも23時近い予定なので、仮眠する程度ですしね。
|
温泉なんてなかった |
ラウンジで今日の行程を確認していて驚きました。新千歳空港温泉は武漢ウィルスの影響で短縮営業してました。おのれ支那人め。
旅行開始後に宿がないことが判明したのは2回目ですね。前は宿屋の前まで行ったら、宿が休業してました。
急いで宿を探します。飛行機の時間を考えると空港周辺でなければなりません。幸い新千歳には空港ホテルが一つあったはずです。
|
残り1部屋です! |
あった。この際値段とか諸々は気にしないでおこう。この時期の北海道は最低気温0度なので、野宿したら普通に死ぬ。
無事に宿を押さえたら、出発20分前ではないですか。搭乗口に行かないと
HD57便で函館へ
搭乗口についたらちょうどFINAL CALL直前だった。あぶないあぶない。名前を連呼されてしまうところだった。
|
AIRDO 737型 |
函館行きのAIRDO機は小型の737ですね。羽田のボーディングブリッジだと、かなりの下り坂になります。座席配置は中央通路を挟んだ3-3構造でした。私は窓側だったので、通路側の爺さんを超えないとだめだった。この爺さんは私がたちもせず、早よ通れと目線でだけ投げてきたので、思いっきりまたぐ羽目になった。そしてドアクローズしたらどっかに行った。失礼なやっちゃな。
7:12羽田空港を出発。定刻は7:15なのでちょい早い。
|
ベタ凪の陸奥湾 |
まあ、結果的には3列席は私だけになったから別にいいか。天候は穏やかな晴れといった感じで気分も上々です。
|
函館空港 |
8:29函館空港に到着。定刻8:35よりやや早めですね。
早着・機体前方2列目・預け入れ荷物なし。1本前のシャトルバスに乗れそう。
ついでに、酔いは醒めました。
函館駅?
8:40シャトルバスで函館駅に向かいます。
|
シャトルバス |
シャトルバスの乗車時間は20分です。9時に函館駅に到着しました。
|
シャトルバス 料金表 |
シャトルバスの料金は450円でした。料金表見ると快速運転のほうが300円とお安い。なぜ早いほうが安い。支払いは現金のみでした。
|
函館駅 |
さて、函館駅に到着しました。函館駅ですよね?
こんな感じの駅だったかなあ。まったくもって印象にないんだけど。前回来たのは東北新幹線がまだ新八代までしかなかった頃だから10年ちょっと前かな。
函館朝市
早めに函館に到着できたので2時間弱ほど散策できる時間ができました。駅近くの観光スポットだと摩周丸ですけど、ここは以前に訪問済みです。赤レンガ倉庫を見てきましょう。
|
どんぶり横丁 |
しかし、朝ごはんを食べていなかったので、朝市にあるどんぶり横丁に吸い込まれてしまった。
|
5色海鮮丼 |
いくつかのお店の中から「鮨処 はこだて」さんを選んで、5色海鮮丼にしました。
ホタテ・エビ・カニ・いくら・雲丹の5色ですね。
ホタテ・エビ・カニ・いくらは普通に美味しいです。驚いたのは雲丹です。まず弾力が違う。味は間違いなく雲丹ですが、生臭くもなく、味がきついわけでもない。というか、今まで私が食べたことがあったのは実はウニペーストっていうコピー商品だったんじゃなかろうか。そのくらいの驚きの美味しさでした。次は雲丹メインでいただきたい。
赤レンガ倉庫
|
赤レンガ倉庫 |
|
七財橋から入り江 |
|
七財橋から函館山 |
明治期に造られた港の倉庫群ってだいたいこんな感じですよね。ここの倉庫は外壁をそのままに中はお店に改造されているみたいです。朝市では営業がうるさくてじっくりお土産を選べなかったので、ここでお土産を買っておきましょう。
森と烏賊
開港通りを歩いて函館駅まで戻ってきました。これから10時間くらいかけて新千歳に向かいます。
|
キハ40 |
10:55函館出発
キハ40です。北海道のローカル列車といえばこれで、寒い冬でもデッキと車内の間に扉がある上に足元暖房で暖かです。シートも柔らかいのでお昼寝に最適の寝過ごし列車ですね。
|
森駅 |
12:21森に到着しました。
ここでお昼にしたいと思います。
|
いかめし |
森の名物はいかめしらしいので探しました。
駅前の柴田商店さんが売っているのですが、最初は駄菓子屋かと思ってスルーしてしまった。
小ぶりの烏賊の中にご飯を詰めて、甘く味付けしたものです。大きさは小さいですが、なかなか美味しい。ただ、森駅に来る機会がないんですよね。ちなみに、箸など必要か、そのまま喰え、というストロングスタイル。
長万部へ
出発時間が近づいて改札開始されました。北海道は列車本数の関係からか時間帯改札をとっているところが多いですよね。改札時に行き先を聞かれて、長万部と返すと、すごい丁寧に説明されました。
|
同一ホーム利用とは珍しい |
なるほど。同一ホームに13:44長万部行きと13:56函館行きがある。しかもどっちもキハ40ときた。自分が行く方向の列車に乗ればいいと思うけど、跨線橋で半周すると方向がわからなくなるのが方向音痴だからなあ。
13:43の函館行き北斗を見送ってから、私の乗る13:44長万部行き普通が発車します。
