朝7時前
羽田空港第3ターミナルにやってきました。実に4年ぶりの海外旅行になりますが、4年前の旅行もこの第3ターミナルでした。あの頃と今とでは本当に色々と変わってしまいました。隣国の航空会社は経営難で統合されるようですが、日本の航空会社はまだ何とか生き残ってくれています。
久しぶりの海外ということもあって昨夜はよく眠れない、ということもなくぐっすり眠れました。緊張がないというよりはこの旅行のために1日12時間労働+休日出勤だったので疲労の極致だったのかも。
羽田空港第3ターミナル |
出発案内 |
羽田空港カウンター |
羽田空港内でアプリをポチポチチェックインとな・・・
アプリ「書類が必要だよ。カメラで撮影してね」
あー、写真で確認するのか。これは事前にやっておく必要があったみたい。空港に到着しているのでカウンター言ったほうが早いです。
国際線デジタルチケットデビューは先送りになりました。
書類はANAの職員さんが念入りに確認してくれたので大丈夫でしょう。安心です。
ややっ。片方しかオープンしてないうえに25分待ちですと?
ステータスの優先レーンがないか見てみましたが見つからない。人手不足で休止中かな。あとで調べてみるとそもそもキャパシティ不足でスターアライアンスのゴールドトラックは羽田ではファーストクラスか航空会社の上位ステータスがないとだめらしい。私は由緒正しい平会員なんですよね。あっても使えなかったわ。
じゃあ、頑張って並びますか。時間もたっぷりあるので大丈夫でしょう。
ステータスの優先レーンがないか見てみましたが見つからない。人手不足で休止中かな。あとで調べてみるとそもそもキャパシティ不足でスターアライアンスのゴールドトラックは羽田ではファーストクラスか航空会社の上位ステータスがないとだめらしい。私は由緒正しい平会員なんですよね。あっても使えなかったわ。
保安検査場前 |
4年もあるといろいろ進化もするようで、航空券の確認が自動化、手荷物検査で電子機器を取り出さなくても検査可能に(これは地味にうれしいのでぜひ国内線も)、全身スキャンの導入となっていました。身体スキャンはロシアの空港の3Dスキャナーが一番すごいと思いましたが、平置きだと人型でとるべき体制がわかりやすいのがいいですよね。
一言も会話することもなく(相手もいなかったし)出国しました。通過タイムは25分という表示通りの結果になりました。地味に精度がすごい。
ANAラウンジ入口 |
さて、出発まで3時間もあります。ANAの国際線ラウンジを見てみます。実は少し楽しみだった。
ラウンジ食事 |
ANAラウンジ きつねうどん |
味のほうはふつう。高速道路のサービスエリアのうどんみたい。
フィリピンを抜けたあたりでパンがお替りされました。なんだろう。おやつかな?
ベッドわきのコンセントはマルチタイプです。これ日本でも見かけるようになりましたね。どのタイプのプラグでも刺さるのがとてもいいです。ロックがかからない点とすぐ燃えそうなのが不安ってだけですよね。つまりは家庭用としては使いたくない。
スーパーで買ってきたおやつを食べながら明日に備えます。
ドリンクのほうは国内線と変わらない感じです。フードエリアも広いとは言えないサイズです。
どうしても早めに到着しておく必要がある飛行機利用の空き時間に利用するにはかなり重宝しますが、免税店でショッピングするのとどちらがいいかと言われると難しいところです。
搭乗開始前に137番搭乗口までやってきました。今日は台風の影響が出て雨と風が強いのですが沖止めのようです。これは覚悟が必要そう。
待っていると放送で呼び出されました。搭乗口の係員を訪ねるとワクチン接種証明書を再度確認したいということでした。むむむ、不穏だな。緊張して係員さんの確認を待っていましたが、特に問題ないとのこと、良かったです。
10:37
ドアクローズしていよいよ出発です。
羽田からジャカルタはNH855便を利用します。機材は787-9で、153番スポットからの出発となりました。787は新しくて快適なのですが電波遮蔽度が高くてGPSの電波が受信できないのが難点です。携帯電話もかなり減衰するんですよね。
