はじめに
ANAのタイムセールで鹿児島行きを買えました。そろそろ鹿児島の離島も攻略して行きたいところです。
西南諸島の鹿児島県エリアもかなり島の数が多いです。というか、沖縄本島より北は全部鹿児島県です。これは太平洋戦争後に沖縄本島以南が米軍管轄になったのでそれ以外を全部鹿児島県に入れたためです。沖縄県に戻したりとかしないのかな。
西南諸島鹿児島県エリア最初の訪問地は種子島にしました。種子島といえばロケット発症場があることで有名ですね。ロケットの発射は自転速度を活用できる赤道直下が最も効率が良くなります。日本だとできるだけ南で本州から資材の輸送が容易で発射方向である東に障害物がないという点で選ばれた経緯があります。見学できるといいなあ。
旅程
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旅程(全体) |
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旅程(鹿児島拡大) |
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旅程(種子島拡大) |
1日目
NH619
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羽田空港第2ターミナル |
始発を乗り継いで羽田空港にやってきました。
6:42
68番スポットを離れてRWY05から離陸しました。
定刻通りですね。
8:40
鹿児島空港は霧島市にあり鹿児島市からは離れています。その上、鉄道駅からも離れているので移動はバスになります。バスしか利用できない空港は面倒だと思う。
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鹿児島空港 |
定刻通りに鹿児島空港のRWY34に着陸して6番スポットに到着しました。
鹿児島空港は1月以来かな。懐かしい。
鹿児島市内観光
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エアポートリムジン |
鹿児島市内と空港を結ぶ路線はドル箱路線のようで、鹿児島交通と南国交通が交互に運行しています。
写真のこれは鹿児島交通の方です。混んでたので1本見送って次の南国交通に乗ります。
9:15
定刻で南国交通のエアポートリムジンが出発しました。
南国交通の方はTouch決済が使えるので便利です。
ちょい遅れましたが鹿児島中央駅に到着しました。1時間かからないだけ広島や大分よりはマシなのか。
のんびり散策しながら天文館経由で港に向かうことにしました。
ナポリ通りを進んでいくと趣のある橋が見えたのでコースを変更
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二つ家 |
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甲突川歴史ロード |
まあ仕方ない。鹿児島薩摩といえば明治維新の立役者、そして有能な人間はほぼ維新前後で死去してしまって汚職と迷走した黒歴史があるからなあ。
ナポリ通りからパース通りを通り天文館むじゃき本店にきました。
鹿児島には何度も来ていますが、むじゃきは初めてです。開店と同時に入店したので並ばずに入れました。
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天文館むじゃき |
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天文館むじゃき 白熊 |
初めてなので基本の白熊のレギュラーを頼みました。
一見すると特盛ですが、押し固めてないかき氷なので美味しく頂けます。しかし、流石に12月のかき氷なので最後の方は寒くなってきました。20度の暖かい日ですが12月はかき氷の季節じゃなかったか。
お昼は温かいものにしましょう。
我流風さんでラーメンにしました。熱々の油が浮いています。
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鹿児島ラーメン 我流風 |
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我流風 炙り焼豚ラーメン |
熱々こってりのラーメンで温まります。
お昼食べていたら雨が降ってきちゃいました。少し早いですが港に向かいます。
冷たい氷水に熱々の油を注ぐとどうなるか。旅先だというのにお腹壊しました・・・
種子屋久高速船
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鹿児島港南埠頭 |
港まで市電が通っていればいいのですが、残念ながら最寄りはいづろ通電停でそこから800m離れています。沖縄の離島ターミナルもゆいレールから離れているし、離島ターミナルは離れたところ作らないければならない法則でもあるんかいな。
ほぼ定刻通りで鹿児島港を出発します。船はトッピー7という名称が付けられていました。
乗るまでは普通の高速船かと思ってましたが、水中翼船のB929ですね。神津島行きではのり残ってしまいましたが、ここでも運航していたようです。
艇走時と翼走時で急速な加減速があるのかと思ってましたが、シームレスに移行できるようです。時速80kmという船としては高速で進みます。