森から長万部は内浦湾の直ぐ側を走り続けます。特急でも停車駅間隔の長い区間です。私も乗客が少ないので海側のボックス席を占拠して海を眺めながら、寝落ちしました。日中でも乗客が少ないからこそできると言えます。観光客は特急使うし、地元民は車だからなあ。
|
長万部 |
14:57長万部に到着しました。
|
1日4本 |
さて、ここからは1日4本特急なしの区間になります。乗り継ぎも1時間40分ほどありますね。
長万部
特急優先ダイヤで乗り継ぎ時も間隔があいているのはローカル旅としてはやりやすいですが、1時間半もどうしようかってくらいなにもない。
喫茶店でもあればと思うが、駅にあるのは待合室と売店くらいである。
|
国道5号 |
海が近いし、海まで散策しに来てみました。海沿いを通る国道5号。さすがの一桁国道で整備状況がいい。この5号線はこのあと函館本線と同じで小樽方面に向かうけど、今は室蘭・苫小牧を経由する高速ができてることから、こっちのほうが主流なのでしょうね。
|
長万部川河口 |
たしか、黒松内やニセコは日本海側の水系だから、長万部川の流域はそれほど広くないはず。それにしても気温は8度くらいのはずなのに風が冷たい。
|
週5本のバス |
駅前のバス停の時刻表を見てみたら1日1本どころか週5本だった。もはや運ぶ気がない。
小樽までは簡単には行けぬ
16:38の函館本線下りの発車案内はなぜか倶知安行きとなってました。壁面に掲示してある時刻表でも小樽行きになっているんだけどな。
駅員に聞いてみると災害で倶知安から先の運転を見合わせているから、倶知安から代行バスを利用して欲しいとのことでした。
|
不通案内 |
なるほど、JR北海道のHPによると、代行バスで接続しているが、所要時間が列車よりもかかるので乗り継ぎは1本遅くなると見ておいたほうがいいらしい。小樽は散策しようかと思って若干の時間猶予を考えておいたので多分大丈夫かな。
|
H100系 |
ここからはキハ40に変わるH100です。最近流行のディーゼルエレクトリック方式です。JR北海道によると棒高跳び防止の為らしい。そういえば棒高跳びした列車がありましたね・・・
|
H100系内部 |
内部は至ってシンプルな近郊型です。なんというか、すごく普通。
16:38長万部を出発します。
|
二股付近 |
この路線は山登りです。4月でも北海道の山間部は雪が残ってます。
|
かにめし |
少し早いですが、倶知安からの代行バスがどんなバスかわからないので、買っておいた長万部の駅弁を食べます。このかにめしはたしか北斗でも食べることができたはず。
|
羊蹄山 |
陽が傾いてきて頃、右手に羊蹄山が見えてきました。こうしてみると結構な独立峰ですね。赤富士ならぬ赤羊蹄山です。
|
倶知安 |
18:13倶知安に到着しました。
駅員の案内で代行バスに乗り換えます。代行バスは4列シートの大型バスでした。これならバスで駅弁でも良かったなあ。以前、代行バスという名前の大型タクシーが来たことがあったのでちょっと警戒してしまいました。
18:22代行バスの余市行きに乗って倶知安を出発します。乗客は22人なので半分埋まってる感じですね。
|
余市 |
19:22余市に到着しました。
案内だと70分だったので10分早く着きましたね。
駅員の案内のままに余市駅のホームに停車中の列車に乗り換えます。
19:24余市出発
代行バスと接続しているみたいだけどこの列車はどういう扱いなんだろう。車内案内があって、19:14余市発の10分遅れだという。ということは、16:38長万部発の乗っていた列車と同じ扱いなのか。
|
小樽 |
19:50小樽に到着しました。
なんと回復運転で定刻通りに到着しました。JR北海道なかなかやるじゃん。
小樽散策
新千歳空港までの終電は20:55の江別行きです。1時間ほど時間があるのでちょっと散策してみましょう。
しかし、夜も更けてしまった時間なので運河くらいかな。小樽運河を目指して中央通りを進みます。
|
手宮線 |
途中で廃線になった手宮線と交差しました。手宮線は知っていましたが、運河と平行なんですね。もっと海に向かってまっすぐ通っていたものと思ってました。しかし、鉄路をそのままおいてあるのは珍しい。北京の脳筋祭のときによく盗まれなかったなあ。公園の手すりどころか運行中の鉄道からも盗んでいったのにね。そういえば、朝鮮の脳筋祭のときも盗まれまくってたな。日本の周辺には盗人しかいないんかい。
|
小樽運河 |
小樽運河に到着しました。時間が遅いせいかすごい空いている。ちなみに、開いてる店はない。こっちは欄干もあったのでまだはっきり写真が撮れました。
しばらく、運河を散策してましたが、写真を撮った中央橋から南がよく見る小樽運河って感じですね。
新千歳へ
20:30ごろ小樽駅に戻ってきました。40分ぐらい散策した感じですね。
20:40小樽出発。岩見沢行きです。札幌で乗り換えですね。
|
札幌駅 |
21:26札幌に到着しました。
夕飯が早かったのでお腹が空いてきました。駅のキオスクで夜食を調達します。
21:37札幌出発。新千歳空港行きです。終電一つ前に乗れました。
|
快速「エアポート」? |
なんか、快速「エアポート」っぽい。普通列車なんだけどな。
しかも、新千歳空港行きだというのにそこそこの乗車率です。この時間に空港行っても飛行機ないよ?