バスは屋根付きタラップに触れるほど隣接して止めていただいたので濡れずに済みました。これはありがたい。搭乗率は低くて3~4割といったところですが、風雨が強い中のバス移動だったので定刻よりも17分遅れの出発となりました。
隣席に人が来なかったのでドアクローズしたところでCAさんに聞いてみたところ、今日は空席なのでどうぞ窓側にということでした。セールのエコノミー席でしたが1列3席を独占できそうです。
名古屋付近で水平飛行に移ったので機内食のサーブが開始されました。
おつまみが提供されたのでビールを頼みます。飛行時間は7時間くらいですしね。飲んでも大丈夫でしょう。
ANA機内食 |
続いて機内食というところでしたが、台風の影響で揺れが激しくなって2列前で提供が一時中断してしまいました。揺れが収まって私のところまでやってきたのは沖縄を過ぎたあたりです。牛丼っぽいメニューを頼みました。飲み物は赤ワインにします。
味は無難においしいですね。
いい感じに酔っぱらったので搭乗率が低くて3席独占のシートを利用して足を延ばして寝るとします。ANAとしてはドル箱の客席が空いていて大変だとは思いますが、これすごい楽です。
フィリピン上空で再び揺れが激しくなってシートベルト着用が指示されました。もう今日はこんな感じなんですかね。
ANA軽食 |
赤道祭 |
マレーシア上空で赤道越えです。初めての南半球です。大航海時代は赤道を超えると船員に休息を与えて盛り上がったそうですが、確かにその気持ちがわかる。別に線が引かれているわけではないですが、なんか特別感があります。
スカルノハッタ国際空港 |
最後尾の席だったのでのんびり降機しました。
空港に到着したらまずやることがあります。それは電波を受信することです。これがないと割と死活問題なので重要です。念のためにスマホを再起動してバンドをフルスキャンします。KLという携帯電話会社の電波を拾いました。よし、3日間よろしくお願いします。
現地の電話会社の電波を拾うとスマホの時間帯が自動調整されて腕時計も同期されました。楽な時代になったなあ。これで入国審査でもネットの翻訳が使えるので言葉は安心です。
消火器の絵 |
まず、インドネシアでお出迎えしてくれたのはこの絵です。消火器なんだけど背景の絵が凝ってる。ここだけでなく、すべての消火器の背景がこんな感じになっていました。しかも全部違う絵です。
ようこそスカルノハッタ国際空港 |
おっと、写真映えするスポット発見。外国人だとこういうのがあると嬉しい。
同じ機に乗っていたアメリカ人も撮影してたので、離れた場所で別の写真を撮っていたのですが、向こうが気が付いたみたいで終わったのでどうぞと声をかけていただけました。なかなか親切な人だったです。
イミグレまで13分 |
しかし、めっさ歩くな・・・
13分先という案内が出現しました。1kmも先じゃん。めっさ遠いな。
武漢ウィルスの臨時検疫
通路の途中に臨時で作ったと思われる問診・検査スペースがありました。また、アプリのインストールを促す表示もあります。
いよいよか。そう覚悟したのですが、乗客の全員が素通り、なんならブースに係員すらいない。
どういうことだ・・・
入国審査
外国人列に並ぶと順にビザを持ってるか確認していました。
前にいた同乗していた日本人グループは持ってなかったようで、あそこでアライバルビザを買えと指さされていました。
私は電子ビザ持ってるもんね。
お前は持ってるのか。と聞かれたので、電子ビザがあると印刷したものを見せたら、「列が違う。お前は12番だ」と言われました。おっと、電子ビザは別の列でしたか。
順番が来て、「パスポート」「ビザ」「帰りのフライト予定」と渡していきます。係員が「搭乗券は?」というので、帰りの航空券のはずはないと思って往路便の搭乗券を渡すと「OK。しばし待て」と言われました。そして係員はスマホをいじり始める。そこにPCあるのになぜスマホといぶかしげに見てましたが、最近導入された電子ビザはPCでなくスマホで確認するようです。たしかに、バーコード読み取りも既に搭載されている端末だしなあ。
問題がなかったようでパスポートにシールを張ってくれました。
「完了(日本語)」と係員が言ってくれたので、