ところが、僚船トラブルの救援で指宿港に臨時入港しました。僚船が故障したので指宿港からの乗客を僚船の代わりに運びます。トッピー7は製造1979年で44年使われています。いつ壊れてもおかしくなさそう。運航中のB929としては最古参です。
定刻の15分遅れで種子島の西之表港に到着しました。早くて快適ですね。運賃が高いのがちょっと難点かな。飛行機と変わらないくらいの運賃がかかりました。
3日間の拠点となるのはホテルニュー種子島です。
洋室もあるのですが、喫煙ながら和室を予約することができました。喫煙室なだけあって灰皿は置かれていますが、タバコを吸う人は少ないようで全くタバコの匂いはしません。
ニューたね
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ホテルニュー種子島 |
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ホテルニュー種子島 和室 |
地元の人は種子島を「たね」と呼ぶことが多いようで、このホテルも「ニューたね」と呼んでいました。
晩御飯は近くの居酒屋粋さんに行きました。
お通しはざこの生姜煮です。薄味の煮付けくらいかな。
今日は刺し身がおすすめということでそちらも頼みました。
ざこの天ぷらも注文しました。まるごと食べられて美味しいです。
最後に餃子を頼もうとしたら、今日はないということだったのでした。焼酎に合うのはこれということで砂肝を頂きます。
焼酎は島の芋で甘露です。なかなか濃い目の水割りでしっかりと味が伝わってきます。
粋
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居酒屋粋 |
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ざこの生姜煮 |
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刺身盛り合わせ |
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ざこの天ぷら |
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砂肝 |
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甘露 |
ビールと水割り2杯を頂いてすっかり酔っ払ってしまいました。
しかし、公共交通機関で向かうには不便な場所にあるので日産レンタカーでマーチを借りてきました。いつもはトヨタレンタカーなのですが、なぜかWebから予約ができなかった。
敷地内に大きなH2ロケットの実物大模型があります。
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H2 |
このサイズで重量の殆どは燃料だからなあ。
午後の施設案内の際にオレンジ色は吹き付けた断熱材の色らしい。つまり、オレンジ色の部分は燃料タンクそのものということです。筒の中に燃料タンクがあるのかと思ったら筒自体が燃料タンクとは恐れ入った。
博物館は9時半から開いています。施設見学ツアーでしか見れない場所があるようなので早速ツアーに申し込みます。土日は午前中のツアーはなく午後に2回あるということでした。午後1回目のツアーに申し込みできたので午前中はゆっくり博物館を見学してよう。
博物館はロケットや人工衛星の模型の展示と説明という感じです。概要はだいたい知ってるな。
LE-5とLE-7エンジンは有名ですが、こうしてみると結構違いがありますね。
午後の施設案内の際にオレンジ色は吹き付けた断熱材の色らしい。つまり、オレンジ色の部分は燃料タンクそのものということです。筒の中に燃料タンクがあるのかと思ったら筒自体が燃料タンクとは恐れ入った。
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宇宙科学技術館 |
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LE-5 |
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LE-7 |
今は更に効率的で部品点数が少ないH3用のLE-9を開発中らしい。この前壊れてましたしね。頑張ってほしいところです。
ところで、H2は純国産ロケットで有名ですが、H3は純国産ではないらしい。欧米のロケットと共通化したのかと思ってたら、ロケット用ではない部品も使用してコストを下げているらしい。ロケットも一品物でない時代が来たんですね。宇宙が近場の日も近いのかもしれない。
お昼はJAXAの食堂が部外者も利用可能なようでそこで済ますつもりでしたが、土日は営業してませんでした。やはり基本的に職員用みたいです。
おかざき商店
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おかざき商店 |
最寄りの食事できる場所を検索したら少し戻ったところにラーメン屋があるようなのでそこにしました。
ラーメン屋だよね?なんか普通の雑貨屋みたいな雰囲気です。
なかなかラーメンの種類が豊富で醤油・味噌・豚骨・塩と揃っています。そして同じ流れで「島」がありました。島?