しかし、帰宅する地元の人だったみたいで、北広島、恵庭、千歳と降りていって最後は車両には私だけとなりました。
|
新千歳空港駅 |
22:27新千歳空港に到着しました。
折返しは快速「エアポート」になっていました。
エアターミナルホテル
新千歳空港のターミナルは23時で閉鎖されます。ベンチでの夜明かしもできません。ホテルの予約が取れてよかった。あやうく氷点下の北海道に放り出されるところでした。
|
出発到着案内 |
22:29なので到着便は羽田便の1つだけと思いきや、欠航でしたか。
|
出発階センタープラザ |
店も閉じてしまって誰もいない。
|
ホテル入口 |
ようやくホテルに到着しました。地味に10分程かかりました。
特にホテルの方向案内がなくて探してしまいました。出発階南のJAL側の端っこにありました。考えてみたら空港に来てまずホテルに向かう人はあまりいないですよね。案内が乏しくても仕方がない。
|
シングルルーム |
少々高いと思いましたが、なかなかの広さじゃないですか。この広さなら大型のスーツケースを広げても狭くないです。
|
客室からの眺め |
そして、飛行機がよく見える。ここの民用滑走路は南東にあるので、ホテルの正面が滑走路ですね。しかし、もうこの時間に飛ぶ飛行機はないかなあ。
|
夜食 |
札幌のキオスクで買った夜食をいただきましょう。北海道なのでやきそば弁当にしました。北海道限定のカップ焼きそばで湯切りしたお湯でスープが作れるのが特徴です。しかし、全部スープで使えればいいのですが、湯切りのお湯が余るので結局は流しが必要になるという微妙な残念さがあります。全部スープになる量だったら流しが不要になるのに・・・
2日目
NH50便で戻ります
5時に起床します。昨日に引き続き早い。飛行機は7:30なので早めに行動します。
|
ホテルの朝食 |
ホテルの朝食は定食形式になっていました。普段はバイキング形式のようです。提供は6:00からとなっています。ホテルの案内だと6:00~7:00は混み合うから避けてとのことでしたが、7:10には保安検査場が通れなくなります。やむを得ないです。6:00に会場に行きましたが、すごく空いてました。
|
ラウンジのコーヒー |
保安検査場は6:30からでした。出発ゲートはラウンジから近かったので時間までコーヒー飲みながら待ちます。ターミナルが東向きなので朝の時間は日が差し込んできて眩しい。
7:29新千歳空港を出発します。定刻は7:30なので、ほぼ定刻。
|
飛行機の朝食 |
プレミアムクラスが空いていたのでアップグレードポイントを使って普通席からアップグレードしました。昨年の修行でポイントが24ポイント付与されました。本当は海外旅行で使おうかと思ってましたが、世界はまだ支那人を克服できてないので仕方なく国内線で使います。国内線だと6回分ですね。
9:00羽田空港に到着しました。定刻は9:10だったので、やや早く着きましたね。
今回の旅はここまでとなります。
お土産
|
お土産 |
お土産は海産物中心になりますね。帆立干貝柱はとても美味しかったのでまた買ってきてしまった。美味しいけど結構高いんですよね。
費用
- 交通費
- JR 青春18切符 2,410円(1回分)
- ANA 19,850円
- 函館帝産バス
- 宿泊費
- 食費
- 1日目朝 2,200円
- 1日目昼 780円
- 1日目夜 1,180円
- その他 1,962円
- その他
計 47,061円
新たに追加された訪問地
さいごに
振り返ってみると、緊急事態宣言(武漢ウィルスによる)、温泉の営業時間短縮(武漢ウィルスによる)、然別~倶知安間の不通(雪解けによる)とトラブルの多かった旅となりました。ほとんど支那人のせいじゃないか・・・
しかし、北海道の美味しいものを食べ歩いたという感じの旅でもありました。特に雲丹のインパクトはすごかったです。今まで食べていたものは本当に何だったんだろうか。
東京は4月12日より三度武漢ウィルスに屈することになりました。無能都知事に振り回される日々も続きます。早く支那人を克服したいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