「テレマカシ(インドネシア語でありがとう)」と笑顔で返しました。
「サマサマ(インドネシア語でどういたしまして)」とくれたので通じたようです。
スカルノハッタ国際空港荷物受け取り |
今回、預けた荷物はないので素通りで税関に向かいます。
申請物はないのですが、書類はデジタルで申請済みです。用意していたQRコードを見せるとスキャナでスキャンしてOKでした。なんという手軽さ
無事に入国できたので次は現金の調達をします。
ATMでもいいのですが、カードを飲まれるリスクもあるのでレートが悪くてもとりあえず対面で両替してもらう。空港だとレートがさらに悪いのですが、FXするわけでもないので細かいところは気にしないようにします。
1万円を出すと、1,037,300インドネシアルピーで返ってきました。10万インドネシアルピーが束で返ってきたよ😓
鉄道駅まで46分 |
Google先生にホテルまでの案内をしてもらうといくつか候補が出たのですが、空港直結の鉄道とバスを乗り継ぐルートがよさそうです。
しかし、空港内の通路で鉄道駅まで46分の表示がありました。3kmを歩けというのはないんじゃなかろうか。
スカルノハッタ国際空港 第2ターミナル |
途中の第2ターミナルを見るとA&Wが見える。インドネシアにもあるんか。ちなみに翌日に第3ターミナルでも見つけました。
Soekaruno-Hatta Line |
空港直結の鉄道はスカルノハッタ・ラインとなっています。Google先生のナビだとBNI City駅まで行けばいいようです。
観光客丸出しで写真を撮りつつ地元民に先に行ってもらうと全員が券売機に吸い込まれました。よし、あれが券売機ですね。遠くから見るとクレカが使える端末とそうでない端末が2台ずつあるようです。クレカ用端末に人がいなくなった時を狙って操作します。
「行先:BNI City」よし
「人数:大人1人」よし
「時間:一番近い17:45発」よし
「電話番号:???」ん!?
何度見直しても電話番号を聞かれてます。う~ん。インドネシアの電話番号なんて持ってない。ワンチャン日本の電話番号でも行けるのか?
いったんキャンセルして、チケットオフィスを探すも無人。さて困ったな。
その辺に駅員が歩いてないだろうかと探してきて、BNI Cityまで行きたい。カードで払いたいと伝えると、券売機を操作してくれました。次は使えるように操作方法を見ておきます。時間と列車番号まではあってたみたい。
電話番号はどうするのか!?
0を連打してすべて0で埋めて承認する。わかるか!
電話番号トラップを超えると支払方法の選択になりクレカを選ぶとクレカ側端末の操作街になるので日本と同じようにカード挿入、PIN入力を行えばOKでした。
0連打は初見殺しですねえ。
スカルノハッタ国際空港からBNI Cityまで30,000IDRでした。
17:45
Manggarai行きの列車で出発です。
BNI City駅 |
18:29
BNI City駅に到着しました。
途中のDuriで進行方向が逆になりました。また、DuriからBNI Cityまでは警笛連打でした。踏切に人がいなくなるのか線路上に不法滞在する人がいるのか。
このスカルノハッタ・ラインは空港線専用でコミューター路線と同じ線路を通るものの途中駅をかなり端折る速達運転をします。値段も高くなく30分か1時間間隔で運行しています。立ち位置的にはNEXみたいなものなのかな。利用者があまり多くないのはなぜだろうか。
ジャカルタメトロ車内 |
次はGoogle先生によるとバスなのですが、同じ方向に地下鉄も走ってるようなので、地下鉄を1駅だけ使ってみることにします。
Dukuh Atas BNI駅から地下鉄M1に乗ります。シンボルカラーは赤で南北に走ってるので御堂筋線って思っておこう。
地元民を観察しているとジャカルタ御堂筋線に乗るには金属探知機と手荷物のX線検査が必要らしい。なかなか厳重だな。空港線にはなかったのに。そして地元民はICOCAタッチ・・・
いや、ICOCAではないと思うけど電子マネーっぽい。そんなの持ってないなあ。
さらに観察を進めると機械で操作してから進む人がたまにいました。ひょっとしてチャージ機か?