午後はツアーに参加します。
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島黒ラーメン |
よくわからない島ラーメンを頼みました。豚骨にマー油かな。熊本のラーメンみたいな感じです。とても美味しい。
施設案内ツアー
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ツアーバス |
今日のツアーは展望所とH2のガレージと指令塔の3箇所です。展望所は射点のかわりかな。少し残念ですが、昨夜に来月打ち上げの48号機が運び込まれたことも影響しているのかもしれない。
事故時の安全確保かと思っていましたが、事故が生じなくても3km以内は120デシベル以上の衝撃波がくるのが理由みたい。
保管されている本物のロケットです。高価なもので使い切りのロケットがなぜあるのかというと、打ち上げが幻に終わったH2の7号機だからのです。8号機がエンジン故障で太平洋に落下して、原因究明のために3000m超の深海からロケットをサルベージしたのは有名ですね。回収不可能になることが普通ですが、不可能を可能にした結果として想定外の原因が発覚してH2aの高い打ち上げ成功率に繋がりました。
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H2 7号機 |
この後は指令所見学だったのですが、流石に保安上の問題で写真禁止でした。よく中継には出るのですが、今は報道関係者も締め出しでリモートのカメラだけとなっているようです。だいぶ広角のレンズを使ってるらしくて実際に部屋は結構狭い。液晶パネルとキーボードがあれば十分なので広いスペースはいらないんだとか。
門倉岬
ロケットを十分に見たので寄り道しながら帰りましょうか。西之表までは結構遠くて車で1時間位はかかります。
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種子島 |
種子島の有名な技術として火縄銃があります。
火縄銃の技術が流れついた地である門倉岬に寄りました。
ポルトガル船をもした展望台もありますね
ツアーのときにロケットを運搬する道は信号機が折り畳めるようになっていて看板の位置も高いんですよ。と聞いたが
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門倉岬 |
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屋久島 |
展望台から西を見ると崖が見える。位置関係から屋久島らしい。
洋上のアルプスとは言いますが、確かにそびえ立つ感じですね。屋久島は縄文杉を見てみたいけど、なかなかアクセスが難しい場所でもあります。会社員だと日数のかかる旅程は組みにくいんですよね。
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南種子町上中交差点 |
タシカニ
この道を時速4kmで運ぶのか。大きくて重いのはわかるけど、これから秒速8kmですっ飛んでいくロケットをゆっくり運ぶのもなかなかシュールです。
流石にだいぶ酔っ払いました。ホテルにまっすぐ帰ることにします。
20:20
港に来ると防波堤に波が打ち付けている。
一様2階建てなのですが、2回は天井裏という感じでした。
ロケット2が入港してきました。
よかった。これで帰れる。
14:04
西之表港を出港しました。
条件付き運航ですが、まあ、途中で種子島に戻ることはないでしょう。
定刻から16分遅れで鹿児島港に到着しました。
流石にかなり揺れました。
でも、無事に帰れました。種子屋久高速船ありがとう。
駅前のバスターミナルの地下に屋台街があったのでそこのお店にしました。
かごっま屋台村
港から空港には直行するバスがあるのでこれを利用するほうが楽なのですが、鹿児島空港のレストランは何度か利用している。
今日は鹿児島中央駅周辺でなにか探してみよう。
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やきとん |
美味しいですが、これで1850円となかなかのお値段。
18:03
南国交通バスで空港に向けて出発
18:48
定刻の8分遅れで空港に到着しました。
特に渋滞してなかったような感じですが、バスは定時運行難しいですよね。
6J80
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鹿児島空港7番ゲート |
帰りの飛行機はソラシドエアです。
ANAのタイムセールで購入した関係からか座席指定ができなくて3列席の中央になってしまった。チェックイン可能になって開放された座席を確認したのですが、窓側も通路側ももう残ってなかったです。うーん、海外の航空会社みたいだなあ。
機材はB737-86Nです。鹿児島空港の7番スポットからの出発でRWY34を使っての離陸となりました。
21:50
機材はB737-86Nです。鹿児島空港の7番スポットからの出発でRWY34を使っての離陸となりました。
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JA810X |
ちなみに京急が事故で逝っとけダイヤになってた。頑張って帰ろう。
お土産は宇宙センターで宇宙食をたくさん買ってきた。
計 91,363円
お土産
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お土産 |
費用
- 交通費
- ANA
- 羽田空港→鹿児島空港 10,270円
- 鹿児島空港→羽田空港 10,370円
- SKYコイン ▲1,000円
- 日産レンタカー
- 9時間13分 136km 8,250円
- ガソリン 6.31L 1,212円 (21.55km/L)
- 種子屋久高速船
- 鹿児島↔種子島 18,800円
- 南国交通
- 鹿児島空港→鹿児島中央駅 1,400円
- 鹿児島中央駅→鹿児島空港 1,400円
- 宿泊費
- 1日目~2日目 15,400円
- 食費
- 1日目昼 1,100円
- 1日目夜 4,530円
- 2日目朝 345円
- 2日目昼 900円
- 2日目夜 4,550円
- 3日目朝 589円
- 3日目昼 1,200円
- 3日目夜 3,870円
- その他 1,288円
- その他
- お土産 6,319円
- 鉄砲館・月窓亭共通観覧 570円
計 91,363円
新たに追加された訪問地
- 鹿児島県
- 西之表市
- 熊毛郡
- 中種子町
- 南種子町
あと83市町村
さいごに
今回はANAのタイムセールを利用して種子島まで足を伸ばしてみました。エンジニアとして宇宙技術はなかなか興味深かったです。種子島へは水中翼船を初めて利用しました。早くてとても快適だったのですが、いかんせん運賃が高い。羽田空港から鹿児島空港と鹿児島空港から種子島がほぼ同額とかちょっと高すぎです。
種子島の隣には屋久島があります。次はこちらに訪問してみたいですね。
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