機械を見てみてもチャージ専用っぽい。カード自体の発行はどうするんだろうか。
離れたところに列車での禁止事項がかかれた案内を見つけたのでじっくり見てみると、Single Trip Ticketという1回券があるらしい。これを購入しよう。
周辺探索を進めるとSTTの券売機を発見しました。もちろん地元民は一人も利用していない。しかも1台しかない。どんだけ電子化が進んでいるんだ。インドネシアはすごいな。
でも、利用者がいないということはゆっくり操作できるというものです。
行先とSTTを選択すると小銭の投入口がオープンしました。札しか持ってないよ・・・
\(^o^)/
改札前でまごついていると手荷物検査の係員が声をかけてくれました。しかし、インドネシア語、さっぱりわからん。片言の英語で返すと、英語を話せる駅員と交代してくれました。すると英語が流暢すぎて今度は私がわからない。
なんとか行先とSTTが欲しい旨伝えると、先ほどの券売機を指さされる。いや、札しか持ってないんだと10万IDRでアピールするとわかってくれたようで有人カウンターを開けてくれました。
面倒な外国人相手にありがとうございます。
隣のBundaran HIまでが3000IDRでデポジットが6000IDRらしい。10IDR=1円くらいの感覚か?
地下鉄の車両自体は日本と何も変わらない。なんだったらホームドアも見慣れた感じである。調べてみると日本車輛製らしい。そりゃ見慣れてるのは当然か。
Selamat Datang Monument |
実はこのジャカルタ御堂筋線は未完成でBundaran HIまでしか開通していません。下車して地上に出るとモニュメントお出迎えしてくれました。何かはわからないけど、みんな写真撮ってるのできっと観光スポットなんでしょう。たぶん
インドネシアプラザ |
すぐそばにはインドネシアの名を冠するショッピングモール的な場所がありました。
時刻はもう19時を過ぎたところです。ここでご飯が食べられるかな。
入口はセキュリティがあって手荷物の検査が必要でした。なんて厳重な百貨店でしょうか。手荷物検査する百貨店とかロシアだけかと思っていました。
じゃあ、徒歩かな。時刻は20:30です。確実なほうを選びます。
歩いてホテルに向かうとなんか立派なホテルが見えてきました。
あれ?そんなに高くなかった気がするんだけどな。
20:50
チェックインしました。
smokingというので、私はタバコを吸わないよというと、今日は禁煙ルームは埋まってるということでした。フレーバースモークだけどそこでいいかいというので、別にいいよと返しました。今日の宿は5001号室になったようです。番号的に一番端かな。
さらに朝食の説明をしてくれます。頼んでなかったはずなのにな。その朝食はいくらなんだい?と聞いてみると、払う必要はない部屋代に含まれているよと返された。はて?まあいいか。
そしてフレーバースモークの匂いなのか香木を焚いたようなにおいがする。
101ホテル マルチタイプコンセント |
おやつ |
左から
甘そうな多分コーヒー:甘いコーヒーだった。甘いだけでなくクリーミーだった。
ひょっとしてチョコレート:同僚に毒見してもらうのでわからない。
どうみても食パンに見えないしょくぱん:明日食べる
ポテチ:まさかの海苔塩味。完璧に海苔塩味だった。
推定甘い炭酸:甘い紅茶だった。持った時の感触から炭酸の線はあきらめたが紅茶だった。
ブロッコリーの絵が入った何か:ベリーの味が強い飲むヨーグルトだった。ブロッコリー感がなくて残念。でもおいしかった。
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